私学校跡
明治6年(1873)、政変で下野した西郷隆盛によって創設された私学校跡。一緒に官職を辞して帰郷した青年たちのために銃隊学校と砲術学校からなる私学校を設立。その後明治9年(1876)頃には県内すべての郷内に分校が設立され、青少年の多くが学んだといわれている。元々は国難に際しての兵士養成が目的だったが、旧士族の不平不満の受け皿としての役割も担うようになり、後の西南戦争へと発展するきっかけになったといわれる場所だ。西南戦争では一帯が激戦地となり、今も当時の弾痕跡が石塀に残っている。
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情報提供: ナビタイムジャパン