引田の町並み

その他の史跡/建造物

昔ながらの町並みを眺めながらゆったりと散策

歴史情緒あふれる昔ながらの町並みが残る引田の町。エリア内には蔵を改装したギャラリーや江戸時代から続く醤油蔵、レトロなカフェなど趣のあるスポットが多く、昔にタイムスリップしたような気分を楽しめる。

引田の町並みの中心、讃州井筒屋敷(さんしゅういづつやしき)} 引田の町並みの中心、讃州井筒屋敷(さんしゅういづつやしき)

「風待ちの港」として栄えた町

引田港の北、海に突き出るように立つ小さな山、城山。そのふもとにある引田港は風待ち・潮待ちの良港で、昔から「風待ちの港」として多くの商船が立ち寄っていた。そのため港の周辺には旅館や飲食店などが多く立ち並び、また物流にも恵まれたため醤油や酒の製造が発展していった。そんな引田の町には今も江戸時代の建物が多く残されており、それらの建物を見ながら歴史を感じる町歩きを楽しむことができる。この引田の町歩きの中心となるのが、醤油醸造などで財を築いた江戸時代の豪商、佐野家の邸宅を保存・公開している観光施設、讃州井筒屋敷。ここには町歩きのためのマップなどが用意されているほか、希望すればボランティアガイドによる案内も可能。まずは讃州井筒屋敷で、町歩きの準備を整えよう。

城山から見る引田港と引田の町} 城山から見る引田港と引田の町

閑静な通りには昔ながらの情緒が漂う} 閑静な通りには昔ながらの情緒が漂う

歴史ある町並みを散策

JR引田駅から讃州井筒屋敷までは徒歩約7分。車で訪れた場合は、讃州井筒屋敷の駐車場を利用できる。町歩きでの見どころはいくつかあるが、まずは讃州井筒屋敷を見学。江戸時代の豪商、佐野家が住んでいた母屋は、細部まで意匠が凝らされたぜいたくな造りで一見の価値がある建物だ。続いては、1753年(宝暦3)から今も続く醤油蔵、かめびし屋へ。赤いベンガラ塗りの外壁がひときわ目を引き、思わず写真を撮りたくなるスポットだ。その先にある橋を渡った先が、誉田八幡宮(ほんだはちまんぐう)。引田の氏神で、おもな建物はここから延びる本町通り沿いに並んでいる。そのほか、1932年(昭和7)に建てられたかつての郵便局を利用したカフェや、東かがわ市の特産物である手袋を展示したギャラリーなど、見どころはたくさん。当時の人々の暮らしに思いを馳せながら散策を楽しんでほしい。

赤い壁が目印の「かめびし屋」。もろみ蔵見学や、マイ醤油作り体験などができる} 赤い壁が目印の「かめびし屋」。もろみ蔵見学や、マイ醤油作り体験などができる

誉田八幡宮。10月の秋の大祭で行われる勇壮な「投げ奴」が有名} 誉田八幡宮。10月の秋の大祭で行われる勇壮な「投げ奴」が有名

誉田八幡宮と古い町並みをつなぐ「御幸橋(みゆきばし)」} 誉田八幡宮と古い町並みをつなぐ「御幸橋(みゆきばし)」

時間があれば城山ハイキングもおすすめ

本町通りに面する昔ながらの商家は「入母屋造り本瓦葺(いりもやづくりほんかわらぶき)」の家が多く、裕福だったことがうかがえる。また、特徴的なのが虫かごのような形をした「虫籠窓(むしこまど)」で、この窓の形でその家が建てられたおおよその時代がわかるそうだ。この引田の町が一年で最も賑わうのがひな祭り。2月下旬から3月3日までの間、町一帯に豪華な飾り付けのひな人形が展示され、この華やかな雰囲気を楽しみに毎年多くの人が訪れる人気のイベントだ。自然のなかで過ごすのが好きな人には、戦国時代末期に築かれた引田城跡を散策できる城山ハイキングもおすすめ。2週間前までに東かがわ市生涯学習課へ申し込めばガイドが案内してくれる。約2時間の気軽なハイキングで、穏やかな瀬戸内の空気を満喫しよう。

スポット詳細

住所
香川県東かがわ市引田 map map 地図
電話番号
0879261276

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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