長崎

西海・東彼杵

SAIKAI / HIGASHISONOGI

美しい海の景色と豊かな自然に恵まれた大村湾の北側地域

長崎県のほぼ中央部に位置する東彼杵(ひがしそのぎ)郡は、東彼杵町、川棚町、波佐見町の3町からなる。山々に囲まれた東彼杵町はほとんどが山林に覆われ、平野部は少なく棚田が発達。茶の栽培が盛んで長崎一の生産量を誇る。大浦湾に接し、駅のホームから海を一望できる千綿駅が大人気だ。日本一駅と海が近い駅として知られ、レトロな駅舎が印象的で、1993年(平成5)の改築の際も昭和の懐かしい雰囲気はそのまま残し現在の姿となった。また、東彼杵郡北部に位置し江戸時代初期から続く波佐見焼で知られる波佐見町では、2001年(平成13)に窯元の福光製陶所が廃業。のちにレトロな雰囲気を残して「西の原」としてリノベーションされ、カフェや雑貨店のほかにも個性的な店が点在し、近年はおしゃれな人が集まる場所として話題になっている。一部の建物は国の有形文化財と県のまちづくり景観資産に指定されている。一方、西彼杵半島の北部に位置する西海市は、三方を海に面し入り組んだ海岸線をもつ自然豊かな地。人工物と自然が織りなす雄大な景色を眺められる西海橋公園や、かわいい動物と触れ合える長崎バイオパークなどの見どころがある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    西海橋公園
    日本初の海峡横断橋を有する観光公園。うず潮と桜も魅力
    大村湾と佐世保湾をつなぐ海峡、針尾瀬戸の両側にまたがる県立公園。狭く流れの速い海峡に発生するうず潮と、2本の橋が見どころ。園内には展望台ほか各種レジャー施設が整備されており、春は花見スポットとして人気。
    南側の展望台から見た針尾瀬戸と大村湾。右が西海橋(国道202号)、左が新西海橋(西海パールライン)
  • spot 02
    長崎バイオパーク
    遊んで、学んで、触れ合える動植物園
    人と自然との調和をテーマとした動植物園。30万平方メートルの敷地内に約200種2000点の動物と約1000種の植物が展示されている。最大の楽しみが、放し飼いの動物たちとの触れ合い。汚れてもいい服装で行き、思い切り楽しもう。
    およそ20頭のラマたちが暮らす「アンデス広場とラマの岩山」。時折ミーアキャットも姿を見せる
  • spot 03
    音浴博物館
    貴重な音源を貴重な機器で再生することのできる音の博物館
    西海市大瀬戸町の山奥にぽつんと建つ昭和レトロな博物館。約16万枚のレコードなどが聴き放題で、味わい深いアナログの音にどっぷりと浸ることができる。蓄音機やジュークボックスなど再生機器のコレクションも必見。
    音楽好きならわざわざ山奥まで足を延ばす価値がある。軽食を用意して行くといい
  • spot 04
    千綿駅
    JRのポスターにも採用された、海に面した絶景駅
    長崎県の中央部にあるとても小さな鉄道駅・千綿(ちわた)駅。大村湾に沈む夕日をバックに走る電車を写真に収めようと、多くの写真愛好家が訪れる。昭和初期の風情を残す駅舎も旅情満点で、ポスターやCMロケ地にも選ばれた名所だ。
    ホームの目の前に美しい大村湾が広がる。西向きなのでダイナミックな夕日も期待できる
  • spot 05
    千綿食堂
    千綿駅の構内で海を見ながらいただくスパイスカレー
    長崎県東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)に位置し、海を背にしてホームに立つと、空の青と海の青をバックに写真を撮れる。柵や手すりなどさえぎるものがなにもなく、開放的な情景が広がる。ガラス戸を開けて一歩駅舎に入ると、スパイスの香りが鼻をくすぐる。構内にある千綿食堂は2016年(平成28)にオープン。こぢんまりとした店内はカウンターとテーブル席で12席ほど。佐世保市から移住した湯下夫妻が切り盛りしている。食事のメニューは「本日の日替わりカレー」の一品のみ。店主の湯下龍之介さんが前日から仕込むスパイスカレーは、ルウや小麦粉を使わずに作る本格派だ。ターメリックライスの黄色に色鮮やかな野菜、卵などが盛られたカレーは食欲をそそる。駅から見える絶景と相まって、インスタ映えする写真を撮りたい女性にも人気だ。街の喧騒から離れて非日常を味わえる「千綿食堂」へぜひ一度足を運ぼう。
    日本一海に近いといわれることもある千綿駅の中に千綿食堂はある
  • spot 06
    Sorriso riso 千綿第三瀬戸米倉庫
    古い米倉庫をおしゃれにリノベーションした癒やしスポット
    海に面した絶景駅として有名な千綿駅から、海沿いに北へ約1km。がっしりとした土蔵造りの建物が見えてくる。Sorriso risoは取り壊される予定だった米倉庫をリノベーションした交流拠点。壁に入ったひびが歴史を感じさせるが、中へ入ると打って変わっておしゃれな空間が広がる。吹き抜けの天井は広々とし、むき出しの梁が印象的。奥へ進むと、右側は喫茶室「Tsubame coffee(ツバメコーヒー)」、左側は文化観光交流拠点「くじらの髭」と、2つの空間に分かれている。また、店先の移動販売車「CHANOKO(ちゃのこ)」が販売する、クジラ型のたい焼き「くじら焼」も人気。かつて捕鯨基地があり、クジラの町として栄えた地元の歴史にちなんだ新名物だ。地域のPRのため、さまざまな地域で活動しているCHANOKO。日曜日にSorriso riso前に出店していることが多いが、最新情報はインスタグラムで確認を。
    地元を盛り上げようとオープンしたSorriso riso 千綿第三瀬戸米倉庫。土蔵造りの建物を改装したものだ
  • spot 07
    くらわん館
    豊富な品ぞろえは波佐見町一! 波佐見焼も特産品もお任せ!
    波佐見町やきもの公園内の陶芸の館1階にある「くらわん館」には、波佐見町内のさまざまな窯元・商社が取り扱う波佐見焼がずらり。地酒や地域の特産品も並ぶ、波佐見町最大の物産館だ。
    町内随一の品ぞろえが自慢の店だ
  • spot 08
    西の原
    製陶所跡地に波佐見らしい個性豊かな店が集う複合施設
    江戸から平成まで長きにわたり「波佐見焼」を作り続けてきた製陶所跡地をリノベーション。製陶所の面影を残しつつ新しく生まれ変わった、波佐見とモノづくりの魅力を発信するスポットだ。
    国の有形文化財にも指定されている福重家住宅主屋(福重邸)。見学はできない
  • spot 09
    monne legui mooks
    陶器の町のおしゃれな古民家カフェ
    波佐見焼で有名な陶器の町、波佐見町の注目スポット「西の原」。ここには以前、江戸時代から続く窯元が営む製陶所があった。しかし、2001年(平成13)に製陶所は廃業。それから5年後、レトロな雰囲気をそのまま残して改装し、カフェや雑貨屋など3軒の店がオープン、現在までに9店舗に増え、おしゃれな若者たちが集まる町として注目されている。その一角にあるmonne legui mooksは、瓦屋根と白い木の壁が目をひく古民家カフェ。2012年(平成24)に国の有形文化財、県の「まちづくり景観資産」に指定された建物を利用した人気のレストランだ。平日でもオープン前から並んで待つ人がいるほどの賑わいぶり。それでいて店内には落ち着いた雰囲気が漂う。料理はすべて波佐見焼の器で提供されており、ココナッツミルクカレーやスイーツ、カフェラテなどが人気だ。
    波佐見焼の器でいただく「鶏肉と野菜のココナッツミルクカレー」
  • spot 10
    monne porte
    表現の楽しさを発信する多目的空間とセレクトショップ
    長崎県内で唯一、海に面していない自治体である波佐見町。江戸時代前期から続く、波佐見焼で知られる町だ。ここは、2001年(平成13)に廃業した製陶所のろくろ場として使われてきた建物を改装し、その面影を残しつつ生まれ変わった場所。店名となっているmonne porteのモンネは波佐見弁で「-だよね」、ポルトはフランス語で「扉」を意味する言葉で、「この場所が表現を楽しむきっかけになれば」との思いを込めてつけられた。店内では、ギャラリー展示を主とした多目的空間と「表現する喜び」をテーマにしたショップとが併設されている。ショップでは若手の作家を中心にセレクトした、長崎県内では取り扱いの少ない国内外の文具や画材、雑貨やアート関連書籍が並ぶ。「見る」と「つくる」、そのどちらの楽しみにも出合える場所となっている。
    センスの光る文房具や雑貨が大人のおもちゃ箱のように集まっている
  • spot 11
    海月食堂
    工場をリノベーションした空間で心豊かな食事を楽しもう
    南の島のリゾート地で過ごしているかのような居心地のよさと、地元野菜をたっぷり使った食事が魅力の「海月食堂(くらげしょくどう)」。食材や雑貨などの種類豊富な販売スペースもあり、ドライブ途中に立ち寄りたい人気のスポットだ。
    あえて骨組みを露出し、高さを出した空間作り。風通しがよく、すがすがしい
  • spot 12
    長崎浪漫工房
    自分で作るウインナーソーセージは格別の味!
    日本ハムファクトリーが手がける、直売所と喫茶(予約制)を備えた、本格的なウインナーソーセージ作り体験教室がある施設。異国文化や情緒があふれる長崎は昔から食文化の窓口でもあり、日本でのハム発祥の地とされている。その地で九州産の豚肉と五島灘の塩を使って、骨付きハムを代表するハムやソーセージを製造・販売している。ウインナーソーセージの手作り体験教室は、家族や友人で楽しめるとあって連日人気を集めている。味は「チョリソー&ガーリック」や「スパイシーミックス」など10種類以上のスパイスから好きなものが選べる。豚肉とよく混ぜ合わせたらハンドスタッファーという道具を使って羊腸に詰め、1本ずつ慎重にねじっていく。スモークやボイルで仕上げ、持ち帰り用に氷水で冷やしたら完成だ。作りたてのものをその場で試食することもでき、自作のウインナーソーセージの味に思わず笑みがこぼれる。レクリエーションとしてだけではなく、「命の恵みを大切に」といった食育の学びの場としても活用したい場所。
    趣のある外観で、見学通路から製造過程も学べる
  • spot 13
    道の駅 彼杵の荘
    宿場町だった東彼杵の歴史や食文化を探索できる道の駅
    大村湾に面した東彼杵(ひがしそのぎ)の、豊かな海の幸・山の幸が集まる道の駅。取引業者は400以上あり、毎朝採れたての地元野菜や果物、加工品などが運ばれてくる。なかでも全国茶品評会で毎年上位になる「そのぎ茶」関連の商品や、鯨肉の商品ラインナップの豊富さには目を見張る。この地域でお茶の栽培が盛んなのは、昼夜に温度差がある気候が栽培に適しているうえ、おいしい地下水に恵まれているから。また、長崎街道と平戸街道の宿場町として栄えていたため、江戸時代から鯨肉の流通が盛んで、今でも鯨は東彼杵の特産品になっている。赤身、ベーコン、さえずりと、どれにしようか目移りしそうなバリエーションだ。施設内には古民家をイメージした食堂が併設され、そのぎ茶を使用したソフトクリームや「茶ちゃ焼」という回転焼き、鯨肉の入ったちゃんぽんやだご汁など珍しい料理を味わえる。この土地の食の豊かさを堪能してほしい。「ひさご塚古墳」や「東彼杵町歴史民俗資料館」など地元の歴史が学べるスポットも隣接している。
    長崎自動車道「東そのぎIC」を降りて1分ほどの場所
  • spot 14
    七ツ釜鍾乳洞
    全国的にも珍しい「石灰質砂岩」でつくられた鍾乳洞
    1936年(昭和11)に国指定天然記念物に指定された鍾乳洞。洞穴は1600m以上あると推察されており、その内の約250mが観光用に整備されている。日本各地にある一般的な鍾乳洞の多くは、2〜3億年前(古生代)に生息していた貝や珊瑚などが化石になってできる石灰岩を含んだ「石灰岩層」という地層の中にできているものがほとんど。一方、七ツ釜鍾乳洞(ななつがましょうにゅうどう)は比較的新しい3000万年ほど前(新生代)の「石灰質砂岩」という岩を含む地層の中にできた鍾乳洞である。「石灰質砂岩」とは石灰藻球という藻や貝の化石でできた石灰岩の層と砂でできた砂岩の層が幾重にも重なってできた石のこと。「石灰質砂岩」でできた鍾乳洞という点で大変珍しい。鍾乳洞内の通路を歩いていると、あちらこちらに「石灰質砂岩」の特徴が見られて興味深い。「石灰質砂岩」の中の「石灰岩」部分は水に溶けやすいため次第にえぐれていくが、砂岩部分が残るために、横に凹凸が出るのだ。それが洞内に幻想的な雰囲気をつくり出している。また、鍾乳石は小ぶりなものが多いが、親子が並んで立っているように見える「親子地蔵」や、高さ約4m、直径約60cmの「大石柱」など見どころがたくさん。自然の妙技を感じるスポットだ。
    長崎県唯一の鍾乳洞で、天然記念物に指定されたエリアには35の洞穴が見つかっている
  • spot 15
    川棚魚雷発射試験場跡
    豊かな自然のなかに眠る戦争の遺物たち
    美しい大村湾のほとりにたたずむ戦争遺構。1918年(大正7)に建造された施設で、終戦まで佐世保海軍工廠(こうしょう)や川棚海軍工廠、三菱長崎兵器製作所で造られた魚雷の発射試験や最終検査・調整などが行われた。戦況が厳しくなり人手が不足するようになると、学徒動員が行われ、女子挺身隊員たちも作業にあたったという。施設の中心部には本部機能も兼ねていた「空気圧縮ポンプ室」。その東向かいには大村湾に突き出たように「魚雷発射場跡」があり、北に数分歩いたところには「探信儀領収試験場跡」が残る。一説には終戦後、「二度とこの場所を使うことがないように」と「空気圧縮ポンプ室」の屋根がはずされ、現在の姿となったといわれている。施設内部には木々が大きく枝を伸ばし、廃墟と緑のコントラストはアーティスティックでさえある。近年は美しくも異様な、その独特の風貌が注目を浴び、人気アーティストのプロモーションビデオや映画、アニメのワンシーンなどに登場。またコスプレイヤーの撮影場所としても利用されることが多い。
    「空気圧縮ポンプ室」では圧縮機を設置して、魚雷に空気を詰め込んでいたという
  • spot 16
    陶郷 中尾山
    レンガ造りの煙突、陶磁器の橋……陶磁器で栄える美しい山里
    陶磁器で有名な波佐見町のなかでも多くの窯元が集まる中尾山は、「やきものの町」ならではの珍しくも懐かしい景色が広がる。器探しや陶芸体験などいろいろな楽しみ方のできる場所だ。そぞろ歩きながらその魅力に触れてみよう。
    「中尾山展望所」からはこの町の全景を望める
  • spot 17
    マルヒロストア
    遊び心たっぷりの波佐見焼! 直営店は「マルヒロ」ワールド全開
    シンプルで使いやすいデザインが特徴の「波佐見焼」。そのなかで異彩を放つのが「マルヒロ」の器だ。直営店「マルヒロストア」ではマルヒロの全ラインナップやオシャレな雑貨を販売。ゆったり過ごせるカフェもあり、人気のスポットになっている。
    波佐見焼は分業が特徴。マルヒロは波佐見焼のデザイン、プロデュース、販売に特化した陶磁器メーカーだ
  • spot 18
    HIROPPA
    大人も子どもも楽しめるアーティスティックな公園
    波佐見焼の陶磁器メーカー「マルヒロ」が手がけた私設公園。およそ4000平方メートルの敷地にはソメイヨシノやジュウガツザクラなどさまざまな木が植えられ、四季折々の表情を見せてくれる。マルヒロにゆかりのあるアーティストたちがデザインした遊具やオブジェなどで自由に遊べ、老若男女問わず楽しめるエンターテインメント空間だ。廃棄される磁器を安全なサイズまで粉砕して浜辺を再現した「やきものビーチ」は、ふだんは砂場として遊べるうえ、水を貯めて水遊びをすることもできる。ジャングルジムとハンモックが合体したような「あみあみジャングル」はゆらゆらとした揺れが心地よく、大人にも人気の遊具だ。子どもの背丈ほどある大きな「人工芝のクッション」は園内の好きな場所に持ち運び、寝転んで枕にしたり、上に座ったりして公園の緑を満喫しながら遊ぼう。園内にはマルヒロ直営店やカフェもあり、ひと息つくのにピッタリ。園全体がバリアフリーになっており、授乳室やおむつ交換台も完備されている。
    視線が高いので公園全体を見渡すことができる「あみあみジャングル」
  • spot 19
    やきもの公園
    世界各地の焼物窯の造りを見比べてみよう
    時代や地域の異なる世界の12の「窯」を屋外展示している公園。それぞれの窯の説明書きには、焼かれる器の特徴や地域の紹介ばかりでなく、窯の内部構造まで図解されており、興味深い。中国や朝鮮半島から16世紀頃日本に導入された「連房式登り窯」、中国の景徳鎮で10世紀頃から使用されていた「景徳鎮の薪窯」、古代エジプトやペルシャなどで使われていた「オリエントの窯」に、中国の田舎の「赤煉瓦の窯」までバラエティ豊か。それぞれの焼物が焼かれた時代や国、地域に思いを巡らせ、器が生み出される様子を想像してみるのも一興だ。ほとんどの窯が実用に耐え得るほど精巧に造られており、「トルコキタヒヤの窯」と「登り窯」は実際にイベントなどで使用されたことがあるのだとか。また、「やきもの公園」は毎年4月29日-5月5日開催の「波佐見陶器まつり」のメイン会場にもなっている。園内には波佐見焼の歴史・資料を展示している「陶芸の館」があり、その中には波佐見焼や土産を購入できる「くらわん館」や観光案内してくれる「波佐見町観光協会」などが入った「地域交流センター」が併設されている。
    小高い丘にあり、ぐるりと波佐見(はさみ)の町が見渡せる
  • spot 20
    白山陶器本社ショールーム
    使いやすく、日常になじむ「白山陶器」のプロダクトが一堂に
    日々の生活になじみ、使うごとに愛着が増していく「白山陶器」の器の数々。本社ショールームでは白山陶器で作られたほぼすべての製品を手に取り、購入することができる。さまざまな料理に映える洗練されたデザイン、確かな技術、使い勝手のよさ……白山陶器ファンであってもなくても、きっとその魅力に触れられるはずだ。
    2階には100種類もの「平茶わん」(各3300円)が並び、壮観。多彩な手描きの絵柄が魅力だ
  • spot 21
    はさみ温泉湯治楼
    美しい景色と源泉かけ流しの温泉、旬の食材を使った料理を堪能
    自然豊かな波佐見町で、泉質のよい温泉と、地元食材を使った料理を楽しめる人気のスポットだ。川棚川の心地よいせせらぎと緑に囲まれた景色を味わいながら、ゆったりと疲れを癒やしに行こう。
    はさみ温泉にはとろみがあり、保湿効果も高い
  • spot 22
    鬼木棚田
    深い緑に包まれた歴史ある棚田で、四季折々の絶景を楽しもう
    虚空蔵山(こくぞうさん)裾野に広がる見事な棚田で、周囲には日本の原風景が残る。「日本棚田百選」にも選ばれている名勝地だ。戦国時代から江戸時代にかけて開拓され、22万平方メートルほどの広さに約400枚の水田が段々に連なっている。6-8月は青々とした水田、9-10月にかけては稲が金色に輝き、四季折々の絶景を見られる。背後の森から湧き出た「鬼木清流水」は棚田を潤し、おいしい米をはぐくんでくれる。この棚田米は鬼木内にある産地直売所「鬼木加工センター」などで購入可能。甘みがあり、もっちりとした食感が特徴だ。ここでは毎年9月に「鬼木棚田まつり」というゆるくて楽しい祭りを開催。100体以上の案山子(かかし)が登場し、見る人を笑顔にする「案山子コンテスト」やウォークラリーなど、朗らかに楽しめる企画がいっぱいだ(2022年は案山子の展示のみ)。「棚田展望台(2023年7月までは工事のため立ち入り禁止)」と「山の上展望所」の2か所には駐車場もあるので、眺めを見比べてほしい。
    鬼木棚田(おにきたなだ)では現在34戸の農家が米作りをしている
  • spot 23
    zoe latelier de poterie
    「一誠陶器」プロデュースのカフェで波佐見焼の魅力を再発見!
    ヨーロッパの街なかで見かけるような、シンプルでありつつもぬくもりのある、ハイセンスなカフェ。ドリンクやスイーツメニューを味わえるだけでなく、陶磁器や雑貨類の販売も。「『波佐見焼』っていいな」と思わせる工夫を随所に散りばめている。
    店内はナチュラルな雰囲気で、開放感がある
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旅のヒント

  1. その1

    長崎バイオパークでは、動物が暮らす本来の環境に近づけた生態展示方式が採用されている。また、いたるところで動物に触れることができ、園内で販売されているエサをあげることも可能。

  2. その2

    千綿駅は長崎駅から普通列車で1時間半で行くことができる。1〜2時間に1本の運行なので時間を調べておくことをおすすめする。

  3. その3

    千綿駅の待合室に併設された千綿食堂は、店主こだわりの日替わりカレーとドリンクのみのメニューだが、大人気で平日でも賑わっている。

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