鞍馬寺

寺院

豊かな自然のなかで空と大地のパワーを授かる

古来、霊験あらたかな山として信仰され、京都を守護する尊天を祀る鞍馬寺。多くの修験者が修行をした地であり、牛若丸(源義経)の伝承にまつわる遺跡も多い。本殿前から望む美しい山並みも必見だ。

江戸時代、鞍馬寺周辺は京都と若狭を結ぶ街道沿いの門前町として賑わった 江戸時代、鞍馬寺周辺は京都と若狭を結ぶ街道沿いの門前町として賑わった

レトロな駅舎から始まる浄域への旅

叡山電鉄鞍馬線の終着となる鞍馬駅は、鞍馬寺の玄関口。駅舎は木造でぬくもりあるたたずまいだ。駅前広場では、赤い顔をしたりりしい大天狗(おおてんぐ)のモニュメントが出迎えてくれる。和菓子や木の芽煮などのお土産店が並ぶ道を進んだ先で待ち構えるのは鞍馬寺の仁王門。ここにある受付所で入山するための愛山費を納めよう。仁王門から本殿へは歩いて約30分。由岐(ゆき)神社を経由し、折れ曲がって続く「九十九折(つづらお)り」と呼ばれる参道を登れば、山上の開けた場所に本殿金堂が現れる。仁王門からケーブルカー(有料)に乗れば、約2分で多宝塔駅に到着し、そこから約300mのゆるやかな坂道と155段の石段を上がると本殿だ。

清少納言が『枕草子』のなかで「近うて遠きもの」として挙げた、九十九折りの参道 清少納言が『枕草子』のなかで「近うて遠きもの」として挙げた、九十九折りの参道

1200有余年の歴史を紡いできた古寺

鞍馬弘教(くらまこうきょう)総本山の鞍馬寺は、770年(宝亀元)、唐招提寺(奈良)の鑑真和上の弟子の鑑禎(がんちょう)上人が毘沙門天を祀ったことに始まるという。のちに藤原伊勢人(ふじわらのいせんど)が堂宇を建立し、平安京の北方を守護する道場となったという。長く天台宗に属していたが、1947年(昭和22)に鞍馬弘教が開かれてから総本山となった。千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊を三身一体とした尊天を祀り、通常は秘仏で60年に一度の丙寅(ひのえとら)の年にのみ扉が開かれる。本殿前の広々とした石畳は、密教の星曼荼羅(ほしまんだら)を模した「金剛床」で、中心に立ち祈願する人も多い。

山腹に建つ本殿。ここまでくると空が近く感じる 山腹に建つ本殿。ここまでくると空が近く感じる

金剛床は人と宇宙の一体化を表すという 金剛床は人と宇宙の一体化を表すという

京の街を見据える頼もしい毘沙門天

本殿でのお参りのあとは鞍馬山博物館の霊宝殿(有料)も訪れたい。3階建ての堅牢な建物の1階と2階には、寺宝や山の自然の標本などの展示がある。3階は仏像奉安室となり、毘沙門天三尊像(国宝)や定慶(じょうけい)作の聖観音菩薩像などが安置されている。左手を額にかざした毘沙門天は平安時代前期のものとされ、その姿はまるで京都の街を山の上から見守っているかのよう。境内の像や絵馬などに虎の姿が多く見られるのは、毘沙門天のお使いが虎とされているから。このあと牛若丸ゆかりの地や奥の院魔王殿へ参拝する場合は、霊宝殿を出て右に進んだ先の奥の院参道を進もう。魔王殿までは徒歩約35分だ。

本殿前には毘沙門天のお使いとされる虎が鎮座する 本殿前には毘沙門天のお使いとされる虎が鎮座する

木の根道をたどり奥の院魔王殿へ

鞍馬寺に預けられた牛若丸は、天狗を相手に修行に励んだという伝説があり、ゆかりの遺跡が点在する。「屏風坂の地蔵堂」の先の「背くらべ石」は、奥州に向かう牛若丸が名残を惜しんで背丈を比べたという。左手の道をたどると、木の根が露出して独特の模様を作る「木の根道」だ。「不動堂」や「義経堂」を経た先に見えてくるのが「奥の院魔王殿」。護法魔王尊が650万年前に金星から舞い降りたとされる。魔王殿からは急な下り坂となり、川の水音が聞こえ始めたら貴船が近い。奥の院参道入り口から貴船までは約50分。歩きやすい靴と服装で時間に余裕をもって出かけたい。山道のひとり歩きは明るい時間帯にしよう。

この辺りには硬い岩盤があり、地中深くに根が伸びないそうだ この辺りには硬い岩盤があり、地中深くに根が伸びないそうだ

源義経は遮那王(しゃなおう)と名乗って10年余り鞍馬山で修行を重ねたそう 源義経は遮那王(しゃなおう)と名乗って10年余り鞍馬山で修行を重ねたそう

スポット詳細

住所
京都府京都市左京区鞍馬本町1074
電話番号
0757412003
時間
9:00-16:15
休業日
[霊宝殿]月(祝の場合は翌日)
料金
【愛山費】
[高校生以上]300円

【霊宝殿】
[大人]200円
[小中生]100円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 京都北部のパワースポット
    2.0 投稿日:2021.01.08
    叡山電鉄が一部不通だったので市原でバスに乗り換えて行きました。ケーブルカーで上がり、鞍馬寺から魔王殿、貴船神社のルートを歩きましたが、かなりきつかったです!日頃の超運動不足もあって、筋肉痛が1週間以上治りませんでした(焦)年末だったのであまり混雑はしていませんでしたが、すれ違う人は結構いました。パワースポットと聞いて初めて行きましたが、私とは合わなかったみたいで残念でした。
  • 義経、天狗、御神木の霊気を取り込めるナイススポット‼‼‼‼
    4.0 投稿日:2020.11.08
    鞍馬寺と言えば天狗です!天狗は修験者=山伏ですから山中で心身の修行を重ね悟りを開くのですが、どういうわけか悪さをする事もあります。鞍馬山の天狗は牛若丸=遮那王に兵法を授けた優れ者です。鞍馬寺から貴船神社へ抜ける山道には天狗と牛若丸に纏わる史跡が見聞できます。ハイキング、トラッキング愛好家にもお勧めです。山中のマイナスイオンを体全体で受け止めて英気を養いましょう。11月は特に紅葉シーズンです。真っ赤...
  • Good
    4.0 投稿日:2020.08.26
    7月の大雨で色々と規制があるので、事前に十分調べておいた方が良いと思います。叡山電鉄も一部不通になってます。

TripAdvisorクチコミ評価

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