滋賀農業公園ブルーメの丘

中世ドイツの農村をイメージした体験型農業公園で一日遊び尽くす

自然豊かな日野町の丘陵に広がるブルーメの丘は、酪農をテーマとした体験型農業公園。牧場で動物たちと触れ合ったり、ピザ作り体験をしたり、季節の花が咲く園内をのんびり散歩したり、一日遊べるスポットだ。

駐車場から橋を渡ると入場ゲートが見えてくる

近江鉄道の日野駅から近江バス「北畑口」行きで約15分、「幅野町」で下車し10分ほど歩くと入場ゲートに到着。鈴鹿山脈のふもとという自然豊かなロケーションにあり、田園地帯をゆく道中から早くものんびりとした気分になれる。入場ゲートでチケットを購入し、園内へ。カフェや農村レストラン、乳製品を扱うショップが立ち並ぶ「街のエリア」を抜けると、正面には「あそびのエリア」、左手に「セントラルガーデン」や「どうぶつのエリア」が広がる。

園内の花畑。シーズンにはチューリップやヒマワリ、コスモス畑となる

「どうぶつのエリア」には、羊やヤギ、アルパカ、馬の放牧場や小動物が住む「みにまるランド」があり、12種、100頭を超える動物に会える。モルモットとの触れ合いや、羊やヤギのエサやり体験、ポニーの乗馬体験などができるが、いちばん人気は、カンガルーがいる柵の中に入ってじかに触れ合えるスポット。軽やかに跳ね回るカンガルーとの触れ合いは、子どもはもちろんのこと大人のリピーターも多いという。

カンガルーのほか大きなカメなどの動物とも触れ合える

広い敷地で、動物たちものびのびと暮らしている

動物たちと触れ合ったら、「あそびのエリア」で遊び尽くそう。足漕ぎボートや、池の周りを走るミニSL、園内を周遊する「チューチュートレイン」、ゴーカートやバギー、芝すべりなどさまざま。2019(令和元)年にはドイツ製の巨大なアスレチック「アルプスジム」、2021年(令和3)夏には曲がりくねったレールを滑車で滑り降りる「フォレストライナー」も登場。高さ17mもの「アルプスジム」は、空中自転車や吊り橋など72ものスリリングなアトラクションがあるが、ハーネスを着けるので安全に遊べる。人気なので週末に訪れる場合は午前中にチャレンジするのがおすすめだ。

足漕ぎボートは1回1200円

「アルプスジム」は入場料とは別料金。1階はキッズコース

生地づくりからピザ窯で焼くまでを体験できるピザづくりや焼き菓子づくり、手ぶらでOKのBBQなど体験型グルメも豊富。パスタやピザ、ポテトといったファストフードのあるカフェ、ショップが並ぶ「街のエリア」の看板メニューは、ソフトクリーム。ジャージー牛のミルクを使用しており、自家製ならではのフレッシュな味わい。自家製ヨーグルトやカップ入りアイスクリームはお土産に好評だ。

まちカフェの自家製ソフトクリームは400円