WITH HARAJUKU(ウィズハラジュク)

原宿の独自カルチャーを世界へ向けて発信する場所

2020年(令和2)6月に原宿駅前に開業した「WITH HARAJUKU(うぃずはらじゅく)」は、店舗、ホール、シェアスペース、集合住宅などが入る複合施設。この街を行き交う人々をつなぐ新しい文化の発信地としての役割をもつ。

1階エントランスを入ったところにある大型ビジョン

ファッションの街・原宿の玄関口である駅前と、若者カルチャーの中心地で賑わいのある竹下通り。「WITH HARAJUKU」はそれらの異なる空間同士を並木道を表現した「パッサージュ」でつなぐことで、人々が行き交う道として機能している。館内には日本発ファストファッションの代表格である「ユニクロ」、北欧家具「IKEA(いけあ)」の都市型店舗、音楽やカルチャーとつながりが深いイギリスのシューズブランド「ドクターマーチン」といった人気店が軒を連ねる。エスカレーターで地下に降りて、自然光の入る心地よいパッサージュを竹下通りへ向かって歩くと、スヌーピーでおなじみの「PEANUTS Cafe SUNNY SIDE kitchen(ぴーなっつかふぇさにーさいどきっちん)」が左手に見えてくる。ここでは愛らしい『ピーナッツ』の仲間たちに囲まれてヘルスコンシャスな食事を楽しむことができる。

多摩産の杉材を使用したエントランス

IKEAの2階にあるスウェーデンカフェでは食事ができる

竹下通りへ抜けるパッサージュの途中にある「PEANUTS Cafe SUNNY SIDE kitchen」

「WITH HARAJUKU」で楽しめるのは買い物や食事だけではない。1階にある体験・発信型のビューティースポット「資生堂ビューティ・スクエア」ではコスメの販売のほか、ヘアメイクに関する悩みをプロに個別相談できる「サロンゾーン」を併設している。大型LEDビジョンを設置した「インスタレーションゾーン」では、光と映像を通じたインタラクティブコンテンツを体験できる。ひととおり店舗をまわったあとは、2階から3階をつなぐ階段とテラスのある「パーク」に行ってみよう。緑が植えられたまるで公園のようなスペースで、貸し出し無料の敷き物を利用してくつろぐこともできる。青空と原宿の街並みを眺めながら、心地よい風にあたってのんびりとした時間を過ごすことができるオススメのスポットだ。

パークは誰でも利用できる癒しスポットだ

3階パークから眺める原宿の街並み

3階にある「WITH HARAJUKU HALL(うぃずはらじゅくほーる)」はアイディアを形にできる約520平方メートルの大空間。JR原宿駅から徒歩1分の立地を生かし、さまざまなイベントや展示会が行われている。同フロアにはコワーキングスペース「LIFORK HARAJUKU(りふぉーくはらじゅく)」もあり、場所を選ばない新しい働き方や、人々が交流できる空間として機能している。さらに館内の一角には無料で利用できるリモートワークブースもあるので、外出時の急な仕事対応などに便利だ。単なる商業施設にとどまらない多彩な魅力をもつ「WITH HARAJUKU」は、原宿を行き交う人々の「たまり場」であり、原宿の「今」が体感できる刺激的なスポットだ。アクセスはJR山手線・原宿駅より徒歩1分。

「LIFORK HARAJUKU」はイベントスペースとしても利用できる