小倉橋
新旧のアーチ橋が親子のように調和する、「相模川八景」のひとつ
「かながわの景勝50選」「土木学会選奨土木遺産」などに認定されている橋で、緑区城山地区のシンボル的な存在。2021年(令和3)の東京オリンピックでは、男女の自転車ロードレースの選手たちが小倉橋を走り抜けた。相模川に架かる橋のなかで最古の道路橋で全長176.6ⅿ、高さ16ⅿ。江戸時代、ここには渡し舟「小倉の渡し」があり、鵜飼いによる鮎漁も行われていたという。大正時代には木造橋が架けられたが、洪水で何度も流され、ようやくコンクリート製の頑丈な小倉橋が完成したのは1938年(昭和13)。橋脚の間に4つのアーチが連続する、当時としては珍しいデザインだ。2004年(平成16)、95ⅿ上流に新小倉橋が完成。こちらは高さ50ⅿと小倉橋よりずっと高く、橋の上からは丹沢山系までの眺望が抜群。巨大なアーチ1つで川をまたぐデザインは小倉橋との調和に配慮したもので、親子橋のような景観が生まれた。河原までは車で下りることもでき、トイレもあるので、河川敷で鮎釣りやBBQを楽しむ家族連れが多い。なお、川が湾曲しているため橋からは見えないが、実はすぐ上流に津久井湖と城山ダムがあるため、付近の川は遊泳禁止になっている。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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