仲間川マングローブクルーズ

4.0

日本最大級のマングローブ林を巡る仲間川遊覧

西表島で2番目に大きな川、全長約17.5kmの仲間川(なかまがわ)の河口-中流域を遊覧船で巡る人気のジャングルクルーズ。日本最大級のマングローブ林を両岸に見ながら進み、天然記念物のヤエヤマヤシ群落や日本最大のサキシマスオウノキなど、西表島でしか見ることのできない珍しい亜熱帯の植物を見学することができる。心地よい風を受けながら、世界遺産、西表島の貴重な自然環境を間近に感じよう。

屋根付きの遊覧船なので、日差しや雨を避けて水上散歩を楽しむことができる

西表島の東の玄関口として、石垣島からの高速船が発着する大原港。「仲間川マングローブクルーズ」の乗船口はその桟橋の隣にあり、予約なしですぐに乗船することができる。コースは、約60-70分で船から降りずに遊覧する「マングローブコース」と、約90分かけて上流まで行き、少し歩いてサキシマスオウノキを見学する「サキシマスオウノキ」コースがあり、催行コースと出発時間は潮の干満によって変わるので、事前にスケジュールを確認しておこう。個人旅行で参加する場合には、比較的空いている午後の便がおすすめだ。クルーズは仲間川の河口からスタートし、仲間橋の下をくぐって上流へと向かう。目の前に山々が迫り、少しずつ川幅が狭くなってくると、両岸のマングローブ林がよく見えてくる。船長兼ガイドさんが、仲間川や船から見える植物について詳しく説明してくれるので、テーマパークにいるような気分で風景を楽しむことができる。

高速船が発着する大原港桟橋(写真・手前)のすぐ隣(写真・左)にクルーズ船の乗り場がある

日本国内の約4分の1にあたる約158万平方メートルものマングローブ林が広がる仲間川の流域

上流に進むほどに、深い緑に覆われた山々が目の前に迫ってくる

仲間川のマングローブ林は日本最大規模を誇り、貴重な自然環境が保たれた流域として国の天然保護区域に指定されている。マングローブとは固有の名称ではなく、真水と海水が混じった汽水域に生息する植物の総称を指す。仲間川ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、マヤプシキの4種類のマングローブを見ることができるほか、河口から約2km上流には、石垣島と西表島だけに自生する大型のヤシ、ヤエヤマヤシの群落があり国の天然記念物に指定されている。また、植物だけではなく、マングローブの根を住処とするカニや魚、それを狙う大小さまざまなサギやカンムリワシなどの鳥類、運がよければリュウキュウイノシシが見れることもあるので、船上からの風景をしっかり見ておこう。

下流から中流域に進むにつれ、背の高いオヒルギが増えてくる

天然記念物の「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落」を船上から見ることができる

「サキシマスオウノキ」コースでは、上流の桟橋で船を降り、遊歩道を歩いて日本一のサキシマスオウノキを間近で見学することができる。サキシマスオウノキは、板根(ばんこん)と呼ばれる発達した板状の根が特徴的な木で、沖縄ではその昔、船の材料としても使われていたそうだ。仲間川のサキシマスオウノキは推定樹齢が約400年、樹高が約18m、板根が最大3mを超えるほどの巨木で、2000年(平成12)に地域のシンボルとして次世代に残すべく木として林野庁の「森の巨人たち百選」に、2003年(平成15)には「おきなわの名木百選」にも選ばれている。波打つように立ち上がる美しい板根を、ぜひ間近で見てみよう。また、季節限定ではあるが、仲間川を一望できる展望台まで山道をトレッキングするコースや、カヌーでより身近に仲間川の自然を感じられるコースもある。

水際では魚を狙うコサギ、チュウウサギ、ダイサギをよく見ることができる

日本最大のサキシマスオウノキ。板根だけでも3mを超える巨木は神聖な雰囲気

スポット詳細

住所: 沖縄県八重山郡竹富町南風見201 地図
エリア: 八重山諸島エリア
電話番号: 0980855451
時間: 9:00-16:30
休業日: 年中無休(台風・暴風警報・注意表発令時などを除く)
料金: [乗船料]大人2,500円、小人1,250円
駐車場: あり(5台)
クレジットカード: 可(VISA、JCB)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(PASMO、QUICPay、iD、nanaco、PayPay、LINE Pay、d払い、auPAY)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
車椅子での入店: 可(要付き添い)
乳幼児の入店: 可(要付き添い)
ペットの入店: 可(小型犬でケージ内で要管理)
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

国内最大のマングローブの原生林

投稿日 : 2022.04.20

石垣島からのツアーで行きました。大原港到着後バスで移動、程なくクルーズ船乗場に着きました。ここは国内最大のマングローブの原生林です。マングローブについて船頭さんの説明を聞きながらのクルーズです。「マングローブとは海水と淡水が混ざり合う汽水域に生える植物の総称であること」などと、実際の木を見ながら詳しく説明してくださいました。潮が満ちている時間帯でしたので船は比較的狭い水路まで入ることが出来ました...
小さな船がオススメ

投稿日 : 2022.04.03

2022年3月15日に訪問。マングローブツアーは数社が催行していて各社乗り場が別々です。コースや船もそれぞれ微妙に個性があるので比べてみるのもいいかもしれません。大原港から出発する会社もありますが私が利用した会社は仲間橋のたもとに船着場がありました。小さな船で行くクルーズです。この小さな船というのがポイントで、川岸すれすれまで近づいてじっくりとマングローブを見ることができました。時には...
マングローブを観察できます

投稿日 : 2022.02.24

船で仲間川を上ってゆきます。様々なマングローブの説明があり、飽きさせません。途中でイヌワシも見れて、ラッキーでした。