加計呂麻島
自然の圧倒的な生命力にあふれる小さな楽園
少し不便だがそれ以上の魅力がたくさん
加計呂麻島は、もとは漁業や養殖で栄えていたが、今では人口もかなり減り、島出身の高齢者と島に魅了された移住者たちがのんびりと暮らしている。島内にはあちこちに「シマ」と呼ばれる集落があるが、人口はわずか1060人ほどだ。この島の魅力はなんといっても壮大な自然。コバルトブルーの海と白い砂浜、入り組んだ入江、緑豊かな山々は、眺めているだけで心洗われる圧倒的な美しさだ。島にはスーパーやコンビニなどはなく小さな商店があるだけで、ホテルも少ないため島内で宿泊するならペンションや民宿が主流となる。
島内の移動手段を早めに決めよう
加計呂麻島へ行く場合、まずは奄美大島の空港から車で1時間30分ほどかけて南端の古仁屋港へ。古仁屋港からは、加計呂麻島までフェリーか海上タクシーで20分ほどだ。加計呂麻島には、瀬相港(せそうこう)と生間港(いけんまこう)の2つの港があるので、目的地やスケジュールにあわせて選ぶといいだろう。フェリーには自動車も載せられるが自動車航送料は高いうえ、レンタカー会社によっては加計呂麻島への車の乗り入れを禁止しているところもあるので、古仁屋にある「せとうち海の駅」駐車場に車を停めて、加計呂麻島で車を借りたほうがいい。ただし加計呂麻島内のレンタカーは台数が限られるので、日程が決まったら早めに予約を。
加計呂麻島内の移動は、レンタカーのほか、瀬相港と生間港の待合所で電動アシスト付きスポーツバイクなどの自転車をレンタルできるが、島内は思いのほか広く起伏もあるため、体力に自信がある人は活用してみよう。フェリーの発着時間にあわせて加計呂麻バスも運行しており、本数が少ないので細かな移動には向かないが、宿に向かうなど目的地が決まっているなら利用してもいいだろう。
ゆったり過ごすのがこの島の正しい過ごし方
島内に派手な観光地はない。プライベートビーチのように泳げる青い海や白い砂浜、大きなガジュマルや色鮮やかな花々などを眺めながら、何もせずにただゆったりと過ごすのがこの島の楽しみ方だ。サンゴの石垣が続く集落には、島の人が自然・祖先信仰をする上で大切にしている聖域が存在するなど、昔の奄美のたたずまいが残されているので、のんびり散策しながら島の生活に溶け込んでみよう。また、島内には加計呂麻島原産のそば粉を使った蕎麦や島うどん、シーフード、リュウキュウイノシシ、南国フルーツなどを提供する食事処もあるので、ここでしか味わえない島グルメを楽しむのも忘れずに。
スポット詳細
- 住所
- 鹿児島県大島郡瀬戸内町 地図
- エリア
- 奄美・沖永良部エリア
- 電話番号
- 0997721199
情報提供: ナビタイムジャパン