極楽公園
雲仙の温泉街と湯けむり漂う地獄を見下ろす、絶景公園
雲仙温泉街の中心部、数十段の石段を登った小高い場所に、2021年(令和3)11月に再整備された極楽公園がある。当初から「地獄なのに極楽?」とユニークな名前も話題になった公園で、今では雲仙地獄を訪れた観光客のほとんどが足を運ぶ新名所になっている。特徴は、なんといってもその眺望のよさ。仁田峠を含む雲仙の山々の美しい稜線が絵画のように広がり、正面にはもくもくと湯けむりが立ち上る雲仙地獄、右手には新湯地区、左手には古湯地区まで雲仙温泉街全体を見渡せる。2020年(令和2)冬に出現したばかりの「いぶき地獄」が間近に見え、大地のエネルギーが伝わってくるようだ。広々とした緑の空間には、2つのあずまやのほか、新湯、古湯それぞれの温泉の歴史を紹介した案内板などが設置されている。案内板には外国人の避暑地として賑わっていた明治時代の雲仙の写真等も掲載されており、今の風景と見比べるのも楽しい。また、公園の下には純金箔の大仏様で有名な満明寺があり、公園の一角にも小さな石仏が並べられている。まさに極楽を訪れたような心安らぐ公園である。
スポット詳細
- 住所
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙320-18 地図
- エリア
- 小浜・雲仙・島原エリア
情報提供: ナビタイムジャパン