長崎県立西海橋公園
日本初の海峡横断橋を有する観光公園。うず潮と桜も魅力
陸の孤島をつないだアーチ橋「西海橋」
東西に延びる針尾瀬戸は伊ノ浦瀬戸ともと呼ばれる。北側は佐世保市、南側は西海市だ。瀬戸に架かる2本の橋のうち東にあるのが西海橋。産業の振興や開発を目的に、長い間、陸の孤島であった西彼杵(にしそのぎ)半島と佐世保市を陸路で結んできた。1955年(昭和30)の完成当時は、固定のアーチ橋としては世界で3番目の長さを誇り、東洋一と評されたという。日本初の海峡横断橋であり、技術も卓越しているとして2020年(令和2)、国の重要文化財に指定された。
第二西海橋とも呼ばれる「新西海橋」
新西海橋は、2006年(平成18)に開通した長さ300mのアーチ橋。西海橋の西270mに位置し、西海パールライン有料道路の一部になっている。地元では建設時の仮称であった「第二西海橋」と呼ばれることが多い。橋の下には、潮の速さで有名な針尾瀬戸が流れ、車道の下に付けられた遊歩道からのうず潮見学が人気。橋から北西方向の対岸には巨大なコンクリート製の塔が3本見えるが、これは1922年(大正11) に軍事目的で建てられた針尾送信所の無線塔。ここから真珠湾攻撃を指令する暗号「ニイタカヤマノボレ1208」を発信したとされ(異説あり)、国の重要文化財に指定されている。
新西海橋の遊歩道からうず潮を見よう
西海橋公園には、新西海橋の両側のたもとに駐車場が整備されている。ここに車を置き、新西海橋の車道の下に付けられた遊歩道を歩いてみよう。遊歩道からは見晴らしも良く、針尾瀬戸(伊ノ浦瀬戸)と西海橋、潮見公園、佐世保湾に浮かぶ小さな弁天島、針尾送信所無線塔などを見渡せる。もちろん、うず潮もより身近に感じることができるスポットだ。潮の干満差が大きいときに最もダイナミックなうず潮が現れるので、できれば大潮の日を狙って訪れるといい。
遊具やレジャー施設も豊富
西海橋公園は総面積36万8000平方メートルあり、南の西海市側にはアスレチック広場をはじめとしてソフトボール場、ちびっこ広場、海浜広場、シンボル広場、ソリゲレンデ、ローラーすべり台などがそろっている。特に休日はさまざまなレクリエーションを楽しむ家族連れで賑やかだ。展望台は橋の両側に3か所設置されている。また、毎年春と秋には「西海橋うず潮祭り」が開催されている。特に春は、ときを同じくして園内にある約1000本の桜も満開となるため、うず潮と満開の桜が見事に調和する風景を見ようと大勢の人が訪れる。
スポット詳細
- 住所
- 長崎県佐世保市針尾東町2678 地図
- 電話番号
- 0956582004
- 時間
- 常時開放
- 休業日
- 12/31、1/1
- 駐車場
- あり(420台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 60-120分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 針尾瀬戸の絶景
- 針尾瀬戸を挟んで西海市と佐世保市の両側にまたがる公園です。西海橋には歩道があり、新西海橋には車道の下に遊歩道があるほか、展望台もあるので、針尾瀬戸の絶景を楽しむことができます。無料駐車場やカフェもあるので便利です。
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- 渦潮見られます
- バスで行きました。バスは一時間に一本位なので時間に注意してください。新西海橋に歩行者用橋がああります。ここから西海橋が見られます。西海橋も歩けますが、車がビュンビュン通っているので気を付けて下さい。周りにコーヒーショップなどなくて不便ですね。渦潮はできたりなくなったり短時間で変化するので注意して見てください。
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- 2本の橋と渦潮の絵になる景色
- 西海橋、新西海橋、うずしお、そして新緑の木々が全て視界に収まる西海橋公園からの景色は素晴らしかったです。季節を変えて再訪したいです。
TripAdvisorクチコミ評価
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