山口

HAGI

江戸時代のにぎわいが聞こえてくる、史跡や文化財の立ち並ぶエリア

山口県北部、日本海に面した萩市は、江戸時代に毛利氏が治めた長州藩の本拠地だった町。江戸時代の風情を色濃く残す「萩城下町」として知られ、西日本有数の人気観光都市でもある。日本海に面した町は三方を山に囲まれ、このことから近代化から遅れを取ったが、逆に萩城址を中心とした武家屋敷、町人の家が立ち並ぶ街並みがほぼ当時の姿で残されることになった。また、幕末には討幕運動の中心となって明治維新の原動力となった藩であり、その後の戦前にかけ政財界で活躍した人物を多く輩出。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産に登録された史跡も多い。また、人間の歴史資産だけではなく、ユニークで貴重な自然景観も残している。1億年にわたる火山の活動が作り出した大地には、大きなカルデラから小さな単成火山の溶岩台地までが点在し「萩ジオパーク」に認定されている。萩城下町もこの地形を巧みに利用して建設されたものだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    松下村塾
    日本の近代化に貢献した偉人たちを数多く輩出した私塾
    幕末から明治の時代、松本村(現在の萩市)に地域社会の人材育成の場として開かれた私塾。長州藩の兵学者だった吉田松陰が教育を行ったことで有名だ。指導を受けた者から新しい日本を支える逸材を多数輩出。明治維新からの日本の近代化は、この場所から始まっているのだ。
    歴史上の偉人を多数輩出した松下村塾
  • spot 02
    萩城下町
    日本の新しい夜明けを導いた長州藩毛利家の美しい城下町
    世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産である「萩城下町」。江戸時代を通して強い勢力を誇り、幕末には明治時代への幕開けにつながる討幕運動の士を多く輩出した長州藩 (萩藩)の城下町だ。名城と呼ばれた萩城址を中心とした風情ある町並みは、当時の面影が色濃く残るという点で日本有数だ。
    なまこ壁が美しい菊屋横町
  • spot 03
    青木周弼旧宅
    幕末の藩医を務めた日本屈指の蘭学者・青木周弼の邸宅
    幕末の日本を代表する蘭学医であり藩医であった青木周弼の邸宅で、萩城下町・江戸屋横町にある。全国から教えを乞おうとする門下生が続々と集まったため、それに対応するべく安政6年(1859)に新築された。侍医らしいこだわりや趣が感じられる建物は、ほぼ当時のままに残されている。
    藩医の邸宅らしい立派な門構え
  • spot 04
    高杉晋作誕生地
    幕末の風雲児と呼ばれた高杉晋作の生家
    明治維新に大きく貢献しながらも、27歳8か月の若さで夭折した高杉晋作生誕の地。幕末の長州藩士のなかでも屈指の人気と知名度を誇る文武両道ヒーローだけに訪れる人は多く、萩城下町きっての人気スポットとなっている。
    かつての高杉家旧宅の一部が一般公開されている
  • spot 05
    金毘羅社 円政寺
    幼き日の高杉晋作や伊藤博文の学舎としても知られる神仏習合の寺
    寺と神社の形態をあわせもつ境内には、由緒ある文化財が点在。高杉晋作と伊藤博文が幼い頃に学んだ地としても知られ、ゆかりの品や逸話も残る。近代日本の礎を築いた偉人らの、幼少時代に思いを馳せつつ参拝しよう。
    鳥居の奥に山門が見える珍しい風景
  • spot 06
    須佐ホルンフェルス
    マグマが作り出した美しい縞模様の断崖
    日本海の白波がぶつかる断崖絶壁に、人工物かと思えるほどくっきり鮮やかに描かれた灰白色と黒色の美しい縞模様。「須佐ホルンフェルス」と呼ばれるこの地層は、れっきとした大自然の産物。その迫力ある美しさからは、あらためて地球のパワーのすごさを感じるはずだ。
    独特の縞模様が目をひく雄大な岩壁
  • spot 07
    いかマルシェ スサノモノミトコ館
    日本海の「イカの町」で絶品のローカルブランド「須佐男命いか」を味わおう
    須佐は山口県北東部、日本海に面した漁業の町。現在は合併により萩市に属している。須佐の名は、天照大神(あまてらすおおみかみ)とともに生まれた日本神話の男神、須佐之男命(すさのおのみこと、以下スサノオ)に由来する。スサノオが出雲の国から朝鮮半島に渡る際、町の北側にある大きく日本海にせり出した高山(神山)の上から航路を定めたとされる神話によるものだ。JR須佐駅に隣接する「いかマルシェ スサノモノミトコ館」は、地元産の朝どれ生鮮魚介類や野菜、手土産などを販売する施設。館名ももちろんスサノオの名をもじったものだ。いちばんの名物は「須佐男命いか」。須佐港で水揚げされる活きた状態の剣先イカのローカルブランド名だ。弾力があるがやわらかい絶品のイカで、「一本釣船団」によって水揚げされている。須佐漁港の漁船の大半は一年を通してイカ漁を行い、年間漁獲高の半分以上をイカが占めるほど。館内には獲れたての「須佐男命いか」はもちろん、イカにこだわった加工品や総菜、魚介干物などがめじろ押し。須佐はまさにイカの町なのだ。
    2019年(平成31)にオープンした施設で、観光の拠点にもなっている
  • spot 08
    菊ヶ浜
    萩城址と島々を一望にする城下町に面した美しい海岸
    日本海に面して広がる萩城下町。その海岸線は白砂青松の美しい菊ヶ浜だ。北長門海岸国定公園内に位置しており、海に向かって左手には城址のある指月山 (しづきやま)、沖合には小さな島々が浮かんでいるのを見ることができる。夏には海水浴場としても大いに賑わう。
    青い空と海、白砂のコントラストが美しい
  • spot 09
    道の駅 萩しーまーと
    漁港直結!鮮魚からスイーツまで萩のごちそうが大集合
    萩漁港に隣接し、漁業組合や地元生産者などが集まって運営する道の駅。館内では鮮魚店をはじめ、青果店やレストラン、土産物店など、17店舗が萩の特産物を提供している。
    剣先いかや鯛、ヒラメなど、旬の魚介類が並ぶ
  • spot 10
    住吉神社
    萩城下の港町にある禊祓い、海上、交通、産業発展の神社
    萩城下の浜崎地区にある「住吉神社」は、「住吉」という名称が示すように海上安全の神を祀った神社で、1655年(明暦元)に大坂の堺から勧請され、1658年(万治元)に創建された。浜崎地区は、日本海と松本川の間にあって、近世は北前船の寄港地として廻船業と水産業で、大正から昭和初期にかけては水産加工業や夏みかんの積み出し港として栄えた港町。今も古い商店や住宅が数多く残り、伝統的建造物保存地区にも選定されている。「住吉神社」は鳥居をくぐると舞殿があり、舞殿から太鼓橋を渡って拝殿へ進むようになっていて、その奥の幣殿、本殿へと続く。祭神は、底筒之男命(そこつつのおのみこと)、中筒之男命(なかつつのおのみこと)、上筒之男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神。住吉三神は、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)が黄泉国(よみのくに)から戻り、禊(みそぎ)を行った際に生じた神だ。また、毎年8月1~3日に開催される祭礼では、山口県無形文化財にも登録されている「お船謡(ふなうた)」が演唱されることでも有名。境内には宮司の中津江さんが園長を務める保育園もあり、地域の生活に密着した神社として地元住民にも愛されている。
    祭礼の時期には、鳥居の横に猿田彦山車が飾られる
  • spot 11
    道の駅 萩往還
    萩の山の幸と歴史探訪を楽しめる複合施設
    地元の新鮮な野菜や果物をはじめ、萩の大地の恵みを中心に多彩なご当地グルメが集結。ジャムや入浴剤など、ここでしか買えないオリジナル土産も盛りだくさん。敷地内の「松陰記念館」では萩の歴史も学べる。
    萩城から参勤交代で江戸に行くために開かれた道・萩往還沿いにある。広場には吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞の銅像も
  • spot 12
    萩・明倫学舎
    「藩校明倫館」から「明倫小学校」を経て再生された観光スポット
    明治維新の立役者・長州藩。この地が新政府を率いた偉人たちを生み出したのは、優れた教育環境が整っていたからにほかならない。「藩校明倫館」から「明倫小学校」まで続いた教育の場をのぞいてみよう。
    歴史の重みを感じる威風堂々とした外観
  • spot 13
    松陰神社
    境内に世界遺産もある、幕末維新の先覚者・吉田松陰を祀る神社
    幕末の教育者・吉田松陰が生まれた萩にある「松陰神社」。彼を祀るととともに、「松下村塾(しょうかそんじゅく)」などの世界遺産も有する。明治維新胎動の地に鎮座する神社で、幕末の志士に思いを馳せよう。
    神社入り口に立つ大きな石の鳥居
  • spot 14
    吉田松陰誕生地・墓所
    幕末動乱の時代に生まれ、志を貫いた偉大な思想家の生家跡と墓所
    吉田松陰が、1830年(天保元)に萩藩士だった杉百合之助の次男・寅次郎として生まれ、19歳頃まで過ごした誕生の地と、親兄弟などとともに眠る墓所が隣接してある。生家の建物はないが、間取りを示す敷石が復元され、往時をしのぶことができる。松陰は自らも学び、行動しただけでなく、松下村塾でたくさんの門下生を育ててきたが、最後は安政の大獄で捕らえられ、江戸で29歳の若さで処刑された。没後、杉家で百日忌が営まれ、家族や親戚、門下生らが遺髪を埋葬した。墓碑の「松陰二十一回猛士墓」の文字は、二十一回の猛を行う士と自ら名乗ったことから刻まれており、藩の許可を得ずに東北へ遊学、意見書を藩主へ上申、海外密航の企てと、これまで3回、志を貫いてきたので、あと18回ことをなすぞという意志を表したものだという。墓前の水盤や花立は、前原一誠や久坂玄瑞、高杉晋作ら門下生17名と妹たちが名入りで寄進したものだが、当時、大罪人とされていた松陰のために名前を刻むことは勇気のいる行動であり、それだけ松陰が慕われていたことをうかがわせる。誕生地と墓所は、萩市内を一望する団子岩と呼ばれる高台にある。松陰もこの風景を見て育ち、今も見守り続けているのだろうか。
    松陰が熱い志をもつ少年、青年に成長していった生家跡
  • spot 15
    木戸孝允旧宅
    倒幕から明治維新を駆け抜けた俊豪の原点
    幕末から明治にかけて、薩摩藩と手を組んで江戸幕府を倒し、近代国家の礎を築いた木戸孝允。大久保利通、西郷隆盛と並び、「維新の三傑」と称された木戸が生まれ、江戸に出るまでの20年間を見届けた生家である。
    木戸孝允が誕生した家。途中養子に出たが戻り、江戸に行くまで暮らした
  • spot 16
    伊藤博文別邸
    初代内閣総理大臣・伊藤博文の東京の豪邸の一部を移築・保存
    長州が生んだ初代内閣総理大臣・伊藤博文。伊藤の旧宅の隣に立つ別邸は、もとは東京に建てられたもので、そのうち往時の面影を残す部分が移築された。素朴ながらも意匠に優れ、見どころにあふれている。
    手前が「次の間」、奥が「書院の間」
  • spot 17
    伊藤博文旧宅
    立身出世を遂げた伊藤博文が少年期・青年期を過ごした家
    伊藤博文は、1841年(天保12)に、長州の熊毛郡束荷村(つかりそん)、現在の山口県光市の農家に生まれた。幼名は利助といい、1854年(安政元)に博文の父・林十蔵が萩藩士・伊藤家の養子となったため、一家でここに移住した。約96平方メートル(29坪)の木造茅葺き平屋建ての小さな家だが、1868年(明治元)に兵庫県令として赴任するまでの14年間、博文の本拠となった場所である。博文は、木戸孝允の義弟・栗原良蔵の紹介で松下村塾に入ると、吉田松陰から「なかなか周旋家になりそうな」と評価されたという。松陰の推察どおり、伊藤のその後の活躍はめざましく、尊攘運動に参加、長州ファイブの一人として英国に密航留学し、明治新政府では参与や兵庫県令などを歴任、条約改正のため岩倉使節団の一員として欧米各国を歴訪。帰国後、参議、工部卿などの要職を経て、1885年(明治18)に初代内閣総理大臣となった。この家から松下村塾に通い、松陰や塾生たちと語らい、学んでいた日常の先が、本人も想像しなかったような広い世界につながっていたと思うと胸が熱くなる。旧宅に隣接して、東京から移築した「伊藤博文別邸」もあるので、ぜひあわせて見学してみよう。ともに、国指定の文化財である。
    江戸時代に建てられた下級武士の家。玄関横の3畳間は伊藤の勉強部屋だったという
  • spot 18
    菊屋家住宅
    世界遺産の構成資産のなかの見どころ、全国最古級の豪商の町家
    江戸時代の豪商「菊屋家」が建てた家は、全国で最も古い町家として極めて高い価値をもつ。世界遺産の構成資産のエリアにあり、国の重要文化財に指定されている商家で、当時の豪商の暮らしに触れてみよう。
    開放感のある書院の間と見事な中庭
  • spot 19
    口羽家住宅
    萩城下で最も古い、表門と主屋からなる上級武士の屋敷
    江戸時代の面影を残す、長州藩の上級武家屋敷「口羽家住宅」。表門と主屋の2棟からなる建物は、全国でも数少ない貴重な武家屋敷の一例として、国の重要文化財に指定されているほか、世界遺産にも登録されている。
    庭から見た主屋。藩主を見下ろさないように、平屋建てで造られているという
  • spot 20
    萩城跡指月公園
    江戸時代を通して長州藩の興隆を見届けた名城の跡
    江戸幕府開府からすぐの1604年(慶長9)に毛利輝元が築城した萩城跡に位置する。萩城は指月山(しづきやま)のふもとにあることから、指月城とも呼ばれていた。低い山や小高い丘とその周囲の平地を利用して築かれた平山城(ひらやまじろ)で、本丸、二の丸、三の丸、詰丸からなっていた。本丸には高さ14mを超える五層の天守があったが、1874年(明治7)に天守、矢倉などの建物はすべて解体され、石垣と堀の一部のみが往時の姿をとどめており、城跡は国の史跡に指定されている。園内には天守跡のほか、「花江茶亭(はなのえちゃてい)」「万歳橋」「東園」などの旧跡もある。また、「花江茶亭」は、第13代藩主・毛利敬親(たかちか)が幕末に藩主別邸「花江御殿(はなのえごてん)」のなかに建てた茶室「自在庵」を、1889年(明治22)に園内に移築したものだ。この茶室は市指定の有形文化財で、吉田松陰の妹、杉文(すぎふみ)を取り巻く「松下村塾」の弟子たちの人間模様を描いた、2015年(平成27)放送の大河ドラマ『花燃ゆ』のロケ地となったことでも知られている。
    堀の向こうに石垣が残る。左奥の高台が天守跡
  • spot 21
    窯元 萩焼会館
    萩焼の窯元直営店で、ショッピングと陶芸体験を楽しむ
    400年以上の歴史をもつ、素朴でやさしい風合いの萩焼。窯元直営の「窯元 萩焼会館」では、萩焼の販売や陶芸体験を行うほか、土産物コーナーも充実しているので、旅の途中でぜひ立ち寄りたい必須スポットだ。
    枇杷色(びわいろ)のもの、灰青色(はいあおいろ)のものなど、萩焼らしさを感じるやわらかい色合いの器が並ぶ
  • spot 22
    萩焼窯元 千春楽 城山
    迫力ある登り窯見学とろくろ体験で萩焼の魅力を体感
    萩城のお膝元にある「萩焼窯元 千春楽 城山」。ここは、作品の購入はもちろん、窯の見学や陶芸体験もできる複合観光施設となっている。人気のろくろ体験で、世界でたったひとつの自分の作品を作ってみよう。
    実際に使われている登り窯。黒くすすけた部分もあり、歴史を感じる
  • spot 23
    萩心海
    肉厚で歯ごたえのある萩の特産品「剣先イカ」を食す
    海の幸が豊富な萩を代表する海産物のひとつ「剣先イカ」。獲れたてのイカは味も食感も極上品。県内最大級の生け簀を有する活魚料理店「萩心海」で、新鮮な活イカを味わおう。
    透明で重量感のある「剣先イカ」
  • spot 24
    網焼きレストラン見蘭
    やわらかい霜降りの萩のブランド牛「見蘭牛(けんらんぎゅう) 」
    萩市特産品のブランド牛「見蘭牛」は、希少な和牛原種の血統を受け継いだ極上品。自社牧場の特産牛を販売する「みどりや」が営む「網焼きレストラン見蘭」で、見蘭牛の魅力を心ゆくまで堪能しよう。
    繊細な脂とやわらかな食感を味わえる「見蘭牛」
  • spot 25
    割烹千代
    全国一の水揚げ量を誇る、鮮度抜群の高級魚「萩のあまだい」
    萩で水揚げされる名物「萩のあまだい」。萩は好漁場が近く、鮮度を保ったまま入手できるため、新鮮で深いうまみを堪能できる。おいしい「萩のあまだい」を、地元で最も古い割烹料理店「割烹千代」でいただこう。
    平日の昼限定の「甘鯛の唐揚げ定食」2200円。名物「萩のあまだい」がリーズナブルに楽しめる
  • spot 26
    長門國 嚴島神社
    平家滅亡にも明治維新にもゆかりのある神社
    嚴島神社というと、広島県の安芸の宮島が有名だが、ここ山口県の下関にも嚴島神社があり、両社には深いつながりがある。源平合戦の頃、安徳天皇の御座船に安芸国(広島県)の嚴島神社の分霊を平家の守護神として祀っていたが、壇ノ浦の戦いで幼い天皇や平家の人々とともに海に沈んでしまった。戦いののち、下関の里の人が神託を受けて海辺に流れ着いた鏡と太刀を見つけ、1185年(文治元)に社殿を建立、安芸国の厳島神社からあらためて分霊を勧請し祀ったのが、この長門国(山口県)の嚴島神社の始まりだという。また、この辺りは、幕末に高杉晋作をはじめ奇兵隊諸士が活躍した明治維新発祥の地でもある。1865年(慶応元)、徳川幕府による第二次長州征伐が勃発した際に、高杉晋作がこの嚴島神社で戦勝祈願を行った。翌年起こった、高杉晋作が指揮する小倉口の戦いは最大の激戦となったが、小倉藩が自ら小倉城に火を放って敗走し、長州軍が城から持ち帰った太鼓が戦勝のお礼に嚴島神社に奉納された。その太鼓は今も境内にあり、毎年9月第1土曜には太鼓祭が行われている。平家滅亡、徳川幕府倒幕という大きな出来事に関わってきた「長門國 嚴島神社」で、歴史の重みを感じたい。
    祭神は、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)の宗像三女神
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旅のヒント

  1. その1

    市内をまわるには「萩循環まぁーるバス」がおすすめ。萩市役所を起点に、どこまで乗っても100円。西回りの「晋作くん」と東回りの「松陰先生」の2ルートのバスが、約30分ごとに運行している。

  2. その2

    「萩循環まぁーるバス」は、500円で1日、700円で2日間乗り放題となる乗車券も販売している。

  3. その3

    レンタサイクルやシェアサイクルも充実しており、萩市観光協会をはじめ市内のさまざまな場所で利用できる。

  4. その4

    萩城城下町にある青木周弼旧宅の入館料は100円(小学生以下は無料)で、萩市文化財施設1日券(310円)も利用でき、こちらでの購入も可能。同じく城下町地区にある木戸孝允旧宅や旧久保田家住宅、旧松本村地区の伊藤博文別邸、堀内地区の旧湯川家屋敷など全9施設で利用できるので、これら3か所以上をまわりたい人は購入するのがおすすめ。

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