屈斜路湖
日本最大のカルデラ湖で、地球の鼓動を感じる旅をしよう
冬にはカムイ(神)が湖面を渡る屈斜路湖
屈斜路湖は、日本最大のカルデラ湖。湖では釣りやカヌー、SUP(スタンドアップパドルボード)などのアクティビティを楽しめる。屈斜路湖には、温泉を源流とする湯川をはじめ複数の河川が流れ込んでいるが、流出するのは釧路川だけ。釧路川は釧路湿原を潤し、多くの自然を育みながら太平洋へと流れ出る。屈斜路湖は母なる湖なのだ。冬になれば、屈斜路湖は氷に覆われてしまう。この時期、ピュンピュンという不思議な音が、カルデラ地形に反響し、辺り一帯に響き渡る。地元ではこの音を「氷が鳴く音」と呼ぶ。溶けた氷が再氷結し、道のように盛り上がる御神渡り現象が屈斜路湖でも見られる。アイヌの人々もこれを「神が歩いた跡(カムイ・パイカイ・ノカ)」と呼んでいた。
砂浜を掘れば「温泉」が湧く。不思議な湖
火山活動でできた湖のため、周辺にはたくさんの温泉がある。さらに東湖畔にある砂浜は、手で少し掘るだけで温泉がジワリと湧いてくることから「砂湯」と呼ばれている。湧いてくる温泉の温度は場所によってさまざま。せっかく掘るなら心地良い温度を探してみよう。近くのレストハウスではスコップを販売している。砂湯には本格的な足湯風呂も設けられているので、掘るのが面倒であればこちらを利用させてもらおう。レストハウスには、無料で飲める温泉水コーナーのほか、1970年代に屈斜路湖で目撃証言が相次いだ「UMA・クッシー」のオブジェがあり、ちょっとしたフォトスポットにもなっている。冬になると砂湯付近の温かな湖水を目指し、たくさんの白鳥が飛来する。
地球の鼓動を体感できる活火山・硫黄山
屈斜路湖の砂湯から、車で15分ほどに位置する硫黄山も、屈斜路湖観光では合わせて訪れたいスポットだ。車で向かうと、山肌から噴煙が上がるのが確認できる。アイヌ語で、裸の山(アトサヌプリ)と呼ばれていたとおり、木は生えていない。ゴウゴウと音を立てる噴気孔の周りには、硫黄の黄色い結晶が付着している。所どころで湯も湧いている。明治時代には硫黄鉱山として、ここ弟子屈町(でしかがちょう)の繁栄を支えてきた。近くのレストハウスは硫黄山の資料館にもなっているので見学していこう。温泉地の定番「温泉蒸し卵」も購入できる。硫黄山駐車場料金は500円。この料金で、翌日までなら摩周湖を見下ろせる摩周第一展望台も利用できる。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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