玄武洞ミュージアム

博物館/科学館

鉱物や化石が好きになる複合施設

玄武洞を訪れるなら、ぜひ足を運びたい施設。鉱物と化石の充実した展示が見どころで、予備知識なしに見て楽しむことができる博物館だ。それに加えてこの地域の伝統工芸の歴史と技術を展示していて、実際に伝統工芸の一部を体験できる。隣接するレストランやショップも充実する、家族で楽しめる施設だ。

前方に長く伸びた牙が特徴のステゴドンの骨格標本} 前方に長く伸びた牙が特徴のステゴドンの骨格標本

充実した観光スポット

玄武洞公園の入り口と道を挟んで反対側にある、円山川(まるやまがわ)を見下ろすように立つ博物館。展示は大きく4つのセクションに分かれている。1つ目は玄武洞を含む山陰海岸ジオパークと岩石の展示。2つ目は玄武洞を訪れる地質マニアをうならせるほどの鉱物コレクション。3つ目はティラノサウルスの骨格標本をはじめとする化石コレクション。4つ目は伝統工芸である豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)についての展示だ。ミュージアムの建物に隣接して、川に面した気持ちのいいレストランや「鞄のまち豊岡」で作られた鞄や土産などを販売するショップがある。ミュージアム内での杞柳細工のかご編み体験や化石の発掘体験のほか、円山川の遊覧船やJR山陰本線玄武洞駅から玄武洞ミュージアムを結ぶ渡し船など、家族で楽しめるアトラクションも多数そろっていて、観光スポットとして十分楽しめる。

入り口に置かれた大きなメノウの石。空洞になっている内部に水晶がびっしり} 入り口に置かれた大きなメノウの石。空洞になっている内部に水晶がびっしり

ステゴドンがお出迎え

博物館に入ると、まず目に飛び込んでくるのが巨大なステゴドンの骨格標本。ステゴドンは太古の昔に生息していたゾウに近い仲間で、かつてアジアにも広く生息していた。山陰エリアでも各地でゾウの足跡化石が多数見つかっており、博物館のシンボルとしてこの標本が入り口近くにある。花や風景画のように見える、不思議な模様の石が並んでいるところが奇石ギャラリー。また、玄武洞の六角形をした玄武岩の石柱も展示している。階段を上って2階は鉱物ゾーン。兵庫県随一の充実度で、形も色も大きさもさまざまな石が展示されている。鉱物の展示となると、その成分や生成過程など学術的な分類で行われるところが多く、鉱物に詳しくない人にはとっつきにくいが、ここは各鉱物の「見た目のおもしろさ」が前面に出ているので、誰もが楽しめる展示となっている。自然につくられたものとは思えないような石が多数あり、いつまで見ていても飽きない。

そのままアクセサリーになりそうなビスマス人工結晶} そのままアクセサリーになりそうなビスマス人工結晶

こちらは豚のバラ肉そっくりな「豚肉石」} こちらは豚のバラ肉そっくりな「豚肉石」

化石と伝統技術の展示

2階展示室の鉱物ゾーンの隣が化石ゾーン。中央にティラノサウルスの骨格標本がある。その周りを囲むように先カンブリア時代から、時代ごとに区分けされた化石標本が展示されている。この展示も隣の鉱物ゾーンと同様、個々の標本を詳しく見るのはもちろん、たくさんの標本を眺めるだけでも楽しめる。子どもでも大人でも、鉱物や化石に興味をもってもらうための第一歩と考えると、最適な博物館といえるだろう。化石ゾーンから1階に降りると豊岡杞柳細工の展示だ。コリヤナギという植物を材料にしてさまざまな製品を作りだしてきた豊岡杞柳細工の歴史や技術の紹介や、実際の作品などが展示されている。体験コーナーもあり、かご編み体験ではコースターやかご、ペットボトルホルダーなどを作ることができる。

化石ゾーンではティラノサウルスがお出迎え} 化石ゾーンではティラノサウルスがお出迎え

豊岡杞柳細工の展示。さまざまな体験メニューを楽しめる} 豊岡杞柳細工の展示。さまざまな体験メニューを楽しめる

ひと休みに、人気の「但馬牛玄武洞バーガー」はいかが

博物館の隣にレストランとショップの入った建物がある。レストランは9時から17時まで営業(ランチタイムは11時から15時まで)。但馬牛などの地元食材を使ったメニューが豊富で、スイーツやドリンクも充実している。円山川を見渡す屋外のテラススペースもあり、気候のいい時期は川面をわたる爽やかな風を受けながら食事やティータイムを楽しめる。ショップでは豊岡杞柳細工の籠をアレンジして作られたバッグなどが置かれている。伝統の技と洗練されたデザインを融合させたセンスの高い製品は皇室にも愛用された。タイミングがあえば、ここから出発する円山川のミニ遊覧船にぜひ乗ってみたい。1日4便、10分ほどのミニクルーズだが、川の上から見るのどかな景色に癒やされる。玄武洞が見えるほか、運がよければ周辺で繁殖している特別天然記念物のコウノトリを見られることもある。

人気メニュー、但馬牛100%の「但馬牛玄武洞バーガー」1320円} 人気メニュー、但馬牛100%の「但馬牛玄武洞バーガー」1320円

気持ちのいい風を受けてのんびりとプチ船旅を楽しみたい} 気持ちのいい風を受けてのんびりとプチ船旅を楽しみたい

スポット詳細

住所
兵庫県豊岡市赤石1362 map map 地図
電話番号
0796233821
時間
9:00-17:00
休業日
12/31、1/1、水(1月)
※他HPを確認
料金
【入館料】
[大人]800円
[小人(小学生)]500円
[幼児(4歳以上)]400円
駐車場
あり(100台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、iD、WAON、楽天Edy、PayPay、LINE Pay、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
あり
喫煙
不可
英語メニュー
あり(英語パンフレット、英語対応スタッフ2名(不在の場合もあります))
平均予算
【昼】1,001-3,000円
備考: 石や化石にちなんだ様々な体験メニューがあります。
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 玄武洞の入口に
    4.0 投稿日 : 2022.08.26
    料金は800円、1階では玄武洞・山陰海岸ジオパーク関係の展示物が掲示。恐竜の骨格もあったり、石に菊の花のような模様の菊花石があったりして。2階には鉱石や鉱物、宝石などの展示されていた。人間の性だろうか、宝石に目が行ってしまうのは私だけだろうか?
  • 玄武洞の目の前です
    4.0 投稿日 : 2022.07.04
    綺麗で眺めも良かった。玄武洞の目の前です。川が流れており、涼やかな風も吹いてきます。料理は少し高めかもしれませんが、お洒落な外の席もあり、ゆっくり過ごせました。
  • 鉱物や化石の展示がとても楽しいミュージアムです!(^^)!
    4.0 投稿日 : 2019.12.22
    玄武洞ミュージアムは、2018年3月24日にリニューアルオープンしました。館内は、とても明るく、鉱物や化石等がとてもわかりやすいように展示されています。光る鉱石の展示も目を引きます。ティラノサウルス骨格見本の口に何故かカボチャが、更に、右手に紅葉が!!スタッフの遊び心に思わず笑みを浮かべます。とても楽しいひとときでした。

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アクセス

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最寄り

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