道後温泉

DOGO ONSEN

3000年の歴史を有する日本最古といわれる名湯

松山市内中心部から路面電車で約10分の近さにある道後温泉。国の重要文化財である「道後温泉本館」を中心とした、歴史を感じる温泉街だ。3000年ともいわれる歴史を誇り、兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並ぶ日本三古湯のひとつである。一羽の白鷺がここの温泉で傷を癒やしたことがその始まりとされ、『古事記』『日本書紀』にも登場した由緒ある湯は、聖徳太子が「伊予の湯(道後温泉)の有様はまさに天寿国」と称賛。夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場するなど、古くから多くの著名人に愛されてきた。なめらかな湯は「美人の湯」として評判で、道後温泉本館をはじめとする3つの外湯、無料で利用できる足湯で、天下の名湯を堪能できる。周辺には食事処や土産物店が充実する商店街をはじめ、自然散策にうってつけの公園や神社仏閣のパワースポット、文学・俳句の町ならではの資料館などが徒歩圏内に集まる。湯上り後の楽しみも充実したエリアだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    道後温泉本館
    日本最古の湯といわれる道後温泉のシンボル
    3000年の歴史を誇る道後温泉のシンボル、道後温泉本館。国の重要文化財に指定され、愛媛で唯一『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で3つ星を獲得。2024年末までは保存修理工事をしながら営業中だ。
    保存修理工事中(後期)は東側の又新殿・霊の湯棟が入り口となり、新たに「道後温泉」の看板が掲げられている
  • spot 02
    道後温泉別館 飛鳥乃湯泉
    道後の名湯とアートな空間を堪能できる道後の新名所
    道後温泉本館、椿の湯に続く3つ目の外湯として、椿の湯の隣に2017年(平成29)に誕生した道後温泉別館 飛鳥乃湯泉。飛鳥時代に聖徳太子が来浴したとされる道後温泉の歴史にちなんだ湯屋は、飛鳥時代の建築様式を取り入れており、朱と白のコントラストが美しい。「太古の道後」をテーマに愛媛の伝統工芸と最先端アートで彩られた内装も見どころ。大浴場のほか、外湯で唯一の露天風呂や本館の皇室専用浴室「又神殿(ゆうしんでん)」を再現した特別浴室で、本館と同じ源泉かけ流しの美人の湯を満喫できる。入浴と休憩室のセットコースでは、湯上りに浴衣を着て約60畳の大広間や5つの個室休憩室で道後温泉ならではのお茶とお菓子のおもてなしを受けられる。2024年(令和6)まで「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」の一環で、写真家・映画監督の蜷川実花氏の写真が中庭を彩る「飛鳥乃湯泉インスタレーション」を展示中。道後の名湯とアートを堪能してほしい。
    朱色の柱や梁がアクセントの外観。中庭の蜷川実花氏によるインスタレーションは期間限定
  • spot 03
    道後温泉 椿の湯
    リーズナブルに満喫でき地元客にも親しまれる姉妹湯
    道後商店街の中央に位置する椿がシンボルの外湯、道後温泉 椿の湯。3つの外湯のなかで最もリーズナブルに利用できるとあって、観光客や地元客にも愛される「親しみの湯」だ。椿の名は古典に記されている聖徳太子の言葉に由来する。道後温泉本館の姉妹湯として初代・椿の湯ができたのは、第8回国民体育大会が四国各県で開催された1953年(昭和28)である。その後、1984年(昭和59)に改築、2017年(平成29)にリニューアルオープン。蔵屋敷風のL字形の建物は、中庭や回廊で飛鳥乃湯泉と結ばれた。浴室には花崗岩が使われ、道後温泉特有の湯釜からは道後温泉本館と同じく無加温・無加水の源泉かけ流しの湯があふれる。天井が高く広々として開放感のある椿の湯でゆっくり足を伸ばし、歴史ある道後の湯を堪能しよう。
    蔵屋敷風なたたずまいが特徴の正面外観
  • spot 04
    放生園
    道後に訪れた人を出迎えるおもてなしスポット
    道後温泉駅前、道後商店街入り口にある放生園。かつて聖浄の地として伝えられてきた「放生池」を埋め立ててできた広場には、道後名物の「足湯」や「坊っちゃんカラクリ時計」などがある。誰でも気軽に立ち寄れることで人気の足湯は、1891年(明治24)から1954年(昭和29)まで道後温泉本館で使用されていた湯釜から、道後温泉本館と同じかけ流しの湯があふれる。すぐそばにストッキングなどを脱げる身嗜所(無料。2021年12月現在コロナ禍により休止中)もある。坊っちゃんカラクリ時計は、1994年(平成6)、道後温泉本館建設100周年を記念して造られた。8時から22時まで1時間ごと(土・日曜、祝日、繁忙期は30分ごと )に時計台がせり上がり、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の登場人物たちが登場。ユーモラスな動きと音楽を楽しむことができる。カラクリが動き出す時間に合わせて、足湯でくつろぐのも良い。
    坊っちゃんカラクリ時計のすぐ横に足湯がある
  • spot 05
    つぼや菓子舗
    夏目漱石の小説『坊っちゃん』から生まれた道後温泉の銘菓
    道後温泉土産の代名詞といえば「坊っちゃん団子」。夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する団子にあやかって誕生した三色団子だ。今では松山市内の多くの和菓子屋で作られている。その元祖は1883年(明治16)創業、道後商店街にあるつぼや菓子舗。夏目漱石の『坊っちゃん』に登場する団子屋のモデルといわれ、著者である漱石は松山中学赴任時、つぼや初代の湯晒団子(R)を湯上りに食べていたそう。抹茶・白・あずきの餡に求肥餅が包まれた坊っちゃん団子おなじみのスタイルは、2代目・相原宇太郎が考案した。つぼや菓子舗の坊っちゃん団子は材料からこだわる。白餡には北海道産大手亡豆100%、あずき餡には北海道産しゅまり小豆100%を使用、抹茶餡は宇治抹茶のみで着色。その上品な甘さと豊かな風味は「ここのでないと」と地元民にも愛される逸品だ。空港やデパートには卸しておらず、ここでしか手に入らない。お土産や湯上りの1本にぜひ。
    店内で抹茶と一緒に楽しむことができる(1本付、550円)
  • spot 06
    松山市立子規記念博物館
    近代俳句の父・正岡子規の生涯と松山の文化に触れる博物館
    近代俳句の父とも称される松山出身の俳人・正岡子規。博物館には、子規の直筆原稿や書簡、夏目漱石と過ごした愚陀仏庵(ぐだぶつあん)の復元や自作の俳句短冊を作れるコーナーもあり、子規や俳句の世界に浸ることができる。
    外観の壁面には来館者の投票により選ばれた子規の句が月毎に掲げられている
  • spot 07
    子規堂
    俳人・正岡子規が17歳まで暮らした邸宅を模した記念堂
    近代俳句の創始者・正岡子規の足跡をたどるならぜひ訪れてほしいのが子規堂だ。子規が17歳まで暮らした家を復元した記念堂で、子規の愛用机、直筆原稿、遺墨や遺品などを展示しているほか、子規の理髪塔もある。
    正宗寺の境内に復元されている文学資料館
  • spot 08
    道後公園
    四季折々の景観と史跡を楽しめる道後の散策スポット
    湯築城跡に整備された緑豊かな公園。四季を通して美しい自然を楽しめるほか、湯築城資料館や日本最古の湯釜など見どころも豊富。地元住民や観光客が散策や休憩に訪れる憩いの場だ。
    道後公園は「日本の歴史公園100選」に選定されている
  • spot 09
    石手寺
    国宝やパワースポットなど見どころ満載の51番札所
    四国八十八カ所霊場第51番札所の石手寺。道後温泉から近く、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で星1つを獲得。お遍路さんのみならず、多くの参拝者や観光客で賑わう。
    仁王門をくぐると三重塔と本堂が見える
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旅のヒント

  1. その1

    松山市街地から近く、松山空港、JR松山駅、松山ICからのアクセスもスムーズ。道後温泉駅周辺に見どころが集中しているので、エリア内は徒歩観光が基本。

  2. その2

    松山空港から道後温泉へはリムジンバス(約40分)かタクシー(約30分)が便利。路線バスでJR松山駅もしくは伊予鉄道松山市駅に出て、そこから道後温泉行きの市内電車や坊っちゃん列車(路面電車、約25分)に揺られるのも楽しい。

  3. その3

    道後温泉と松山は電車で約10分と観光しやすいエリア。市内電車乗り放題の「市内電車1Day〜4Day チケット」(坊っちゃん列車は別途料金が必要)もあるので旅のプランに合わせて活用しよう。

  4. その4

    道後界隈は観光人力車で巡るのも風情がある。道後温泉本館前からと坊っちゃんカラクリ時計前から2社が運行している。

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