平等院

寺院

極楽浄土の世界を表現した世界遺産の寺院

10円硬貨のデザインにもなっている国宝の鳳凰堂(ほうおうどう)でおなじみの平等院。世界遺産にも登録されている寺院は、平安貴族たちの栄華を伝える美しい建物や貴重な寺宝など見どころいっぱい。

池の水面に映る鳳凰堂は必見 池の水面に映る鳳凰堂は必見

平安貴族の別荘を寺院に改めたのが始まり

京阪宇治線の宇治駅から徒歩8分。宇治川の西岸から続く表参道を歩いていると「平等院」と刻まれた石碑が目にとまる。平等院がたたずむ宇治は、古来、奈良や滋賀を結ぶ交通の要衝として政治的にも重要な役割を果たしていた地域。そして平安時代には栄華を極めた貴族・藤原氏の別荘地として栄えた。平等院が開創したのは1052年(永承7)。当時は釈迦の死後から約1500年経つと仏の教えによる効力がなくなるという末法思想(まっぽうしそう)が始まった時期といわれている。現世での救済が叶わないことから社会全体の不安が高まり、あの世に救いを求める浄土信仰が盛んになり、藤原頼通が極楽浄土のような空間をつくるために父・道長の別荘・宇治殿を寺院に改めた。

平等院の入り口。少し先に進むと表門がある 平等院の入り口。少し先に進むと表門がある

優美な姿に圧倒される鳳凰堂

表門を入ると極楽浄土の世界を模した浄土式庭園が広がり、阿字池(あじいけ)の中央にたたずむのは国宝の鳳凰堂だ。お堂全体を正面から見ると建物が左右対称に延びたシンメトリーになっていて、翼を広げたような景色は10円硬貨にも刻まれている。堂内に安置されているのは本尊の阿弥陀如来坐像。平安時代後期に活躍した大仏師・定朝(じょうちょう)の作品で、穏やかさと威厳を備えた姿は仏像彫刻の理想像とも讃えられている。また堂内の壁に掛け並べた雲中供養菩薩像(うんちゅうくようぼさつぞう)は、雲に乗り楽器を演奏したり優雅に舞を舞ったりなど、ユニークなしぐさや表情が見どころだ。

鮮やかな色彩が目を引く鳳凰堂 鮮やかな色彩が目を引く鳳凰堂

寄木造で造られた高さ2.77mの阿弥陀如来坐像 寄木造で造られた高さ2.77mの阿弥陀如来坐像

境内には博物館やカフェも併設

南門の近くにある総合博物館「ミュージアム鳳翔館」は、貴重な文化財を収蔵・公開している。26躯の雲中供養菩薩や、1万円札にも描かれている初代の鳳凰、「天下の三名鐘」のひとつで優美な形と文様が特徴の梵鐘(ぼんしょう)など多数の国宝を展示。最新のデジタル技術を駆使した展示や照明、空間演出にもぜひ注目したい。またミュージアムショップでは鳳凰や雲中供養菩薩がデザインされたクリアファイルやマスキングテープなど思わず手に取りたくなるアイテムを多数販売している。さらに世界遺産・平等院の境内にある日本茶専門店の茶房藤花(さぼうとうか)は、日本を代表するお茶のブランド・宇治茶でひと休みできる空間なので立ち寄ってみよう。

ミュージアム内、雲中供養菩薩の展示スペース ミュージアム内、雲中供養菩薩の展示スペース

茶房藤花で味わえる「宇治玉露(冷茶)菓子付き」900円 茶房藤花で味わえる「宇治玉露(冷茶)菓子付き」900円

スポット詳細

住所
京都府宇治市宇治蓮華116
電話番号
0774212861
時間
[庭園]8:30-17:30(受付終了17:15)
[ミュージアム鳳翔館]9:00-17:00(受付終了16:45)
[鳳凰堂内部拝観]9:30-16:10(9:00より受付開始、9:30より20分おきに1回50名ずつ)
休業日
無休
料金
[拝観料(庭園 平等院ミュージアム鳳翔館)]大人600円、中高生400円、小学生300円
※鳳凰堂内は別途300円
駐車場
なし
※近隣に有料駐車場あり
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり(京都Free Wi-Fiなど)
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
可(貸出しあり)
ペットの入店
可(ミュージアム鳳翔館、鳳凰堂内、茶房藤花は除く)
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

チケット情報

更新日:2022.12.06

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クチコミ

  • 10円硬貨の裏?表?
    4.0 投稿日:2022.05.21
    で有名な場所へ初めてきました。京都が桜で満開の時期に。ここもさぞかしと思いきやそれほどでもなく、ぽつらぽつらと。ここは桜見の場所ではなく平等院鳳凰堂を見に来る場所と感じた。結構な人がやっていること、10円硬貨を片手に平等院鳳凰堂をパチリ。私もやりました。鳳凰堂に入るのは有料であった。訪問日では、ほぼ15分間隔で30名程度が見学。案内人も付き説明をしてくれた。券を買う際、見学時間が指定...
  • 平等院の寂しい冬景色
    4.0 投稿日:2022.01.08
    宇治を訪れたら寄らずには帰れない平等院。いま読みかけの『古事談』(角川ソフィア文庫)のコラム2によると、道長の別荘を寺に改めて平等院とした藤原頼道は『古事談』に登場する回数が最も多い人物で39話にのぼるそうです。
  • 境内施設が意外とモダン。
    4.0 投稿日:2021.11.24
    11月下旬の紅葉の時期に訪れました。宝物館ではなくミュージアムという呼ぶ辺りからも、建築も展示の仕方も想いの外モダンで驚きました。

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