三囲神社

神社

隅田川沿いにある、三井家ゆかりの歴史ある神社

古くは田中稲荷、のちに三囲稲荷と呼ばれていたため、キツネが神殿を守っている。} 古くは田中稲荷、のちに三囲稲荷と呼ばれていたため、キツネが神殿を守っている。

江戸時代、向島百花園に集っていた文人たちの発案で始まったのが隅田川七福神巡りだが、七福神のうち大國神と恵比寿神の二神を祀っているのが三囲(みめぐり)神社だ。慈悲円満と富貴の神様である大國神と、豊漁をもたらす恵比寿神は、商家の繁栄を授ける神として一対であがめられることが多いという。三囲神社に奉安されている神像は、元は三井の越後屋(現在の三越)に祀られていたものだ。三井家との関係は享保年間(1716~1736年)に、京都の豪商だった三井家が江戸に進出するとき、守護社と定めたのが始まりだ。理由は三囲神社のある向島が、三井の本拠である江戸本町から見て鬼門にあたること、そして「囲」の文字に三井の「井」が入っていることで「三井家を守る」と考えられたためと言われている。さらにさかのぼること1693年(元禄6)の干ばつの折、神社を偶然詣でた俳人の宝井其角は、雨乞いをする人たちを見て句を神前に奉った。すると翌日、雨が降ったという。これをきっかけに神社は知られるようになったのである。

正月は七福神巡りの参拝者で賑わう。ここを始点に北の多聞寺(たもんじ)まで六寺社を巡っても、逆にまわってもOK} 正月は七福神巡りの参拝者で賑わう。ここを始点に北の多聞寺(たもんじ)まで六寺社を巡っても、逆にまわってもOK

全国でも珍しい三角石鳥居。京都太泰の、養蚕の神を祀る木島神社に原形がある} 全国でも珍しい三角石鳥居。京都太泰の、養蚕の神を祀る木島神社に原形がある

宝井其角が詠んだ句を刻んだ雨乞いの句碑。「遊(ゆ)ふた地や 田を見めぐりの 神ならば」} 宝井其角が詠んだ句を刻んだ雨乞いの句碑。「遊(ゆ)ふた地や 田を見めぐりの 神ならば」

スポット詳細

住所
東京都墨田区向島2-5-17 map map 地図
電話番号
0336222672
時間
9:00-17:00
[11月-2月末]9:00-16:30
※1/1-7は17:00まで
休業日
無休(ただし社務所が閉まっている日あり)
料金
[参拝]無料
駐車場
なし
クレジットカード
不可
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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map map 地図

最寄り

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