三波石峡
48の巨岩や奇岩、自然がつくり上げた迫力ある荘厳の美
群馬県の名所や自然などを読んだ上毛かるたで「三波石とともに名高い冬桜」とうたわれ、親しまれている三波石。緑がかった青色に流れるような白い縞模様が入った美しい石で、古くから庭石として使われていた。伊勢神宮の内宮の石階段にも用いられている。この三波石が見られるのが三波石峡(さんばせききょう)。下久保ダムの堰堤から上流の叢石橋(そうせきばし)までの約1.5kmにわたって巨岩や奇岩が並び、「国の名勝及び天然記念物」に指定されている。特徴的な形をした48個の石には、それぞれの様子をよく表した名前が付いている。道沿いにいくつか川岸に降りる口があるが、おすすめは上流の駐車場からいちばん近くにある6番降り口。階段が整備されていて叢石橋に出られる。川岸には大小さまざまな石がごろごろ。できれば足首をサポートするようなシューズを履いていくといい。川沿いに降り立つと、圧巻のひと言。迫力のある風景が広がっている。ここにある三波石は、天然記念物の指定を受けているため小さいものでも持ち出しは厳禁。また、道の駅 上州おにしの館内には、三波石を詳しく説明したパネルや実物が展示されている「三波石のふるさと」があるので立ち寄ってみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン