川崎マリエン
港や川崎の工場夜景を楽しめる無料スポット
日本の高度経済を支えた夜の幻想的な顔
「まるでSFの世界」「無機質でありながら神秘的」「昼間からは想像できないまったく別の顔」と形容される工場の夜景。日本の産業を支える工場地帯の夜が、新しい観光スポットとして脚光を浴びている。工場地帯をもつ室蘭市、四日市市、北九州市に呼びかけて川崎市が「第1回工場夜景サミット」を開催したのが2011年(平成23)。これをきっかけに各地で工場夜景が見直され、今では全国12都市が工場夜景の町として名乗りを挙げている。川崎の工場夜景が楽しめるのは、コンビナートなどが集中する市の東端。JR川崎駅から東京湾に向かって20分ほど車を走らせると、巨大な配管や炎を上げる煙突をもつ工場群が現れる。工場夜景以外にも、首都圏のスカイライン、富士山、対岸の千葉県などを一望できるのが川崎マリエンの展望室だ。
眺望だけでない川崎マリエン
川崎港に立つ川崎マリエンは、市民に港を親しんでもらうために誕生した施設で、名前の「マリエン」は世界に広がる海の玄関口をイメージした、マリンとエントランスの造語だ。建物は「コ」の字を立てたような姿で、向かって左側に港湾関係のオフィスなどがある業務棟、右に体育館やシアター、会議室、トレーニング室のある交流棟とタワー棟、屋外にはテニスコートとビーチバレーコートや、BBQ場とキャンプ場もある。最上階が2つの建物をつなぐ展望室となっており、展望室へは右側交流棟のエレベーターで行ける。周囲はガラス張りで、ぐるりと1周すると360度を見渡すことができる。中央には直径5mのジオラマ、景観を座って眺められるベンチ、無料の望遠鏡などが整い、下の階には川崎港の夜景を楽しみながらエクササイズができるトレーニング室(有料)と、逆側には工場や倉庫、町並みを見られるテーブル席が備えられている。ここでは飲食も可能だ。
川崎マリエンから見える景色
日本夜景遺産にも認定されている川崎マリエンは、工場夜景以外にもさまざまな景観を楽しめる。南の横浜側にはコンテナを上げ下げするクレーンなど港らしい景色が、東は東京湾を航行する巨大な船舶や自動車などの搬入、さらに奥は千葉県木更津市のキラキラした遠望がロマンティックだ。北東には羽田空港をひっきりなしに離発着する航空機、北西には炎を上げる煙突の見える工場地帯、西には倉庫街、その背後には東京の夜景も楽しめる。時間があれば日中も訪れたい。西には丹沢山地や富士山も見渡すことができ、同じ工場地帯や川崎港、千葉の木更津もまったく印象が違ってくる。夕暮れの富士山は西日を浴びたシルエットが美しい。展望室は無料だから何度訪れるのもいい。しかもマリエンの駐車場は1時間以内なら無料だ。
スポット詳細
- 住所
- 神奈川県川崎市川崎区東扇島38-1 地図
- エリア
- 川崎エリア
- 電話番号
- 0442876000
- 時間
- 8:45-21:00
- 休業日
- 年末年始、2/11
- 料金
-
施設により異なる
※業務棟1F受付にてご確認下さい。 - 駐車場
-
あり
[普通車]253台
[身障者用]4台
[大型車]6台 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(会議室(有料)内)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外喫煙所)
- 平均予算
-
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
情報提供: ナビタイムジャパン