旧岸名家

歴史的建造物

三国湊の豪商の暮らしぶりを伝える、国登録有形文化財の商家

町家らしい格子戸が特徴の旧岸名家(入館料100円)。ボランティアガイド「きたまえ三国」が常駐している} 町家らしい格子戸が特徴の旧岸名家(入館料100円)。ボランティアガイド「きたまえ三国」が常駐している

三国湊きたまえ通りの一角にある「旧岸名家」は、三国湊が北前船交易の拠点として栄えた江戸時代後期、1800年代半ば頃に建てられた、同地特有の「かぐら建て」の商家だ。2004年(平成16)に旧三国町が修復し、一般公開した。国登録有形文化財でもあるこの家屋には、代々、「新保屋岸名惣助」(しんぼやきしなそうすけ)を名乗った材木商が住み、商いをしていた。正面口から入るとすぐ脇には、そろばんの置かれた帳場があり、番頭と来客が商談していた様子を思わず想像してしまう。正面口から建物の奥へと延びる土間の通路には、淡い青緑色の石が敷き詰められている。笏谷石(しゃくだにいし)という福井産の高級建材だ。漆と金箔の対比が美しい三國仏壇がある座敷、かまどや囲炉裏が設置された台所、瀬戸焼の便器を備えた雪隠(せっちん)なども、商人の生活をうかがい知るうえで見逃せない。2階は「三国ゆかりの文化人展示室」となっており、岸名家の初代当主・岸名昨襄(さくのう)が1707年(宝永4)に創設した俳諧結社・日和山吟社(ひよりやまぎんしゃ)の歴史などを紹介している。

笏谷石の敷かれた「通り庭」と呼ばれる通路。忙しく行き来する商人やその家族の姿が見えてきそうだ} 笏谷石の敷かれた「通り庭」と呼ばれる通路。忙しく行き来する商人やその家族の姿が見えてきそうだ

水琴窟(すいきんくつ)を備えた庭。小石の敷かれた所にひしゃくで水を落とすと、竹筒から琴のような音が聴こえる} 水琴窟(すいきんくつ)を備えた庭。小石の敷かれた所にひしゃくで水を落とすと、竹筒から琴のような音が聴こえる

2階には、高見順、森田愛子、三好達治など、三国ゆかりの作家に関する展示もある} 2階には、高見順、森田愛子、三好達治など、三国ゆかりの作家に関する展示もある

スポット詳細

住所
福井県坂井市三国町北本町4-6-54 map map 地図
電話番号
0776820947
時間
9:00-17:00
休業日
水(祝日を除く)、年末年始
料金
[入館料]100円(中学生以下は無料)
駐車場
なし
※近隣の無料駐車場をご利用下さい。
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
0-30分
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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