東福寺

寺院

東山の大禅刹に京都最大の伽藍群が並び建つ

紅葉の名所として名を馳せ、京都五山のひとつにも名をつらねる東福寺。室町時代に建立された国宝の三門、重厚な伽藍の数々や名庭「八相の庭」、さらには麗しい景色の渓谷など見どころにあふれた名刹を訪ねよう。

臥雲橋から望む通天橋と渓谷のカエデ 臥雲橋から望む通天橋と渓谷のカエデ

渓谷美を見下ろす臥雲橋を渡って

最寄り駅はJR奈良線、あるいは京阪電鉄本線の東福寺駅で、南へ歩いて10分ほど。駅を出て九条通の陸橋をくぐってまっすぐ進み、交番を左に折れると北大門が現れる。立ち並ぶ塔頭(たっちゅう)寺院の門前を歩いて道なりにゆけば、見えてくるのは屋根付きの木造橋。境内を流れる三ノ橋川に架かる東福寺三名橋のひとつ、臥雲橋(がうんきょう)だ。ここから眺める渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)のカエデがたいへん見事で、ふだんは地元の人たちがゆるり散歩する静かな場所だが、秋ともなれば紅葉を愛でる大勢の観光客で賑わうスポットになる。臥雲橋の先にある日下門(にっかもん)をくぐり先へ進むと、威風堂々とした伽藍(がらん)が待ち構えている。

圧倒的なスケールを誇る三門。ぐるりと回ってさまざまな角度から見てみよう 圧倒的なスケールを誇る三門。ぐるりと回ってさまざまな角度から見てみよう

藤原氏隆盛の時代をしのぶ伽藍の数々

慧日山(えにちざん)東福寺は、臨済宗東福寺派の大本山。鎌倉時代、摂関家の藤原(九條)道家が一族の菩提寺として創建し、奈良の東大寺の規模と興福寺の教学にあやかり、「東」と「福」の一字ずつを取って東福寺と名づけられた。1236年(嘉禎2)から19年もの歳月をかけて巨大な堂宇が造営されたというが、完成を見ずして道家はこの世を去った。いくたびかの焼失と再建の歴史を経て、今も中世の禅宗建築を遺している。南北約1kmにも及ぶ広大な寺域には、三門(国宝)をはじめ、方丈、本堂(法堂兼仏殿)、禅堂、東司(とうす)などがゆったりと立ち並び、さらには25にも及ぶ塔頭(たっちゅう)寺院が点在する禅宗の古刹だ。

境内の中心に建つ本堂。重層入母屋造の大建築だ 境内の中心に建つ本堂。重層入母屋造の大建築だ

重森三玲が庭園に描いた釈迦の生涯

広々とした境内は自由に巡ることができるが、本坊庭園(方丈)と通天橋・開山堂は有料となっている。1890年(明治23)に再建された方丈には、昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)が手がけた4つの庭が東西南北に配されている。完成は1939年(昭和14)、「八相(はっそう)の庭」と称され、釈迦が生涯に経た8つの重要な出来事にちなむという。東庭には7つの柱石を北斗七星に見立てた「北斗の庭」、いちばん広い南庭は東西に長く、白砂と巨石で海に浮かぶ島々を表している。庭園それぞれに趣が異なり、鎌倉時代の質実剛健さを基に抽象的に構成された興味深い意匠になっている。また、ほかの塔頭寺院の庭と比べてみるのもおもしろい。

重森三玲が作庭した庭園は、塔頭の光明院や芬陀院でも鑑賞することができる 重森三玲が作庭した庭園は、塔頭の光明院や芬陀院でも鑑賞することができる

堂宇にも奥深い禅の世界を垣間見て

本尊の釈迦三尊像を安置する本堂は1934年(昭和9)の再建で、天井の「蒼龍図」は日本画家・堂本印象(どうもといんしょう)がわずか17日間で描き上げたというもの。通常は外からの拝観となる。本堂の南にそびえる三門は室町時代初期の再建となり、現存最古にして最大そして優美だ。4隅に添えられた柱は「太閤柱」と呼ばれ、天正の大地震の際に豊臣秀吉の命により補強修理したという。山門西側にある東司(とうす)はお手洗いのことで、日本最古で室町時代前期の建立とされる。一日のすべてが修行という禅僧においては、お手洗いを使うにも厳しい作法があったのだとか。ほかにも見どころは多く、時間をたっぷりとって通常公開の塔頭なども拝観しながら巡りたい。

東司は外から内部を見ることができる 東司は外から内部を見ることができる

通天橋の眼下にはカエデの木々が広がり、紅葉シーズンは京都を代表する絶景地となる 通天橋の眼下にはカエデの木々が広がり、紅葉シーズンは京都を代表する絶景地となる

新緑が眩しい初夏の参拝もおすすめだ 新緑が眩しい初夏の参拝もおすすめだ

スポット詳細

住所
京都府京都市東山区本町15-778
電話番号
0755610087
時間
[4-10月]9:00-16:00
[11-12月初旬]8:30-16:00
[12月初旬-3月]9:00-15:30
料金
【通常期拝観料】
[本坊庭園]大人500円、小人300円
[通天橋]大人600円、小人300円
[本坊・通天橋(共通)]大人1,000円、小人500円

【秋季拝観料(11/10-11/30)】
[本坊庭園]大人500円、小人300円
[通天橋]大人1,000円、小人300円
[本坊・通天橋(共通)]設定なし

※小人は小中学生です。
※団体料金の設定はございません。
駐車場
あり
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 青紅葉
    5.0 投稿日:2021.06.05
    大雨の中、初めて東福寺へ。美しい青紅葉、人影がなくひっそりと鑑賞いたしました。秋の紅葉も気になりますが、ゆっくり過ごせるこの時期もおススメです。
  • 通天橋が素敵
    5.0 投稿日:2021.05.06
    最寄り駅からは、緩やかな登坂で、結構距離があります。方丈の石庭は爽やかな風が通り、良い気持ちです。名物の通天橋は、新緑の季節で、林の上に掛かる橋が良い雰囲気です。
  • 新緑が眩しい
    5.0 投稿日:2021.04.14
    2000本の楓の新緑が1番眩しい季節でした。秋も良さそうですが、またこの季節に行きたいです。コロナ禍ということもあり、貸し切り状態で贅沢な時間を過ごしました。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          伏見稲荷周辺エリアのおすすめスポット

          京都府のその他のエリア

          + -
          back
          open

          周辺のスポット

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました