洲本レトロこみち

その他の名所

淡路島の城下町、洲本にある小さな路地をぶらり

淡路島のなかでも古い町並みが残る洲本の中心部。古い町家を生かした食堂やカフェ、ショップが並ぶ路地で、のんびりレトロな町歩きを楽しもう。旅の合間の小さな寄り道が、素敵な出合いを運んでくる。

城下町に残る昔懐かしい町並み。人の温もりを感じられるレトロな小径へ} 城下町に残る昔懐かしい町並み。人の温もりを感じられるレトロな小径へ

歴史ある城下町のレトロな横丁

江戸時代に洲本城の城下町として栄えた洲本の町。明治時代に紡績工場を誘致したことで町はさらに発展を遂げ、港は神戸や大阪などへの船の玄関口として賑わった。昭和の頃、島いちばんの繁華街であった本町商店街は、5丁目から8丁目までほぼ一直線に続く長いアーケードで知られる。これに交わる小さな路地の1つがレトロこみちだ。昭和の時代を彷彿とさせる懐かしい町並みが続いている。

古い長屋を店舗に改装。若いオーナーが続々と出店し、活気ある通りに生まれ変わった} 古い長屋を店舗に改装。若いオーナーが続々と出店し、活気ある通りに生まれ変わった

町の賑わいを復活させるプロジェクト

洲本のレトロな雰囲気を生かして町を再生しようと、2012年(平成24)から始まったイベント「城下町洲本 レトロなまち歩き」。毎年春と秋に開催され、2022年(令和4)春には18回目を迎えた。その会場となるレトロこみちは、イベント開催時以外でも観光客が訪れる人気のエリアに。常設店は30軒ほどに増え、明治から昭和にかけて建てられた町家を生かした個性的な店が並んでいる。イベントを盛り上げてきた「城下町洲本再生委員会」の会長、野口さんもレトロこみちに店を構える店主の1人。食堂で淡路島のおいしいものを提供するだけでなく、地元の人も気軽にやってくるコミュニティのような場所をつくり出している。

「地元を元気にしたい」と日々奮闘する「こみち食堂」の店主、野口さん} 「地元を元気にしたい」と日々奮闘する「こみち食堂」の店主、野口さん

食べ歩き、買い物、映画まで楽しめる通り

通りの両側や周辺には、中華食堂、イタリアンやフレンチのレストラン、ジェラートや豆大福の店、カフェ、ショットバーなど、食だけでもさまざまなバリエーションの店がそろう。通りの中ほどにあるのが、淡路島唯一の映画館「洲本オリオン」。人形浄瑠璃や大衆演芸の芝居小屋が戦後に映画館になり、現在は新作邦画などを定期上映している。ほかにも雑貨や器の店、日用品のセレクトショップもあり、ぶらぶら歩きの楽しい小径だ。

洲本出身の作詞家・阿久悠も通ったという映画館「洲本オリオン」} 洲本出身の作詞家・阿久悠も通ったという映画館「洲本オリオン」

「PICCOLOTTO & GREEN HOUSE Cafe」では庭の緑を見ながらジェラートを楽しめる} 「PICCOLOTTO & GREEN HOUSE Cafe」では庭の緑を見ながらジェラートを楽しめる

洲本の古い町並みに江戸時代の面影を探す

レトロこみちを散策したあとは、その周辺の町なかも歩いてみよう。かつて外堀(現在の堀端筋辺り)を挟んで城に近い東側は内町、在郷町に近い西側は外町と呼ばれた。内町には上級藩士の屋敷が並び、外町の西端には敵の侵入を防ぐための寺町が造られた。今も江戸時代の町割を実感できる町並みを歩けば、古い時代の名残がそこここに見え隠れする。

レトロこみちからも近い堀端筋にある桝形の碑。当時は石垣に囲まれた広場があり、番所がおかれていたという} レトロこみちからも近い堀端筋にある桝形の碑。当時は石垣に囲まれた広場があり、番所がおかれていたという

スポット詳細

住所
兵庫県洲本市本町 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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最寄り

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