石手寺
国宝やパワースポットなど見どころ満載の51番札所
最初の見どころは国宝の仁王門
石手川に架かる遍路橋を渡れば、突き当たりに石手寺が見える。石手寺は、6万6000平方メートルという広大な寺域をもつ。かつての寺号は安養寺だったが、四国遍路が庶民に広まるきっかけをつくったという衛門三郎の「玉の石伝説」にちなみ、石手寺と呼ばれるようになった。石にまつわる祈願スポットや、パワースポットが多いのも特徴だ。石畳の参道を抜けると、国宝の仁王門がそびえる。左右でにらみをきかせている金剛力士像は運慶派一門の作と伝わる。門に飾られた約3mの大わらじに触れてから自分の脚をさすると、元気に歩き続けられるとか。
多くの重要文化財が点在
仁王門をくぐった先に広がる境内には、三重塔を中心に堂宇が立ち並ぶ。ひときわ目をひく高さ約23mの三重塔は、鎌倉時代末期に造られたもの。国の重要文化財に指定されている。このほか、境内には国の重要文化財建築物が4つある。本堂、鐘楼、護摩堂、そして安産祈願として親しまれている訶梨帝母天堂(かりていもてんどう)だ。訶梨帝母天堂の前には小石が山のように積まれている。鬼子母神が祀られているため、ここの石を持ち帰ると子宝と安産に恵まれるといわれ、無事に出産すれば借りた石と別の石を2つ持参して感謝するという風習がある。
お遍路さん気分を味わうパワースポット
三重塔の周りには「四国八十八霊場お砂なで」として、1番札所から88番札所までの全札所の土が集められている。すべてを触ることで八十八カ所巡った場合と同じ功徳をつめるとか。四国遍路ができない人に、四国遍路を身近に感じてもらうためのものだ。
さらに、本堂の西には、マントラ洞窟と呼ばれる「悟り」と「八十八カ所」をテーマにした洞窟がある。通路幅2mほどの薄暗い洞内にはひんやりとした空気が流れ、地蔵群が並ぶ。洞窟を抜けることで仏の世界を体感できそうだ。
門前グルメも見逃せない
石手寺といえば、「やきもち」と呼ばれる「おやき」が名物。米粉の生地で甘く炊いた餡を包み、表面をパリッと焼いたもの。石手寺の参道にある五十一番食堂では、仕上げに「五一」と書かれた焼き印を押す。皮の香ばしさと素朴な味わいにファンが多く、地元民にとって「石手詣での帰りはおやき」が定番のようだ。もともと地元の人たちが遍路客を食事や菓子、宿泊場所提供でもてなす「お接待」がルーツなのだとか。お参り後の楽しみにおすすめ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 沢山のお遍路さんと遭遇しました、四国88所霊場の第51番札所です。
- 四国霊場の中ではそこそこ印象に残り易い寺院の一つです。境内含めて遍路寺としては大きい部類に入る。開創1300年を誇る古寺中の古寺。山門は国宝です。重文も多数を有する寺院。宝物館には衛門三郎の玉の石も展示されているが、これがその石だと科学的な証明は誰も出来ないはず・・・。門前の「渡らずの橋」には笑ってしまいましたが、渡れない橋じゃなくて敢えて空海さんが渡った後は「渡らない」ようにした橋、と、云うのが...
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- お札所としては大きなお寺です
- 四国88か所の札所ですが大きなお寺です。道後温泉から宝巖寺や神社経由で歩いても1時間程度で行けると思います。石手寺はご本殿だけでなく後ろに洞窟のようなところがありそこに入ってお地蔵さん?などをめぐることもできます。
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- 見どころ満載
- 四国八十八箇所の五十一番札所。奈良時代創建とされています。山門は国宝で、あれこれ見所満載のお寺さんです。なんとも言えない雰囲気のお寺さんです。
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