四ヶ村の棚田
日本の原風景を味わえる美しく広大な棚田
山形県のほぼ中央に位置する大蔵村(おおくらむら)。人口約3000人の小さな村の中心部から約10kmの場所にあるのが「四ヶ村の棚田」だ。四ヶ村は豊牧(とよまき)、滝の沢(たきのさわ)、沼の台(ぬまのだい)、平林(ひらばやし)の4地区の総称で、この4集落内に合計約120万平方メートルもの広大な棚田がある。東北随一のスケールともいわれ、1999年(平成11)には「日本の棚田100選」に選定された。大蔵村は全国でも有数の豪雪地帯で、その厳しい気候風土や豊富な雪どけ水により、棚田の米がさらにおいしく育つという。新緑や紅葉、雪景色など四季折々に異なる表情を見せる絶景スポットとして県内外から多くの観光客が訪れる。棚田の水面をオレンジ色に染める夕暮れどきもまた美しい。毎年8月第1土曜には大蔵村の夏の風物詩ともいわれる「四ヶ村棚田ほたる火コンサート」が開催され、賑わいを見せる。開湯1200年余の歴史を誇り、昔ながらの湯治場として知られる同村内の肘折温泉郷(ひじおりおんせんきょう)もあわせて訪れたい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン