北島酒造株式会社
原点回帰の技法による新銘柄も! 旧東海道に構える老舗酒蔵
旧東海道沿いで酒造りを継承
JR草津線甲西駅から徒歩8分。南口から駅前の通りを直進、由良谷川の橋を渡って旧東海道と交わる十字路を左折すると、白壁の木造建築が現れる。「北島酒造」の創業は江戸時代後期の1805年(文化2)、ひと筋に日本酒を造り続けてきた老舗の蔵元だ。蔵を構える湖南の地は、近江盆地ならではの冬の冷え込み、「比良おろし」と呼ばれる比良山系から吹き下りる冷たい風、鈴鹿山系から湧き出る清冽でやわらかな伏流水、近江米を育む豊かな土壌など、酒造りに適した気候風土に恵まれている。看板銘柄「御代栄(みよさかえ)」が誕生したのは70余年も前のことだが、近年、飲みやすさとコシを兼ね備えた完全発酵の食中酒を追求し、原点回帰。2002年(平成14)に新たなブランド「北島」を生み出した。
要問い合わせで酒蔵見学も
「北島」は、酒造りの技法のなかでも伝統的な「生酛造り(きもとづくり)」で醸す酒。「生酛造り」は、空気中の菌や乳酸菌を利用して酵母を育てる方法であり、その酵母を培養して増殖させる「酒母(しゅぼ)」が日本酒の美味の鍵を握る。手間暇はかかる分、米のうまみが最大限に引き出されるのだという。酒造りを行う蔵は、要問い合わせで見学も可能だ。ただし、毎年10月から4月にかけては日本酒造りの最盛期であるため、築130年前後という蔵内部の見学は、オフシーズンの夏期が中心となる。蒸した米に麹菌の種胞子を振りかけ、湿度と温度を保った室内で3日かけて繁殖させ麹を造る製麹室、麹と蒸した米、水に清酒酵母を加え、酵母(イースト菌)を増殖させて酒母を造る酒母室のほか、巨大な醸造タンクなどがある。
直営店で好みの日本酒を品定め
店内には多彩な日本酒が並んでいる。搾ったそのままを生で低温貯蔵し、熟成させてから火入れをして瓶に詰めた、いちばん人気の「しぼったそのまま一番酒」や、ワインに例えるならフルボディの純米吟醸「近江米のしずく」など、代表銘柄「御代栄(みよさかえ)」の名を冠したものもさまざま。平成の新銘柄「北島」は特約店のみで購入可能。燗でうまい「生酛熟成」と、冷やでうまい「生原酒」があり、いずれも食中酒にぴったり。店内中央には、大吟醸を搾るときの音をイメージしたという水琴窟があり、したたり落ちる雫が奏でる清らかな音色に耳を澄ませてみよう。日本酒の仕込みに使われるのと同じ仕込み水は、希望すれば試飲も可能。毎月最終週の木・金・土曜には、その月のおすすめのお酒を限定で購入できる量り売りも実施されている。米どころ近江に数ある酒蔵でも注目の一軒だ。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県湖南市針756 地図
- エリア
- 湖南・草津エリア
- 電話番号
- 0748720012
- 休業日
-
日、祝
[夏季]水、土(不定休) - 駐車場
-
あり
※お店より80m西へ進むとございます。 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 備考
- ※蔵見学についてはお問合せ下さい。(只今、コロナウイルス感染症の為、蔵見学と中止とさせていただきます。)
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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