いつでもかわいい猫たちに出会える日本中の「猫島」を集めました。昔から猫が大切にされてきた島、猫の写真集で話題の島、島民よりも猫の方が多い島から、人懐っこい地域猫との触れ合いができるスポットまで、猫天国のスポットを紹介します。
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【青島】猫の数は島民の20倍?瀬戸内ののどかな猫島|愛媛県
愛媛県大洲市にある「青島(あおしま)」は、島民わずか6名(2019年時点)の島に100匹以上の猫が暮らす、「猫島」として有名な島。
島の猫たちはとても人懐っこく、持ち込んだおもちゃで遊んだりエサをあげたりすることが可能です。ただし、エサやりは島内に指定の場所があるため、ルールを守って行いましょう。
なお、島へ行くための定期船は1日に往復2便ずつしか出ておらず、島内にはコンビニや自動販売機、宿泊施設等は一つもないため、観光で訪れても必ずその日の午後便で島を離れる必要があるのでご注意を。青島は島民より猫が多い島
【青島へのアクセス】
JR予讃線「伊予長浜駅」よりあおしま乗船場まで徒歩2分→あおしま乗船場にて定期旅客船「あおしま」乗船で青島へ青島へは日帰りで行きましょう
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【田代島】太平洋に浮かぶ元祖猫島|宮城県
宮城県石巻市にある「田代島(たしろじま)」は、太平洋に浮かぶ周囲11㎞の小さな島です。ここでは100匹以上の猫が島民とのんびり暮らしています。
田代島は“猫島の元祖”と言われ、その歴史は江戸時代まで遡ります。かつては養蚕業が盛んで、蚕の天敵のねずみを駆除するために猫が大事にされていました。このことが、島に猫が増えたきっかけと言われています。
島内には猫神様が祀られている猫寺まで存在し、今でも島全体で猫が大切にされていることがうかがえます。田代島には100匹以上の猫が暮らしています
【田代島へのアクセス】
JR石巻線「石巻駅」よりミヤコーバスで門脇2丁目下車、船着場まで徒歩3分→石巻・旧北上川河口船着場よりフェリーで45分田代島は“猫島の元祖”
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【江ノ島】観光地として有名な日本有数の猫島|神奈川県
神奈川県藤沢市にある「江ノ島(えのしま)」は、首都圏からのアクセスが良好な海辺の観光スポットです。島と言っても本州と橋でつながっているため連絡船に乗る必要がなく、徒歩や車で上陸することができます。
そんな江ノ島に住みつく猫たちは、地元の人々から地域猫として大切にされています。なお、猫には島民の方がエサを与えているため、観光客によるエサやりは禁止です。
ただし人慣れしているため、観光客が近寄っても警戒しない場合が多く、触れることもできます。江ノ島は島全体が観光地ですので、のんびりと観光スポットを巡りながら猫に出会い、ルールを守って楽しく過ごしましょう。江ノ島の街中で自由気ままに暮らす猫たち
【江ノ島へのアクセス】
小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」・湘南モノレール「湘南江の島駅」・江ノ電「江ノ島駅」より、それぞれ徒歩で江ノ島大橋を渡り入島江ノ島へは徒歩でアクセス可能
鎌倉大仏殿高徳院・江の島 日帰りツアー(東京発)
¥7,229
更新日:2024/04/28
周辺の予約制駐車場
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【佐栁島】美しい海をバックに猫が飛ぶ島|香川県
香川県の多度津町にある「佐栁島(さなぎじま)」は、堤防と堤防の間を猫が飛び渡っている写真で有名になった猫島。多度津港という港から1日4本出ているフェリーが、島へ渡る唯一のルートとなります。
周囲4㎞の小さな島ですが、島全域に猫が多数生息しており、上陸した瞬間から猫に出会えることも。
ゴミを持ち帰ることや、島民の方の迷惑にならないようマナーを守れば、エサを与えることも可能です。海沿いの堤防におやつを置くと、反対側の堤防から来た猫が飛んでくれることもあり、話題の写真と同じものを撮影することができます。
瀬戸内の美しい海をバックに、軽やかに飛ぶ猫の姿を堪能してみませんか。佐栁島と言えば、堤防の間を飛び渡る猫!
【佐栁島へのアクセス】
JR予讃線「多度津駅」より多度津港まで徒歩20分→多度津港からフェリーで50分佐栁島ではマナーを守れば餌やりOK
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【睦月島】みかんの香る小さな島に茶トラの大名行列|愛媛県
愛媛県松山市にある「睦月島(むつきじま)」は、瀬戸内海にある島の一つです。周辺には「忽那(くつな)諸島」と呼ばれる無人島を含む30以上の島が点在し、睦月島は忽那諸島本島の東側に位置します。
現在の睦月島はみかんや伊予柑といった柑橘の栽培が主な産業で、かつては伊予絣(いよかすり)という織物を全国で売り歩く行商の島としても有名でした。
瀬戸内海には猫島が複数存在しますが、睦月島の名物は茶トラの家族。運が良ければ愛らしい茶トラ猫の大名行列に出会えるかもしれません。ゆったりとした時間の流れる島へ、猫に会いに行ってみませんか。睦月島の名物猫は茶トラ柄
【睦月島へのアクセス】
伊予鉄道高浜線「高浜駅」より高浜港まで徒歩1分→高浜港より高速船で18分、もしくはフェリーで30分睦月島へは船で最短18分
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【御誕生寺】のどかな境内に保護猫がのんびり暮らす猫寺|福井県
福井県越前市にある「御誕生寺(ごたんじょうじ)」は、猫たちが自由気ままに暮らす「猫寺」として親しまれ、全国から来訪者が訪れます。
元々は境内に住みついた迷い猫を保護したことから始まり、現在でも数十匹が保護されています。
猫たちの食事や病院にかかる費用もお寺が負担しており、連れ去りはもちろん観光客のエサやりも禁止です。
猫のお守りストラップや御朱印帳など、猫寺らしいグッズがたくさんあります。境内には本物の猫以外にも様々な形で猫に出会うことができますので、猫好きさんは必見です。寺猫 イメージ
【御誕生寺へのアクセス】
JR北陸本線「武生駅」より福井鉄道バス入谷線「大手」バス停下車、徒歩5分御誕生寺では迷い猫を大切に保護しています
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【哲学の道】京都の風情溢れる街並みにとけこむ猫たち|京都府
京都府京都市にある「哲学の道(てつがくのみち)」は、散策をしながら猫とのふれあいを楽しむことができる、銀閣寺と若王子神社を結ぶ散歩道です。全長が2kmと短いため、短時間で歩き切ることが可能です。
人馴れした猫たちが住みついていますが、猫スポットとしてはまだまだ穴場。京都を代表する観光名所の近くにあるため、桜や紅葉など季節には人通りが多いかもしれません。
しかし、とても京都らしい風情溢れる街並みが楽しめます。京都観光の際はぜひ立ち寄って散歩をしてみることをおすすめします。哲学の道は穴場な猫スポット
【哲学の道へのアクセス】
京都駅より市バス100番「銀閣寺前」バス停下車 または 市バス17番・5番「銀閣寺道」バス停下車哲学の道は桜と紅葉の時期が人気
周辺の予約制駐車場
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【相島】世界的にも有名な九州を代表する猫島|福岡県
福岡県新宮町にある「相島(あいのしま)」は、アメリカの有名なニュースメディア「CNN」が選んだ『世界の6大猫スポット』にノミネートされた世界的にも有名な猫島です。
相島は玄界灘に位置し、島全体で100匹近くの猫が島民と仲良く暮らしています。
島は海釣りスポットとしても有名で、釣り目的の観光客も度々訪れます。島の猫たちは、漁師たちから売り物にしない魚をもらって食べています。猫だけでなく、島を訪れた人々もぜひ美味しい海鮮料理を楽しんでみてください。相島では釣り人が猫に人気
【相島へのアクセス】
西鉄貝塚線「西鉄新宮駅」 または JR九州鹿児島本線「福工大前駅」よりマリンクス相らんど線で「相島渡船場」バス停下車→新宮港より町営渡船「しんぐう」で17分相島の猫は堤防でのんびり
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【竹富島】日本最南端の猫島でゆったりとした時間を過ごす|沖縄県
沖縄県竹富町にある「竹富島(たけとみじま)」は、石垣島からほど近い八重山諸島の一つで日本最南端の猫島です。
石垣島から船に乗って15分ほどで行けることもあり、行きやすい離島としても人気です。
竹富島では猫が集まるスポットがある程度限られており、最も集まりやすいと言われているのが「コンドイビーチ」。ここは沖縄のきれいな海を背景に猫たちと戯れることができる、人気のスポットとなっています。
年間を通して気候も暖かく、人馴れしている猫たちがゆったりと過ごす様子は必見です。竹富島では「コンドイビーチ」が猫スポット
【竹富島へのアクセス】
石垣空港よりバス・タクシーにて石垣港離島ターミナルへ移動(所要時間30~50分程度)→石垣港離島ターミナルよりフェリーで約15分竹富島の伝統的な風景
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【深島】猫とサンゴのある楽園|大分県
大分県最南端にある、周囲4kmの小さな島「深島」は、島民14人に対して80匹ほどの猫が暮らしている、まさに猫の島です。深島は、島全体が国定公園にも指定されているため、美しい海と豊かな自然も魅力。ダイビングやシュノーケリング、磯釣りも楽しめます。あちこちで人懐っこい猫と触れ合いながら島の散策をするのはもちろん、さまざまなアクティビティも満喫できます。
「深島」の猫たちは、島に到着してすぐのフェリー乗り場でもよく見かけられます。猫によく出会えるスポットは3ヵ所。「深島みそ工房前」、みそ工房から小学校へ向かう途中の道、「深島食堂」から「ヤギのムギちゃんの家」に向かう途中の道です。どれも徒歩圏内なので、どこに猫がいるか探しながらゆっくり歩いていくのもおすすめです。
【深島へのアクセス】
東九州自動車道 蒲江ICから蒲江港まで約10分→定期運行船「えばあぐりいん」で約30分 -
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【祝島】練塀に囲まれた猫島|山口県
山口県の猫島は、県の南端にある周囲12kmの小さな島です。『万葉集』にも「祝島」の名前が登場するほど長い歴史があり、「神舞神事」が開催される島、石積みの練塀が有名で、練塀が連なる風情ある風景は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれています。石積みで作られた巨大な棚田の景観も見ごたえがあり、かわいい猫たちに癒やされながら観光を楽しめます。
「祝島」の主な産業は漁業、有機農業、観光のため、釣りなどで訪れる人も多い島です。島の猫たちは食べ物をもらうためによく船着き場近くに集まってくるので、島に着いたときからかわいい猫を見る可能性が高いでしょう。街のなかでも、道の脇や塀の上、台の上など、あちこちで猫を見つけられます。街の人々に慣れているため人懐っこい猫が多く、猫との触れ合いも可能です。
【祝島へのアクセス】
JR山陽本線「柳井港駅」から柳井港まで徒歩約5分→定期運航船「いわい」で約70分 -
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【湯島】人より猫の方が多い!?|熊本県
「湯島」は、有明海中央近くの、島民より猫の方が多いともいわれている島です。「島原・天草一揆」の際に住民たちが集まって会議をした場所のため、「談合島」とも呼ばれます。島の周囲は4kmほど、島の南側が住宅の多いエリアになっています。急な坂道が多いことから、島内では徒歩での移動が主です。
島についてすぐの「湯島連絡船待合所」近くには、猫島らしい猫のモニュメントも設置されています。ここはモニュメントだけでなく本物の猫も多い、人気のフォトスポット。島内では、船着き場、海辺、路地裏、道路の真ん中まで、あちこちにくつろいでいる猫がいます。フォトスポットも複数用意されているため、写真を撮りながら楽しく街歩きができます。猫たちの写真を撮りたいときには、猫たちが集まるスポット、オレンジ色の「neko」の案内板近くがおすすめです。
【湯島へのアクセス】
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