厳島神社
平家滅亡にも明治維新にもゆかりのある神社
嚴島神社というと、広島県の安芸の宮島が有名だが、ここ山口県の下関にも嚴島神社があり、両社には深いつながりがある。源平合戦の頃、安徳天皇の御座船に安芸国(広島県)の嚴島神社の分霊を平家の守護神として祀っていたが、壇ノ浦の戦いで幼い天皇や平家の人々とともに海に沈んでしまった。戦いののち、下関の里の人が神託を受けて海辺に流れ着いた鏡と太刀を見つけ、1185年(文治元)に社殿を建立、安芸国の厳島神社からあらためて分霊を勧請し祀ったのが、この長門国(山口県)の嚴島神社の始まりだという。また、この辺りは、幕末に高杉晋作をはじめ奇兵隊諸士が活躍した明治維新発祥の地でもある。1865年(慶応元)、徳川幕府による第二次長州征伐が勃発した際に、高杉晋作がこの嚴島神社で戦勝祈願を行った。翌年起こった、高杉晋作が指揮する小倉口の戦いは最大の激戦となったが、小倉藩が自ら小倉城に火を放って敗走し、長州軍が城から持ち帰った太鼓が戦勝のお礼に嚴島神社に奉納された。その太鼓は今も境内にあり、毎年9月第1土曜には太鼓祭が行われている。平家滅亡、徳川幕府倒幕という大きな出来事に関わってきた「長門國 嚴島神社」で、歴史の重みを感じたい。
スポット詳細
- 住所
- 山口県萩市椿東越ヶ浜 地図
- エリア
- 萩エリア
- 電話番号
- 0838251750
- 時間
- 24時間
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
-
なし
※近隣の有料駐車場をご利用下さい。 - 備考
- ※電話番号は萩市観光協会に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン