八女市横町町家交流館
八女の最高級玉露を味わえる情報発信拠点
2棟の町家を活用し無料休憩所としても解放
八女福島で最初に訪ねたいのが八女市役所から南に下ったところにある八女市横町町家交流館だ。ここには八女福島に関する情報が集まっており、パンフレットや町歩きのためのマップなどを手に入れることができる。また、八女の伝統工芸品や八女茶も販売されているほか、日本茶カフェも併設されているため、ちょっとひと息入れるのにおすすめだ。
施設は2棟の古い町家からなり、江戸時代の造り酒屋だった建物が無料で解放されている。居心地のいいスペースで、のんびりくつろげるのがうれしい。
八女の最高級玉露がもつ本来の味を体感
ここでは「八女伝統本玉露」のすすり茶体験(1人1100円。茶菓子付き)もできる。すすり茶とは、茶葉を入れた茶碗にほんの少し湯を入れ、蓋をしたまま茶碗を傾けて飲む方法で、少しの茶をすするように飲むことからすすり茶といわれている。このすすり茶で玉露本来の味わいを知ることができ、おいしいいれ方のコツも学べる。
玉露といえば高級日本茶の代名詞。茶どころ八女は高級茶葉の生産量が多く、全国茶品評会でも上位入賞者が多い産地である。そのなかでも最高級といわれるのが「八女伝統本玉露」で、八女市の中山間地域で生産される茶葉を手摘みし、伝統手法で仕上げた希少な茶葉になっている。これをスタッフの説明を受けながら1煎目から3煎目までいただけ、茶の香りや味、色の変化を実感できるなんともぜいたくな体験だ。
最後は酢醤油をかけて茶葉をいただく体験も
体験では、まず1煎目を50℃程度にまで冷ました湯でいれる。そして、砂時計で時間を計り、2分後に茶碗の蓋をずらしてすする。すると、お茶のイメージを覆す出汁(だし)のようなうまみが口の中いっぱいに広がる。
2煎目は1煎目よりやや高い温度でいれ、1分間待つ。少し渋みは感じるもののうまみは変わらず強く、茶菓子によく合うおいしさだ。3煎目も爽やかな飲み口で満足していたら、最後はなんと酢醤油をかけて茶葉をいただくという。その味にはクセやにがみがなく、まるで野菜のお浸しを食べているような感じだった。
こういう飲み方、味わい方は「1芯2葉(いっしんによう)」という茶葉の新芽とその横の2葉だけを手で摘み取る最高級玉露だから可能だと教えてもらった。
スポット詳細
- 住所
- 福岡県八女市本町94 地図
- エリア
- 久留米・柳川エリア
- 電話番号
- 0943234311
- 時間
- [開館時間]10:00-17:00
- 休業日
- 月(祝の場合は火)
- 料金
- [入館料]無料
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 八女福島の観光案内所的な役割も担っているのでしょうか
- 八女福島の白壁の町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、古くから城下町として栄えてきました。 福島八幡宮から通りに出て、少し北へ向かった通り沿いに、八女市横町町家交流館がありました。八女福島の観光案内所的な役割も担っているのでしょうか。町並みや、交流館の奥にあった古い酒蔵の建物などについて、ていねいに説明してくれました。 館内も当時の風情が感じられて、八女にゆかりのある現代作家の資...
-
- 江戸末期に建てられた元造り酒屋の建物
- 八女福島の古い町並みを歩いていて、福島八幡宮の近くにあったこちらの施設、八女市横町町家交流館に入ってみました。 この施設は、江戸末期に建てられた元造り酒屋の建物を活用したものです。こちらの方が親切にお話してくれて、裏手にあるまだ整備されていない元酒蔵のレンガ造りの施設も見せてくれました。建物の中も町家の面影が色濃く残っていて、素敵な雰囲気でした。
-
- 雛人形展示を見学
- 福島八幡宮を訪れたあとに訪問しました。ちょうど雛飾りの時期で八女人形会館の雛人形がずらりと畳の上に並んでいるのは壮観でした。他にも古い人形が多数展示されていました。子供雛は珍しいということでした。真ん中の通路をはさんでカフェがあり、こちら側にも雛人形が展示されていました。スタッフの説明がありました。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る