能古島
花と自然と素朴な景色に癒やされる島
日帰りで気軽に楽しめる小さな島旅
能古島へは福岡市西区にある福岡市営渡船姪浜待合所から市営フェリーで約10分。アクセスがよく自然豊かで釣りや海水浴、ピクニックなどを楽しめ、福岡市民の憩いの場となっている。乗船し、次第に遠ざかる福岡タワーやPayPayドーム、都心のビル群を見ながら心地よい海風に吹かれていると、もう島に到着。能古島渡船場横の「のこの市」内に観光案内所があるので、まずはここで島の見どころの情報を収集したい。レンタサイクル(マウンテンバイク・電動自転車 各1時間500円)も受け付けており、自転車で島を巡ることも可能だ。島は意外と高低差があるので電動自転車がおすすめ。ほかに電動の三輪自動車トゥクトゥク(1時間2000円 要普通免許)が2台ある。渡船場前からは島北部にある「のこのしまアイランドパーク」へ向かう路線バスも運行。本数は少ないが、目的地がはっきりしているならバスもいい。バスは船の到着時間にあわせて運行され、土・日曜、祝日は臨時バスも出ている。ちなみにアイランドパークまでは坂道を登りながら徒歩で45分ほどかかる。
2大ビュースポット、アイランドパークの花畑と展望台
のこのしまアイランドパーク(入園有料)は、一年中花にあふれる公園。博多湾をバックにしたスケールの大きな花景色が有名で、春の菜の花、秋のコスモスのシーズンになると多くの観光客が訪れる。ここだけで一日を過ごすこともできるが、ほかの見どころもハイキング気分で巡りたい。そのひとつが標高195mの島内最高地にある能古島展望台だ。島のほぼ中央にあり、のこのしまアイランドパークから徒歩で約20分。渡船場前からだと徒歩約40分で、バス停「展望台・思索の森入り口」からだとみかん畑や木々に囲まれたゆるい坂道を歩いて約15分で行ける。展望台からは緑に覆われた島をぐるりと囲む青い海を望め、北は玄界灘の島々、南は福岡市東部から西の糸島半島まで望める。
ぶらり歩いて島の歴史や守り神、歌碑に出合う
能古島には古代、大陸からの侵攻に備え防人(さきもり)が置かれ、江戸時代になると福岡藩の藩米を輸送する回船業で栄えた。現在は漁業と農業が主要産業で夏みかんが特産品として知られている。渡船場から徒歩10分ほどの場所にある亀陽文庫(きようぶんこ)能古博物館(金・土・日曜、祝日のみの開館で有料)では、そんな島の歴史や風土を紹介している。福岡市街を望める高台にあり眺望も抜群だ。敷地内には万葉歌碑や江戸時代中期頃に福岡藩の御用窯だった能古焼の登窯の窯跡がある。そこから徒歩8分程度、のどかな雰囲気が漂う集落のはずれに、かつてここで一時期を暮らした直木賞作家で『火宅の人』などの作品で知られる檀一雄の歌碑がある。さらに4分ほど歩けば、産土神(うぶすながみ)、白髭神社(しらひげじんじゃ)がある。能古島という名は古代、神功皇后(じんぐうこうごう)が現・博多区住吉の神霊を残した島から残島(のこのしま)となったといういわれがあり、その神霊をとどめたのが白髭神社だといわれている。渡船場は神社から歩いて6分ほど。周辺にはカフェやレストランがあり、帰りの船を待つ間に食事やお茶を楽しんだり、周辺の海岸を散策したりして過ごせる。「のこの市」では能古島の特産品を販売しているので土産品を探すのもいい。
スポット詳細
- 住所
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福岡県福岡市西区能古島
地図
- エリア
- 大濠公園・百道エリア
情報提供: ナビタイムジャパン