中王ラーメン
熊本ラーメンのルーツの一杯を訪ねて玉名へ
ポイントは焦がしニンニク
白濁したスープに大きなチャーシューが浮かぶ。中王ラーメンの定番人気「並ラーメン」(660円)をいただく。テーブルに運ばれたときに、「ニンニク、入れますか?」と聞かれたので「はい」と答える。熊本ラーメンでは「揚げ」ニンニクが主流となっているようだが、玉名ラーメンでは「焦がし」ニンニクを用意している。まずこの点が、熊本と玉名のラーメンの違い。味わいは、見た目よりもあっさりとしている。とんこつの深いうまみはもちろん味わえるのだが、これまで食べてきた九州の「とんこつラーメン」のイメージのようなスープの濃さは感じられない。ほかでは、とんこつに鶏がらスープなどを加えることが多いが、玉名ラーメンは100%とんこつスープ。そのほうが、本来の繊細なとんこつの味がわかるのだという。これまで味わったことのない、不思議なとんこつラーメンの味わいだ。
熊本県内でも知られていない?玉名ラーメン
「熊本元祖!玉名ラーメン」。店内に掲げられたスローガンが目にとまった。熊本ラーメンは首都圏はじめ、今では全国各地で食べられるようになっているといえるが、そのルーツは実は玉名ラーメンなのだという。玉名の人にとって、それは常識のようだ。だが、ほかの熊本県民は知っているのだろうか? たずねると高木店長は苦笑した。「ほとんど知られていないと思います」。全国に名前を知られた熊本ラーメンのいくつかの有名店も、もともとは玉名で修業をしてから、熊本ラーメンの店を開業しているのは事実。もちろん、そのことを隠しているわけではないものの、玉名ラーメンの名前は全国どころか九州や熊本県でもほとんど知られていない。だが、その始まりははっきりとしていた。
ルーツは久留米ラーメン
玉名ラーメンの始まりは1952年(昭和27)。現在の玉名駅近くにオープンした中華そば屋「三九(さんきゅー)」がそのルーツだった。当時、福岡県の久留米に繁盛していた屋台のラーメン屋があり、その主人に知人が玉名への出店を熱心に頼んだため、「三九」の開店が実現した。「三九」の主人は四ヶ所(しかしょ)さんという人で、自家製麺を運び込むために、毎日バイクで久留米まで往復していたという。豚の骨を煮詰めた白濁したスープの味は、すぐに玉名の人たちに評判となり、連日行列ができる大賑わいとなっていた。ところが、なぜか「三九」は3年余りで閉店。伝説の店となったのだった。その後、玉名にはさまざまなラーメン店ができ、それぞれの店が工夫を重ねていき、玉名ラーメンへと発展していったとされる。現在、玉名には「玉名ラーメン協議会」があり、10軒ほどが加盟している。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
-
- 老舗ラーメン店
- 外観は、通りから少し奥ばっていて目立ちません。店内も狭く、テーブル2つと座敷2席です。食券機にて購入し、注文となります。私はアサリラーメンを注文。たしか、680円。クリーミーな豚骨スープに、あさりが入り、キャベツ、もやしと野菜のボリュームもあるラーメンでした。
-
- 以前から良く行きます。
- 昔ながらの玉名ラーメンで、他店舗に比べるとマイルドなラーメンです。店構えは…もぅ!如何にも老舗ラーメンって感じで、私はここのラーメンも好きなんですが、じいちゃんとばあちゃんの人柄が好きで、通ってるみたいな感じです‼お店は狭くて10人も座れないと思います。マイルドなラーメンで豚骨苦手な人でも、食べやすいと思います。
-
- 老夫婦のなかよしラーメン
- 玉名ラーメンに迷ったらここに行きます。ちょっと古いのが気になりますが座敷あるので子どもも食べれるし、おばちゃんとおじちゃんが優しいので居心地よし♪玉名ラーメンが好きな方なら好きだと思います!ニンニクたっっっぷりの餃子!大好きです♪
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見るアクセス
地図最寄り
- NEARBY HOTELS -
周辺のホテル
- NEARBY RESERVED PARKING -
周辺の予約制駐車場
【予約制】特P 松木24-11駐車場
936m
【予約制】特P 高瀬501-25駐車場
1133m