一日中満喫できる、充実した施設が揃う温泉宿5選

貴重なオフ、温泉に浸かってのんびり……。それだけでも十分に癒されますが、施設が充実していたら、より休日が楽しくなることでしょう。そこで今回は、個性的で魅力的な施設が揃う温泉宿を厳選しました。1．偉人の面影写す伊豆・古奈の温泉と清流に心鎮まる東府やResort＆Spa－Izu（静岡県／伊豆・吉奈）温泉郷が点在する静岡県・伊豆。山に囲まれ、どこか郷愁を誘う古奈温泉に佇む和のリゾート「東府やResort＆Spa－Izu」は、3万6千坪の敷地内に清流・古奈川が流れています。全30室の中でも、川沿いに温泉露天風呂を備えた「＜離れ＞温泉露天付ヴィラスイート　和洋室」では、川のせせらぎをBGMに至福のバスタイムを過ごせます。アールデコ調の空間の中でウェルカムドリンクがいただける「大正館芳泉カフェアールデコ」は、まるで異世界への入り口のよう。敷地内の散策路には、美しいガーデンや宿に縁ある歴史上の著名人を偲ぶ資料館、心鎮まる水音テラス、身体に優しい豆乳パン工房などの施設が点在。大切な人と語らいながらゆっくり散策したいですね。東府やResort＆Spa－Izu 静岡県／伊豆・吉奈詳細情報はこちら 2．浅間温泉エリアで知に出会う心潤う特別な体験松本十帖（長野県／松本市）国宝・松本城を擁する長野県松本市に立つ「松本十帖」は浅間温泉をエリアごとリノベーションした複合施設。ご家族での滞在に適した「小柳」と、“豊かな知と出会う”がテーマのブックホテル「松本本箱」のいずれも、全室に源泉掛け流しの露天風呂が備わります。レセプション＆カフェ「おやきと、コーヒー」で、チェックイン時に郷土の味・おやきを楽しんで。大浴場「小柳之湯」は、客室の木桶とタオル持参で入浴する環境に優しいスタイルを採用。宿泊客のみ24時間利用できるブックストアは「オトナ本箱」「こども本箱」などのエリアがあり、本好きにはたまらない空間。知的好奇心を満たせる、特別なオフになることでしょう。松本十帖長野県／松本市詳細情報はこちら 3．日本の料理界屈指のシェフと温泉による癒しと食の殿堂アクアイグニス　片岡温泉（三重県／湯の山温泉）近鉄・湯の山温泉駅から徒歩約11分誕生した「アクアイグニス　片岡温泉」。敷地内は“湯・泊・食・畑・祝・催”の6つのテーマで形作られています。“泊”は温泉を満喫できる「宿泊棟」とラグジュアリーな佇まいの「オーガニック離れ宿」の2タイプ。レストラン棟「コンフィチュールアッシュ」は、日本屈指のパティシエ・辻口博啓氏が手がけ、スタッフ自らが敷地内で素材を育てるこだわりぶり。イタリアンの著名シェフ奥田政行氏による「サーラビアンキアル・ケッチャーノ」や、和食界の旗手・笠原将弘氏の「笠庵　賛否両論」など、美食家ならずとも日本の食の粋に身も心も満たされるでしょう。アクアイグニス　片岡温泉三重県／湯の山温泉詳細情報はこちら 4．原生林と温泉、もてなしに包まれてありのままの自分に還る温泉山荘だいこんの花（宮城県／蔵王）宮城県蔵王・遠刈田温泉に佇む「温泉山荘だいこんの花」は、約1万坪の自然林に12棟18室が点在する静謐さが魅力の大人の宿です。自然菜園近くの棟では、小鳥の歌や木々を駆け巡るリスなどに出逢えるかも。森中央に流れるせせらぎ沿いの棟では、水の音が心を癒してくれそうです。敷地内には大風呂「ぎんやんま」のほか、4カ所に予約不要で無料の貸切露天風呂を完備。アイスキャンディーやドリンクがいただける「小とりサロン」は、湯上りに立ち寄りたいスポットです。樹齢180年余の金山杉の梁が見事な屋根や大きな囲炉裏がある、温かな雰囲気の母屋で物思いにふけるのもまた、非日常を満喫できるひとときかもしれませんね。温泉山荘だいこんの花宮城県／蔵王詳細情報はこちら 5．日本リゾートの歴史を体感できるクラシカルで優雅な空間富士屋ホテル（神奈川県／宮ノ下）1878年、日本初の本格リゾートとして誕生し、多くの建物が有形登録文化財に指定されている「富士屋ホテル」。「本館」「西洋館」「花御殿」「フォレスト・ウイング」それぞれ趣が異なる宿泊棟は、全室に箱根・宮ノ下の天然温泉がひかれています。「ホテル・ミュージアム」でホテルの歴史を学んだ後は、散策コースになっている四季の草花が目を楽しませてくれる5,000坪の庭園へ。蔵書600冊を誇る宿泊者専用ラウンジで、喉を潤しながら書に耽るのも素敵。ホテルの室内プールとして日本初と言われる温泉を用いた屋内プール&ジム「マーメイド」は、クラシカルな雰囲気の中で身体を気持ちよく動かすことができます。富士屋ホテル神奈川県／宮ノ下詳細情報はこちら観光であちこち回るのも楽しいですが、あれこれ迷いながら決めた施設を存分に満喫したいもの。心躍る個性的な施設を宿泊の目的にするという新しい旅の楽しみ方で、今度のオフは温泉宿を訪れてみませんか。　