福岡

大濠公園・百道

OHORI PARK / MOMOCHI

福岡のシンボルが集まり、水と緑を感じられる都会のリフレッシュエリア

福岡市中央区の西部に位置する大濠公園(おおほりこうえん)。江戸時代初頭に、黒田長政が築城した福岡城の外堀を利用して造られた日本有数の水景公園だ。四季折々の花々が咲き誇る舞鶴公園や、古代から現代まで世界中のコレクションの集まる福岡市美術館が隣接し、福岡ならではの歴史や文化、芸術を満喫できる。観光客だけでなく、地元の人々にも都会のオアシスとして愛されるエリアだ。福岡市外地西部にある百道(ももち)は、福岡PayPayドームや福岡タワー、福岡市博物館など、福岡のランドマークが集まるシーサイドエリア。福岡タワーの北側には博多湾沿いに人工ビーチの広がる「シーサイドももち海浜公園」があり、マリンレジャーやビーチスポーツを楽しめる。ほかにも、最先端のエンターテインメント施設やアトラクションもあり、ウォーターフロントならではのリゾートスポットとして人気だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    福岡城跡
    福岡52万石の城のたたずまいを今に伝える国の指定史跡
    国指定の史跡で、別名「舞鶴城」とも呼ばれている福岡城跡。「日本100名城」のひとつでもあり、重要文化財に指定されている多聞櫓(たもんやぐら)や、福岡の街を一望できる天守台、石垣など、福岡の歴史を感じさせるスポットだ。
    街なかに、江戸時代の姿をとどめる福岡城跡
  • spot 02
    舞鶴公園
    幾重にも重なる歴史と憩いのセントラルパーク
    福岡の中心地・天神から徒歩15分のところにある舞鶴公園。福岡城跡としても知られ、国の重要文化財に指定されている「多聞櫓(たもんやぐら)」など、江戸時代から城内に残っている建物も見られるほか、ファミリーで楽しめる施設「福岡城むかし探訪館」では、古地図や再現模型を通してさまざまな角度から福岡城を体感できる。福岡県指定文化財に指定されている「旧母里太兵衛邸⾧屋門(きゅうもりたへえていながやもん)」や平安時代に築かれた外交のための迎賓館、鴻臚館の遺構や交易品などが見られる「鴻臚館跡展示館(こうろかんあとてんじかん)」(入場無料)などの見どころのほか、1948年(昭和23)、第3回国民体育大会を機に整備された「平和台陸上競技場」など、それぞれの時代の象徴が幾重にも重なった歴史的に貴重な意味をもつ場所だ。春には、石垣に桜の花が彩りを添え、福岡市屈指の桜の名所としても有名。
    園内には四季折々の花が咲き、人々の憩いの場となっている
  • spot 03
    大濠公園
    自然と文化に触れられる福岡市民の憩いの場
    福岡城の外堀を利用して造られた大濠公園。池の周辺約2kmの周遊道や野鳥の森、築山林泉廻遊式の日本庭園や能楽堂、美術館を有し、水と緑があふれる都会のオアシスとして福岡市民が愛してやまない憩いの場所だ。
    大濠公園のシンボル、浮見堂
  • spot 04
    福岡市美術館
    幅広い展示で人気を集める公園のなかの美術館
    福岡市民の憩いの場としても親しまれる「大濠公園」内にある美術館。九州出身の近代洋画家の作品のみならず、ミロ、ダリ、ウォーホルなど、世界的に有名な20世紀の作家の作品や茶道具、仏教美術などの古美術も収集、保存している。
    スロープ付きで入りやすい入り口 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
  • spot 05
    福岡市科学館
    楽しみながら科学の世界を体験できる駅近の科学館
    福岡市中央区にある科学をあらゆる観点から楽しめる施設、「福岡市科学館」。さまざまな体験プログラムや、エンターテインメント性の高い展示を取り入れ、大人から子どもまで誰もが楽しめるスポット。夏休みには、自由研究の取り組みを目的とした親子も多く訪れる。
    今話題の複合施設、六本松421
  • spot 06
    マリノアシティ福岡
    観覧車も有名な海沿いのアウトレットモール
    福岡市西区小戸にある海沿いのアウトレットモール。ファッション関連のみならず、食品から家具まで、あらゆる店舗が立ち並ぶ。ショッピング以外にも、観覧車やアミューズメント施設も充実。2019年(令和元)には屋内型スポーツ・アスレチック施設「ノボルト」がオープンしたことでも話題となった。
    車で行く際は大きな観覧車を目印に
  • spot 07
    能古島
    花と自然と素朴な景色に癒やされる島
    福岡市の目と鼻の先に浮かぶ能古島は周囲約12kmの小さな島。釣りや海水浴のほか、花畑が広がる公園が有名だ。のんびり散策して島の自然や歴史に触れるのも楽しい。
    福岡市から「目と鼻の先」という表現がふさわしい近さ
  • spot 08
    のこのしまアイランドパーク
    海と花の大パノラマが広がる島の公園
    福岡市西部の沖合に浮かぶ能古島(のこのしま)にあり、広大な敷地内には写真映えするスポットが点在。眼下に広がる博多湾と四季折々の花の織りなす絶景が有名だ。
    遅咲きの鮮やかなコスモスで彩られた園内の花園
  • spot 09
    福岡タワー
    日本一の海浜タワーとしても有名な福岡のランドマークタワー
    福岡市早良区シーサイドももち地区にあるタワー。海浜タワーとしては日本一の高さを誇る。展望室から一望できる福岡の景色は、観光客のみならず地元の人たちからも人気。夜のイルミネーションは季節やイベントごとに色やデザインが変わるなど工夫が凝らされている。
    ハーフミラー張りで美しい福岡タワー
  • spot 10
    福岡市博物館
    ハーフミラーに覆われた現代的な建物にも注目! 金印のある博物館
    福岡市早良区百道浜にある1990年(平成2)に開館した福岡市立の博物館。国宝である「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の金印が所蔵されていることでも全国的に知られている。常設展示のほか、多彩な企画展示や特別展示も開催されているため、入場者も多い。ハーフミラー張りの現代的な建物も注目を集めている。
    ハーフミラー張りの外観も美しい福岡市博物館
  • spot 11
    福岡PayPayドーム
    福岡ソフトバンクホークスの本拠地としても知られる多目的ドーム
    福岡ソフトバンクホークスの本拠地としてプロ野球の試合が開催されるほか、コンサートやイベントなども数多く行われている。周辺には野球観戦、イベント時以外でも楽しめるショッピングモールやエンターテインメント施設などもあり、家族連れやカップル等で賑わう。
    ライトブラウンの外壁が美しい福岡PayPayドーム
  • spot 12
    シーサイドももち海浜公園
    地元民から観光客まで。気軽に楽しめる、都心のマリンリゾート
    近代的なビル群と博多湾の間に位置するシーサイドももち海浜公園は、オフィスや繁華街からもすぐ!バスや地下鉄で気軽にアクセスできるのが魅力。マリンスポーツはもちろん、食事やショッピングも楽しめる、都会のオアシス的スポットだ。
    美しい白砂が広がる、都心の人工ビーチ
  • spot 13
    大濠テラス
    八女茶でほっこり、着物姿でにっこり
    大きな池を中心に散策路やジョギング・ウォーキングコースなどが整備され、市民の憩いの場となっている自然豊かな大濠公園。その一角に「八女茶と日本文化に触れる」をコンセプトに掲げ、2020年(令和2)にオープンした。木造2階建ての建物には八女茶と九州の食材をメインとしたカフェ「&LOCALS(あんどろーかるず)」と、レンタル着物店「YAMATO Tsunagari gallery(やまとつながりぎゃらりー)」が入っている。&LOCALSでは、日本を代表する八女茶をメインに、抹茶をベースに和紅茶、玄米、ほうじ茶をブレンドしたオリジナルのお茶などを楽しめる。九州産食材で作った3種類の「旅するおいなり」(各180円)はテイクアウトも可能な人気商品。朝と昼には八女茶の付いた「旅するおいなりセット」(680円 朝のみ味噌汁付き)もある。店内ショップではカフェで使っている食材や調味料も販売されているので、好みがあえば同じ商品を購入することができる。YAMATO Tsunagari galleryは、常時40-60着がそろうレンタル着物店。帯や小物、草履、肌着までフルセットで借りることができるので手ぶらでも対応してもらえる。公園内はもちろん、少し足を延ばして福岡の中心街なども着物姿で散策できるので、記念写真とともに旅の思い出がたくさん生まれそうだ。
    大濠公園南側にある日本庭園に隣接。大きな窓からの眺めが魅力
  • spot 14
    西新商店街
    福岡市西部にある活気あふれる名商店街
    福岡市には、散策が楽しい名商店街がいくつかある。そのひとつが市西部の副都心にある西新(にしじん)商店街だ。
    西に一直線に延びる西新商店街の表通り
  • spot 15
    サザエさん通り
    国民的アニメの生まれ故郷にある楽しい散策路
    国民的アニメ「サザエさん」の作者が一時期住んでいた福岡市の西新地区。ここからシーサイドももち海浜公園までの約1.6kmにさまざまな像や記念碑の立つ「サザエさん通り」があり、楽しい散策路になっている。
    サザエさん通りの出発点にある大きな案内板
  • spot 16
    西新 福ずし
    4大名物が評判の商店街の人気寿司店
    福岡市地下鉄西新駅から西へ延びる西新商店街で客足が絶えない寿司店だ。創業は1985年(昭和60)、早良区原という住宅地でのことだったが12年後、現在地に移転。表通りから少し奥へ入った少々わかりづらい場所にありながら、平日でも満席状態が続く。第1の理由は、魚介類の質の高さとリーズナブルな値段にある。オーナーの溝上雄一さんによると、大半は漁師から直接仕入れており、そのぶん、安くて新鮮なものが手に入るのだという。確かに、極上の大トロやアワビ、イカのウニ載せなど8貫が入った特上の「花にぎり」でも2780円と、財布にやさしい。もちろん好みで1貫からいろいろ頼めるが、すべて値段が表示されているので安心だ。多くの人が目当てに食べに来る4大名物「幻の生シャコ刺」(680円)、「たこおどり刺」(780円)、「ごまさば」(680円)、「カワハギ姿造り」(1850円)も見逃せない。また、品数が豊富なことも人気を支える。以前は深夜3時まで営業していて飲食店関係者が終業後にやって来ることが多く、揚げ物や焼き物、煮物などの要望が増えていった。こうした理由でいつも混むため、予約は必須だ。
    にぎりのほか皿仕立ての寿司2品が付く「花にぎり」
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旅のヒント

  1. その1

    大濠公園へは、天神駅から福岡市営地下鉄空港線に乗ってわずか2駅4分で行くことができ、博多駅、福岡空港からもダイレクトにアクセスできる。また、明治通り、昭和通りが東西に延びており、これらの通りから天神エリアや博多駅方面への西鉄バスも数多く運行されている。目的地によっては、階段の上り下りが不要なバスも便利だ。

  2. その2

    百道エリアへは、天神から西鉄バスの直行便で約15分。観光スポットを巡る「福岡オープントップバス」が通る。屋根がないため解放的で、約3.2mの高さから、ふだんとは異なる福岡の街並みを楽しめる。

  3. その3

    福岡ならではの体験と、西鉄バスの福岡市内1日フリー乗車券がセットになったお得な「福岡体験バスチケット」があり、福岡市内のバスターミナルや観光案内所、ホテルで購入できる。乗車券1000円+体験チケット1枚550円で、体験チケットは10枚まで購入可。体験チケット2枚で「福岡オープントップバス」も利用できる。

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