北海道立オホーツク流氷科学センター GIZA(ギザ)
オホーツク海の流氷について学べる、世界で唯一の流氷科学館
氷のいろいろを学ぼう
北海道立オホーツク流氷科学センターは、流氷をテーマとした世界唯一の科学館だ。「道の駅 オホーツク紋別」としても利用されている。展示室入り口からすぐのところにあるのが来館者に人気の「-20℃厳寒体験室」。季節を問わず本物の流氷に触れることができ、シャボン玉があっという間に凍る「極寒」体験ができる。ここでメモをとろうとしても寒さのあまりペンのインクが出なくなる。見学時には鉛筆を持参しよう。来館者満足度が高いのは、オホーツク海の魚を氷漬けにして展示した「流氷水族館」。この氷漬けを作るには、小さいものでも1週間、大きいもので1か月もの時間がかかり、熟練の技が必要。透明な氷に閉じ込められた魚たちは神秘的でもある。
流氷のメカニズムに科学的視点でアプローチ
2004年(平成16)まで、紋別市には北海道大学低温科学研究所があった。そのため、流氷レーダーが設置されたり、北方圏国際シンポジウムが開催されたりと、紋別は流氷研究の中心地となっていった。GIZAは1991年(平成3)に、流氷と海水についてわかりやすく学ぶ施設としてオープン。海氷(流氷)が生まれて成長するまでの模型、過冷却の環境下で氷の結晶が一気に発生する実験装置など、勉強になる展示が多い。4代目となる現所長は南極観測隊にも加わり、ヒマラヤやアラスカの氷河の野外観測を行ってきた人物。それにまつわる南極展示コーナーも設けられている。
大人も童心に帰れる展示がいっぱい
館内の目玉のひとつが、4K対応の全天周映像ホール。プラネタリウムのような全天周ドームで、北海道でも珍しい傾斜型になっている。背もたれを倒し映像を見てみよう。上空や海中からオホーツクの自然を体験できる。さらに、ガリンコ号に乗って実際に流氷を間近で見ているかのようなリアルな気分を味わえる。このほかにも竜巻発生の仕組みを学べる装置や、光によって色が変化するシャボン膜発生器に加え、科学館らしい「錯視コーナー」など、時間を忘れて楽しめる展示コーナーがそろう。冬なら、オホーツク海の流氷を砕きながら進むガリンコ号の乗船と合わせて訪れたい。
スポット詳細
- 住所
- 北海道紋別市元紋別11 地図
- エリア
- 網走・紋別エリア
- 電話番号
- 0158235400
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
-
月、祝日の翌日、12/29-1/3
※1/4-3/31は無休 - 料金
-
[展示室入場料]450円
[ドームシアターセット]750円(減免あり) - 駐車場
- あり(120台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン