最近、徳島県美馬市が何やら盛り上がっているとの噂を聞きつけ行ってきました。すると本当に人が多い。かわいい学生さんグループやカップル、女性の一人旅など色々な方を見かけました。そんなたくさんの方たちを引きつける美馬市脇町、どんな町なのかをご紹介していきます♪
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徐々に人気の高まるう徳島のだつの町並み〜昼間編〜
「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、これを造るには相当の費用がかかったため、その時代、裕福な家しか設けることができなかったそうです。つまり、「うだつが上がる」ということは富の象徴であり、「うだつの町並み」は当時の繁栄を物語っているのです。 そして、各家々のうだつには家紋や細工が施され、その豪華さが権威を表すものとなり、芸術性の高いものを好んで取り付けていたそうです。
こちらの美馬市の脇町は、江戸中期より商人たちにより栄えた町。400mにわたって連なる家並みには、当時の豪商たちが隆盛を顕示した「うだつ」がそびえ、今なお当時の隆盛を物語っているのです。そして、そんな貴重な町並みを見ようと今多くの人が訪れている町なのです。
江戸時代からあるとは思えない美しい一本道。
こちらは、もちろん江戸時代からではないのでしょうが、それでも「自働電話」とはなんとも時代背景が伺えて良いですね。
趣がありますね。
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みまから?はったいこ?徳島のこの地ならではの物産アイスを食べよう
こちらのうだつの町並みの中の一角にある「藍倉」さんで変わったアイスが食べれるとのことで行ってきました。
店構えも素敵!
お店の中は一階がお土産などを購入できるお店になっており、二階がカフェです。注文は一階のレジにて先に済ませてから二階に上がりましょう。古い蔵の土蔵を再現してつくられたカフェは落ち着いた雰囲気。
外の光が差し込んで最高
中はひろびろ空間でのんびり
そして今回注文したものは、こちらの2種類のアイス。店員さんのオススメです。まず一つ目が「みまから」。みまからとは、昔からこの地に伝わる伝統的な薬味で、青唐辛子をごま油で炒め、しょうゆ、みりん、かつお節を加えたものだそうです。それだけ聞くとアイスに入れて美味しいの?と思うでしょう。そんな期待を裏切りますが、美味しいんです!あっさりとしたシャーベットのようなバニラの中に細かくすりおろされた、みまからが相性抜群です。
徳島でもこの辺り美馬市の特産品です!
続いて、「はったいこ」。全く名前からは何なのか想像つかないですよね。オオムギやハダカムギを炒った上で挽いた粉のことで、麦焦がし、煎り麦とも呼ばれるものです。
こちらもアイスとの相性いかに?と思っていましたが、こちらも食べてみるとビックリ。きな粉に似たような甘く、少し舌触りにざらつきがあるような食感でこちらも美味でした♡この辺りでは「はったい粉」と呼ぶそう。
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実は夜に歩くのもオススメなうだつの町並み脇町。
今回、脇町の地元の方に聞いたところ夜の方がオススメだよとのお声が。そう聞いたら夜も見ないと損ですよね。ということで夜のうだつの町並みもお散歩してきました。
夜は全く別の顔に。
たしかに。夜はまた全く別の町並みですごく美しい情景が広がっていました。これは地元民が夜の方が良いよとオススメするのも納得。
昼間は見逃した井戸も美しい。
しばらく歩くと、このうだつの町並みに関することを調べていると必ず出てくる有名な写真スポット「脇町劇場 オデオン座」にたどり着きます。こちらは、うだつの町並みを抜けて川向いに位置しています。
昭和9年に創建された芝居小屋で、戦後は映画館として利用された建物だそうで、平成11年に修復が完成して、まわり舞台や奈落も再現されています。今ではイベントホールとして、コンサートや演劇等も催されている現役の劇場なのです。暗闇に浮かぶ「オデオン座」の文字がノスタルジック。
こちらはお昼の顔のオデオン座。なんだか全然違う雰囲気を醸し出していませんか?確かにすごく古く情緒あふれる建物なのは変わらないのですが、お昼の方が夜に見たときよりも、昔使われていたんだな〜と感じてしまう、そんな気がします。
昼夜両方の雰囲気を味わってみて下さい。
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うだつが上がる町並み「美馬市」
美馬市で盛り上がっていると噂のうだつの町並み、きっともっとこれから盛り上がるでしょう。そんな気持ちになる脇町でした。風情ある町並みが今でも綺麗に残されていて散歩するだけで楽しい場所!「最近なんだかうだつが上がらない(ぱっとしない)な~」なんて思っている人も、ぜひ訪れてみてくださいね。