渋谷・原宿・表参道

SHIBUYA / HARAJUKU / OMOTESANDO

若者カルチャーと最先端ファッションの発信地

最先端のカルチャーが集まり、多くの若者で賑わう渋谷・原宿。そして、ラグジュアリーなアパレルブランドが立ち並ぶ表参道は、言わずと知れた東京のトレンドの発信地である。近年、渋谷の大規模な再開発で駅直結の「渋谷スクランブルスクエア」が誕生し、さらなる進化の過程にあるこの街の魅力は、留まることを知らない。「渋谷センター街」や原宿の「竹下通り」は、いまやファッションだけでなく、グルメ、サブカルチャーにおいてもシーンを牽引するスポットだ。一方、都心でありながら「明治神宮」「代々木公園」など、喧騒から離れて自然のなかに身を置けるスポットや、「渋谷区立松濤美術館」「根津美術館」といったゆっくりとアートに浸れる文化的施設も数多く点在し、年代問わず多くの人々をひきつけてやまない理由となっている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    明治神宮外苑
    聖徳記念絵画館や国立競技場があり、四季の移ろいを楽しめる
    新宿区にある、明治天皇と昭憲皇太后の業績を永く伝えるために造成された明治神宮の外苑。明治神宮球場をはじめとするスポーツ施設が充実、自然豊かで散策に訪れる人も多い。
    絵画館にまっすぐ延びる「いちょう並木」は東京を代表する景色のひとつ
  • spot 02
    いちょう並木
    黄金色に染まる季節は必見
    青山通りから神宮外苑のシンボル・聖徳記念絵画館につながる「いちょう並木」は、都内屈指の紅葉スポット。絵画館を中心に、シンメトリーになった風景はどこか日本離れしたような美しさがある。ドラマの撮影現場としてもよく使われているため全国的にも有名で、一度は映像で見たことがあるのではないだろうか。例年、11月中旬-12月初旬にかけて見頃を迎え、多くの人がカメラを持って訪れる。並木道は300m、合計146本のイチョウが歩道を挟んで植えられている。全盛期は地面に葉が落ち、歩道が黄金色のトンネルとなる頃。ベンチに座ってじっくり堪能したい。黄葉する季節でなくても、春-夏の新緑の頃は凜とした風景となり、秋に葉が緑から黄色に移り変わる頃も見ごたえがあり、また違った「いちょう並木」の表情を楽しめる。
    紅葉の最盛期には平日でも多くの人で賑わう
  • spot 03
    聖徳記念絵画館
    明治天皇の生誕から崩御までの出来事を80枚の壁画で展示
    明治天皇、昭憲皇太后の事績を描いた壁画80点から、日本が大きく変化した明治時代を振り返ることができる。壁画はドームのある中央広間を中心として、左右に日本画40枚、洋画40枚を明治天皇の生誕から崩御まで年代順に展示。壁画は、当時の一流画家により史実に基づいて考証を経て描かれており、教科書でなじみのある『大政奉還』(邨田丹陵)や西郷隆盛と勝海舟で行われた『江戸開城談判』(結城素明)などもある。絵画館の一般公開が開始されたのは1926年(大正15)だが、当時は5点しか展示されておらず、80点の壁画すべてがそろったのは1936年(昭和11)だった。国の重要文化財にも指定されている美術館建築は外壁と階段には岡山県の花崗岩を使用、内部壁面や中央ドームの壁、床にはほぼ国産天然大理石を使用しているので合わせて見ておきたい。
    日本の初期の美術館建築として国の重要文化財に指定されている
  • spot 04
    国立競技場
    神宮外苑の杜の100年先を見据えたスタジアム
    1964年(昭和39)東京大会でオリンピックスタジアムとして親しまれた国立競技場が2019年(令和元)にリニューアル。東京2020オリンピック・パラリンピックのメイン会場として、神宮外苑の自然に調和するスタジアムへと生まれ変わった。これまで旧国立競技場にあった壁画や彫像等の記念作品もそのまま受け継がれており、新たなフィールドでこれからも歴史を刻んでいく。日本の伝統建築を受け継いだという軒庇(のきびさし)の水平ラインが印象的な外観は、和モダンや木のぬくもりを感じさせ、木洩れ日をイメージしたという客席は、5色のアースカラーがランダムに配色されている。これは空席を目立たせない工夫でもある。観客席数は6万8000席、陸上競技のほか、サッカーやラグビー、コンサートなどでも使用される予定。
    軒庇には47都道府県から集められたスギ(沖縄はリュウキュウマツ)が使われている
  • spot 05
    表参道
    ケヤキ並木とファッションの道
    明治神宮に参拝するための道として1920年(大正9)の鎮座祭に合わせて整備された。現在は海外高級ブランドショップが軒を連ね、ファッションストリートとしても人気のエリアとなっている。
    景観を維持するため、面する建築物は高さ30mまでと決められている
  • spot 06
    キデイランド原宿店
    キャラクターを通じて日本のトレンドを発信
    玩具やキャラクターグッズを通じてトレンドを発信し続けているキデイランド。地下1階から4階までの5つのフロアからなり、ディズニー、ディック・ブルーナ、スヌーピーで有名なピーナッツなど、人気キャラクターグッズの品ぞろえが豊富。連日、子どもから大人まで幅広い層の客で賑わう。また、日本のトレンドがあるとして海外セレブたちからも愛され、来日の際に店舗を訪れる様子はたびたびメディアでも取り上げられてきた。実は原宿店が最初にオープンしたのは終戦直後の1950(昭和25)年。当時は外国人が多く住んでいたため、外国人顧客向けに洋書や外国人向けの雑貨をいち早く扱ったり、店名も呼びやすいキデイランド(=子どもの国)にしたりと、ブランド価値を高めていったのだとか。いつ訪れてもかわいくておもしろい、そして新しいものに出合えそうだ。
    表参道に来たらとりあえず立ち寄る、という人も少なくない
  • spot 07
    ラフォーレ原宿
    原宿ファッションとカルチャーの拠点
    表参道と明治通りが交わる神宮前交差点に、1978(昭和53)年に誕生したショッピングセンターで、原宿のランドマークとして知られる。レディス、メンズ、雑貨、アクセサリーなど、個性豊かなショップを展開しており、インパクトのある広告でもおなじみ。オープン以来、若者のトレンドを発信し続けている。フロアは地下1.5階から6階まであり、6階は「ラフォーレミュージアム原宿」。街づくりの観点からファッションのみならず、演劇、ファッションショーなどアートとカルチャーにも力を入れている。時代が変わっても若者を中心に個性を追求できる場として、ラフォーレは原宿にとってなくてはならない存在だ。
    誕生から44年、最先端のファッションと文化を発信し続けている
  • spot 08
    表参道ヒルズ
    ショッピングだけでなく建物自体にも見ごたえあり
    表参道を代表する商業施設であり、約100店舗の専門店にはハイブランドが集結。建築家の安藤忠雄氏が設計した建物は、大階段やスパイラルスロープなど、来る人をひきつける圧巻の建築美を誇る。
    スロープはこう配と全長が表参道とほぼ同じになるように設計された
  • spot 09
    竹下通り
    個性的なファッションとカワイイがあふれる
    1970年代から若者文化・流行の発信地として多くの人で賑わう商店街。竹の子族、タレントショップ、カワイイ文化の世界進出など、時代ごとにさまざまなブームを生み出してきた。
    原宿駅から竹下通り入り口。週末になると人波であふれる
  • spot 10
    マリオンクレープ 原宿竹下通り店
    日本で最初の紙巻きクレープ店として有名
    原宿スイーツとして不動の人気を誇る「クレープ」。1976年(昭和51)、渋谷公園通りの駐車場にあった小さなワゴンから始まったマリオンクレープは、フランス発祥のクレープを初めて日本に広めたパイオニアとして知られている。1977年(昭和52)に竹下通りにオープン、今はフレンチポップな赤い看板が目印で、常時約70種類以上のメニューをそろえている。ジャムやチョコレート、ホイップクリームといった定番のトッピング以外にも、ケーキやアイスクリームが入ったちょっとぜいたくなクレープ、ツナやカレーが入ったスナッククレープまで、迷ってしまうほどの幅広いラインナップだ。また、ふんわり口当たりが良く、サクサク感も楽しめる自慢の生地は、数種類以上の材料を独自のブレンドで焼き上げ、香りにもこだわりがあるとか。季節や気分に合わせて訪れるたびにいろいろなクレープを試してみたい。
    1977年(昭和52)のオープン直後からあっという間にクレープ人気に火がついた
  • spot 11
    Totti Candy Factory原宿店
    カラフルで人目を引く、特大レインボーわたあめ
    巨大でインパクトのある見た目とパステルカラーで、いまや原宿名物ともいえるレインボーわたあめ。2015年(平成27)のオープンから、夢のようなかわいらしさを求めて若者や外国人観光客が多く訪れている。店内もポップでカラフル、カップ入りのわたあめや濃厚なガトーショコラがベースのケーキポップなど、見て癒やされ、甘さで疲れを吹き飛ばしてくれるお菓子が並ぶ。特別なマシンで美しい形に作られる原宿店限定のわたあめ「原宿レインボー」は高さ45cmでフレーバーは上からストロベリー、レモン、メロン、サイダー、グレープ。見た目だけではなく味の変化も楽しめる。このわたあめを持って散策するだけでも原宿らしさを堪能できて、注目の的になること間違いなし。
    オープン当初から原宿・竹下通りのアイコン的存在に
  • spot 12
    キャットストリート
    ファッションとグルメを満喫できる裏原宿の散歩道
    明治通りから一歩内側に入っただけなのに、どこかのんびりとした雰囲気のある「キャットストリート」。有名セレクトショップから古着屋、カフェ巡りも楽しめる、人気エリアを歩いてみよう。
    入り口付近には緑が植えられており、待ち合わせスポットに使える
  • spot 13
    ヨンデル像
    キャットストリートのシンボル
    記念写真や待ち合わせスポットになるような等身大のシンボルを作りたい、という思いから建てられた女性の像。表参道からキャットストリートへの入り口に2013年(平成25)に設置された。約170cmの東洋人の女性像は2011年(平成23)に日本芸術院賞を受賞した彫刻家・吉野毅氏による作品『夏の終り'11』。台座には「未来、希望、夢、愛、繁栄、創造」などのキーワードから街への思いを込めて作られた作家の堺屋太一氏の詩が刻まれている。詩は「このまちは、ときをよんでる。」から始まっており、「時や人や愛を呼んでる」という内容から女性像は「ヨンデル」と名づけられた。イベント時には装飾なども施される。キャットストリートへ訪れる際の目印として、芸術的な街づくりにも貢献している。
    キャットストリート入り口の目印になっている
  • spot 14
    骨董通り(高樹町通り)
    美術館、カフェに高級雑貨店などが集まる、高感度カルチャーの聖地
    辺りには根津美術館や岡本太郎記念館、ジャズライブハウスの「ブルーノート」、骨董店、ギャラリー、高級レストランやカフェが立ち並び、大人から若者まで高感度な人たちが集まってくるカルチャー指数の高いエリアにある通り。
    南青山5丁目の交差点から骨董通りを望む
  • spot 15
    根津美術館
    表参道で東洋の古美術と日本庭園の美に触れる
    実業家・根津嘉一郎(1860-1940年)(ねづかいちろう)の収集した古美術コレクションを保存、展示するために1941年(昭和16)に開館。広大な敷地内には庭園があり、数々の貴重な美術品とともに、四季折々の美しい風景も楽しめる。
    本館外観。現在の本館は3年半かけた新創工事の末、2009年(平成21)にオープン
  • spot 16
    岡本太郎記念館
    20世紀を代表する偉大な芸術家が愛した自宅兼アトリエ
    昭和から平成の時代に大活躍した洋画家、彫刻家の岡本太郎の功績を後世に伝える記念館。本人が42年にわたって住み、作品を生み出してきたアトリエが、現代芸術の推進拠点にもなるようにという、岡本敏子さんの想いから公開されている。
    サロンではご本人がシリコンに埋まって作った等身大の岡本太郎氏に会える
  • spot 17
    太田記念美術館
    膨大な浮世絵コレクションを所蔵する私設美術館
    実業家の五代太田清藏が蒐集した浮世絵コレクションを、広く一般に公開するために設立された美術館。小さな建物からは想像できないほど収蔵品は多く、1万4000点を超える。それをさまざまなテーマで頻繁に展示替えしているため、何度訪れても異なる作品を見られる。
    浮世絵の個人コレクションとしては世界有数の規模を誇る
  • spot 18
    明治神宮
    東京の中心に位置する、静やかな御神域
    東京ドーム15個分という驚きの広さを有する都心の神社。100年もの時間をかけて育った巨大な杜に囲まれている。アクセス良好で行きやすい場所ながら、東京を代表するパワースポットとしても知られている。
    さまざまな駅から徒歩ですぐ。立ち寄りやすい場所としても知られている
  • spot 19
    明治神宮御苑
    明治神宮のなかにある美しい庭園
    明治神宮の南側に広がる「明治神宮御苑」。歩きながら自然を見て楽しめる庭園は、明治神宮の大きな見どころのひとつとなっている。都会の真ん中の美しい庭園で、ゆったりとした時間を過ごしてみては。
    季節ごとにその表情を変える自然を満喫できる
  • spot 20
    明治神宮ミュージアム
    明治天皇、昭憲皇太后ゆかりの品を展示
    1920年(大正9)に創建された「明治神宮」は明治天皇、昭憲皇太后をお祀りする神聖な場所。JR原宿駅からすぐ、地下鉄からもアクセス良好で、創建以来100年以上にわたり、国内外から多くの人々が訪れている。敷地内には明治天皇、昭憲皇太后ゆかりの品々を保存、展示する施設「明治神宮ミュージアム」があるので見逃すなかれ。こちらは鎮座100年記念事業として2019年(令和元)に誕生した新施設だ。明治天皇、昭憲皇太后の御尊影をはじめ、明治天皇がお使いになられた品々などを目にすることができる。雅な宮廷の様子と明治期の文化を今に伝える場所なので、明治神宮に参拝する際はぜひこちらにも立ち寄りたい。
    2019年(令和元)に誕生したばかりの新しい施設
  • spot 21
    清正井
    多くの人が足を運ぶ、パワースポット
    豊臣秀吉、徳川家康と深いつながりをもった有名な戦国武将、加藤清正。肥後(熊本)を治めたことで知られる大名だが、清正公は築城、灌漑事業を得意とし土木の神様としてもその名を轟かしている。その清正公ゆかりの「清正井」があるのは明治神宮のなかの御苑。今では東京随一のパワースポットとして多くの人が足を運んでいる。清正井は清正公が掘ったと伝えられ、湧き水が今も絶えることなく、こんこんと湧いている。透明で澄んだ美しい水の流れ出る様を見ていると、心の内から浄化されるようだ。行列ができることもある人気スポットだが、ぜひ落ち着いた気持ちで訪れたい。静謐な雰囲気を味わいながら、その清らかな水面を眺めよう。澄んだ美しい水だが飲用は禁止。
    都内有数の湧き水で、今も清らかな水をたたえている
  • spot 22
    代々木公園
    野鳥の飛び交う都心の巨大公園
    1964年(昭和39)の東京オリンピックの際にオリンピック選手村として活用された地は、現在公園として整備され多くの人々に癒やしを与えている。アクセス良好の公園の魅力を一気見してみよう。
    JR山手線原宿駅から徒歩ですぐという好立地
  • spot 23
    渋谷スクランブルスクエア
    渋谷最高峰のパノラマビューを体験できる
    2019年(令和元)11月にオープンした渋谷駅直結・直上の大規模複合施設。200店を超えるショップ・レストラン、そして渋谷最高峰からの景色を堪能できる展望施設を備えた、渋谷の新しいランドマークだ。
    渋谷スクランブル交差点から外観を見上げる
  • spot 24
    渋谷センター街
    若者文化の発信地であり続けてきた渋谷きっての繁華街
    気軽に利用できる店が立ち並び、若者が集まるストリート文化の拠点。スクランブル交差点から続く人の流れは昼夜を問わず途切れることがなく、東京でも有数の賑やかな街だ。
    渋谷駅前の交差点を渡ってすぐ。アーチが目印
  • spot 25
    Bunkamura
    長年渋谷のアートシーンを牽引している複合文化施設
    コンサートホール、劇場、映画館、ミュージアム、ギャラリーが1か所に集った、文字どおり「文化」の複合施設。渋谷エリアの文化発信地として、隣接する「東急百貨店本店」(2023年に営業終了予定)とともに人々に愛され続けている。
    1989年(平成元)に日本初の大型複合文化施設としてオープンした
  • spot 26
    渋谷区立松濤美術館
    名建築家が手がけた建物でユニークな企画展を楽しむ
    閑静な住宅街に囲まれた渋谷区立の美術館。石造りの特徴的な建物は、孤高の建築家・白井晟一によるもので、企画展はもちろん建築そのものにも注目したい。2021年(令和3)に開館40周年を迎えた今も質の高い展示に定評がある。
    吹き抜けに架かるブリッジは白井建築の見どころのひとつ
  • spot 27
    東京ジャーミイ
    天井のきらびやかな装飾に圧倒される
    小田急線・代々木上原駅と東北沢駅の間に位置するイスラム教の文化施設。井の頭通り沿いに突如現れるオスマン様式のモスク(礼拝所)のドームとミナレット(尖塔)が印象的で、東北沢駅を出て道路を渡った広場からその美しい姿を眺めることができる。ステンドグラスや絨毯など、緻密なアラベスク紋様(植物模様・幾何学模様)が施された内装は圧巻で、特にドームの天井はため息が出るほどの美しさ。写真を撮りに訪れる人も多い。ただし、あくまでも宗教施設であることを忘れずに、肌の露出をおさえた服装で訪れたい。かつてこの地にはロシアのカザンから日本に避難してきたタタール人が建てた東京回教礼拝堂があったが、2000年(平成12)に東京ジャーミイとして生まれ変わった。敷地内にはトルコから輸入したハラール食品を扱うショップもあり、イスラム教徒だけではなく、珍しい食品の手に入る店として日本人にも人気がある。週末には無料の見学ツアーも催行している。\\※訪れる際は、女性の場合は、ストールかスカーフを持参し、長袖・長ズボン、ロングスカート(足首まで隠れるもの)など、からだの露出の少ない服装で行くこと。女性のショートパンツ、キャミソール、タンクトップ、ミニスカートなどでは入場不可。また男性の場合も、ハーフパンツやタンクトップでの入場は遠慮したい。
    ドームの装飾やステンドグラスの美しさに息をのむ
  • spot 28
    目黒区立駒場公園
    かつての侯爵邸がそのまま公園に
    旧加賀藩主の前田家の邸宅として整備され、戦後に敷地がそのまま公園として転用された歴史をもつ駒場公園。洋館、和館などの邸宅はもちろん、日本近代文学館もあり、じっくりと時間を取って楽しみたい見どころにあふれている。
    旧前田侯爵邸の洋館とその横に立つヒマラヤスギ
  • spot 29
    旧前田侯爵邸 旧前田家本邸
    侯爵家の輝かしい栄華に思いを馳せる
    目黒区・駒場公園内に位置する旧前田侯爵邸は、旧加賀藩主前田家16代当主の侯爵、前田利為(としなり)侯の居宅として建てられた館。カントリーハウス風の洋館と純日本風の和館があり、現在は憩いの公園となっている芝庭も合わせてゆっくり鑑賞したい。
    玄関から2階への階段には真っ赤な絨毯が敷かれている
  • spot 30
    日本近代文学館
    文学愛好家はぜひ訪れたい
    文学資料を保存・収集することを目的に、高見順、小田切進などの文学者たちによって財団法人が発足し、1967年(昭和42)、目黒区駒場公園内に開館。初代名誉館長は川端康成で、彼が残した書簡や芥川龍之介の肉筆原稿など、10万点もの原稿、草稿、書簡、日記、遺品などが保存されており、閲覧も可能だ。初版本などの書籍も多数所蔵しており、ここにしかないタイトルも多いという。2階の展示室では年に5回ほど展覧会が行われ、過去には「トルストイ展」や「近代文学の150年展」などが開催されている。1階には独特の雰囲気のあるカフェ「BUNDAN」があり、疲れたらここで休憩するのもおすすめだ。収蔵資料が年々増加したことで、千葉県成田市に分館を建設し、2007年(平成19)にオープンしている。
    2017年(平成29)に開館50周年を迎えた日本近代文学館
  • spot 31
    日本民藝館
    無名の職人の手から生み出された工芸品の美しさを知る
    目黒区立駒場公園のすぐ南西に位置する「日本民藝舘」は、1936年(昭和11)に開館した国内外の工芸品の数々を所蔵する美術館だ。「民藝」という美の概念の普及と、「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠として、思想家で「民藝運動の父」とも呼ばれる柳宗悦(やなぎむねよし)によって創設された。所蔵品のほとんどは柳宗悦の審美眼を通して集められたもので、その数は約1万7000点余り。朝鮮時代の陶磁器やアイヌ衣装、沖縄の陶器や染織品など、質の高いコレクションで有名だ。本館には2021年(令和3)に改修された大展示室のほか、いくつかの小部屋があり、それぞれテーマの異なる工芸品が展示されている。本館の向かいに建つ西館は柳宗悦が生前住んでいた建物で、栃木県から移築した石屋根の長屋門と母屋からなる。こちらでは、柳宗悦の書斎や、妻で声楽家だった柳兼子の記念室を見学できる。
    玄関には特別展に関連する工芸品などが展示されている
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旅のヒント

  1. その1

    渋谷、原宿、表参道はそれぞれ徒歩でまわれる範囲にある。渋谷から原宿は、明治通り経由がアクセスしやすい。その際、「キャットストリート」を通ってもいいだろう。原宿から「ラフォーレ原宿」、「表参道ヒルズ」を通って表参道に出るのは容易だ。

  2. その2

    「明治神宮」を「明治神宮御苑」も含めてまわるのは意外と時間がかかるので、余裕のあるスケジュールで。代々木公園も含めて、自然を楽しむ一日にするのもいいだろう。

  3. その3

    「骨董通り」は意外と距離があるので、「岡本太郎記念館」に寄ったあとは、「根津美術館」に向かうルートがオススメ。

  4. その4

    「Bunkamura」と「渋谷区立松濤美術館」は渋谷の西側エリアにあるので、独自にまわろう。表参道エリアとは一緒にプランニングしないほうがいい。

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