本家松浦酒造場 ナルトタイの店
本物だけがもつ深い味わい。鳴門の誇る日本酒の蔵へ
徳島最古の酒蔵で自分だけの一本を探そう
大谷焼の窯元がいくつも並ぶ大麻町。吉野川の左岸を東西に貫く県道12号線から旧撫養(むや)街道へ入ってすぐのところに、徳島県最古の酒蔵として名高い本家松浦酒造がある。入り口の長屋門は、切妻造(きりづまづくり)・本瓦葺き(ほんがわらぶき)の立派なもの。そのほかにも「東酒造(ひがしさかぐら)」「仲酒造(なかさかぐら)」「西酒造(にしさかぐら)」「精米蔵(せいまいぐら)」といった立派な建造物が国登録有形文化財として保存されている。2013年(平成25)からは酒造場の一角を改装し、直売所「ナルトタイの店」をオープン。阿波の地酒として知られる銘酒「鳴門鯛(なるとたい)」をはじめ、ここでしか購入できない蔵限定酒や秘蔵酒、すだち酒やにごり梅酒などの果実酒を年中無休で販売している。奥のカウンターでは試飲もできるため、自分の好みにあった一本を見つけられるはずだ。
予約制の酒蔵見学と立ち飲みイベントも人気
本家松浦酒造は1804年(文化元)の創業。平安期から戦国期にかけて肥前松浦地方で活躍した水軍「松浦党(まつらとう)」の流れを汲む松浦家は、江戸時代に藍商と回船業で財をなし、2代目が酒造業を始めたという。名酒「鳴門鯛」が生まれたのは1886年(明治19)。百魚の王である鯛のごとく、淡麗優雅であるようにという想いから名付けられた。ちなみに「なるとたい」と濁らないのは清酒だからである。予約制で酒蔵見学も受け付けているほか、立ち飲みできゅうっとやるイベント「KuraKuraたちきゅう」を定期的に開催。約30種類の日本酒を500円のワンコインでグラス売りするほか、希少な蔵限定酒なども味わえるとあって、県内を中心に多くの日本酒ファンが訪れる。2日連続で行われる秋の蔵開きは、県内の飲食店による出店やミュージシャンのステージなどもあり、楽しみながら歴史の一端に触れることができる。
約200年の伝統と歴史を新たな力に変えて
「品質本位」と「温故知新」を酒造りの旨とする本家松浦酒造。前者は年月を重ねて生まれた伝統のなかで「お客さまに満足していただくために技を磨く」こと。後者は決して現状に満足せず、つねに新たな技法へ挑戦し、さらなる高みを目指し続けることだ。現在は10代目となる女性蔵元が、約200年の伝統を大切にしつつ、これからの時代にふさわしい新たな酒造りに挑戦中。まだ日本酒のおいしさを知らない若者や女性へもアプローチすべく、ブランド酒米である「あわいちば山田錦」を100%使用し、徳島県立工業技術センターが開発した「LED(エルイーディー)夢酵母」で醸した「鳴門鯛 LED(レッド)」など、さまざまなタイプの酒を造っている。今までも「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」「U.S. National Sake Appraisal(全米日本酒歓評会)」などで表彰されたほか、2022年(令和4)4月には「IWC 2022(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)SAKE部門 純米吟醸酒」で金賞を受賞するなど、国際的な評価も高まっている。
スポット詳細
- 住所
- 徳島県鳴門市大麻町池谷字柳の本19 地図
- エリア
- 鳴門海峡周辺エリア
- 電話番号
- 0120866140
- 時間
- 10:00-18:00
- 休業日
- 1/1-1/3
- 料金
- [蔵見学参加費]無料
- 駐車場
- あり(15台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(フリーwifi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 「ナルトタイ」ってお酒でした
- まったく恥ずかしい。「ナルトタイ」って酒を使ったスイーツか何かなと思っていました。なんと「鳴門鯛」という地酒でした。まさか鳴門に酒蔵があるなんて想像もしていませんでした。勉強になりました。クルマで寄ったので、試飲はできませんでしたが、180mlの小さなお酒を購入しました。
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- とてもいい感じの酒造屋さんです。
- 味噌屋さんと同一経営的な感じでやっており、いべんとなどで味噌つくりをたいけんしましたがとても親切でした。おすすめです。
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- 鳴門鯛-水と米は、世界で金賞を受賞しています。 ワイン風日本酒!?
- 海外の人には、やさしい水と米が合うように思います。生しぼりや純米吟醸や1年に1度 2月4日の立春(日本では旧暦の新年にあたる)に出来るように仕込んだ日本酒は圧巻です。日本名門会が、全国の酒蔵さんと行う企画で立春 朝絞り 鳴門鯛は、毎年立春に買って飲んでおります。職人技です。 近くの土御門上皇を祀る阿波神社様でご祈祷を受けてもいるようです。
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