みどりや茶舗
店オリジナルのブレンド茶も人気
1955年(昭和30)創業のみどりや茶舗は、九州が誇る嬉野茶と八女茶の2種類を扱っている。嬉野茶は佐賀県南西部の嬉野町周辺、八女茶は福岡県南東部の八女市を中心に生産されているお茶だ。「嬉野茶は庶民的、八女茶は宇治茶に近く高級な感じがします」と店主の土井敏弘さん。福岡県では八女茶が、佐賀県では嬉野茶が好んで飲まれるという。佐賀市は、この2つのお茶の産地のちょうど真ん中。そこで土井さんは、嬉野茶と八女茶をブレンドした「佐賀ふるさと茶」を2017年(平成29)頃に開発、みどりや茶舗ならではの味として販売を始めた。コーヒーや紅茶はブレンドが当たり前なので日本茶でもできるはずだと確信して、開発に取り組んだ。だが、最初はなかなか受け入れられなかったと土井さんは話す。ようやく、お客に受け入れられ、人気が出てきたのは最近になってからのことだという。「佐賀ふるさと茶」はまろやかさがありつつも、すっきりとした味わい。とても飲みやすく、嬉野茶と八女茶のおいしさのバランスを絶妙に保ったブレンド茶だ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン