諏訪湖畔美術館群
県内最大の湖、諏訪湖畔でアートなスポット巡りを楽しむ
スタートは「ハーモ美術館」から
アートなスポット巡りは、JR下諏訪駅から歩いて約18分のところにある「ハーモ美術館」からスタートしよう。車で巡るのが最も効率的だが、諏訪湖を一周できる自転車専用道路「諏訪湖周サイクリングロード」の整備も進んでいる。レンタルサイクルもあるので、これを利用するのも手だ。コンクリート打ちっ放しの半円が交差するハーモ美術館のエントランスでは、サルヴァドール・ダリの『時のプロフィール』が出迎えてくれる。館内ではおもにアンリ・ルソーやグランマ・モーゼスなど素朴派の絵画を鑑賞できる。次は湖畔沿いを車で東へ5分の「北澤美術館」へ。ここではエミール・ガレの『ひとよ茸ランプ』をはじめとして、ドーム兄弟やルネ・ラリックなどのガラス工芸と、信州にゆかりのある東山魁夷などの現代日本画を展示している。ショップでは『ひとよ茸ランプ』のミニチュアが人気だ。
国宝の茶碗を堪能し、郷土作家の作品を鑑賞
続いて北澤美術館の隣にある「サンリツ服部美術館」をのぞいてみよう。セイコーエプソン社長を務めた服部一郎氏と株式会社サンリツのコレクションを中心に展示しており、本阿弥光悦作の白楽茶碗で国宝の『不二山』のほか、国の重要文化財を含む古美術や西洋絵画などが充実している。そのすぐ先には、時間が来ると噴き上がる間欠泉「諏訪湖間欠泉センター」がある。9:30から90分おきに5~6回噴出するので、タイミングがあえば立ち寄りたい。足湯もある。さらに600ⅿ進むと「片倉館」が見えてくる。国指定重要文化財のレトロな洋風建築と、日帰り温泉の千人風呂を楽しめるスポットだ。隣接するのは、日本画や西洋画、版画、彫刻、工芸、書などさまざまなジャンルの収蔵品を鑑賞できる「諏訪市美術館」。随時展示替えを行っており、郷土を舞台に活躍した彫漆家・小口正二らの作品も充実している。
信州の風景を素朴な筆致で描いた作品は必見
「諏訪市美術館」からさらに湖畔を南へ回り込んで車で約5分。湖水に面して立つのは「諏訪市原田泰治美術館」だ。館内には諏訪市生まれのナイーブアート(素朴画)作家で、グラフィックデザイナーとしても活躍した原田泰治が、長年にわたって制作した作品を収蔵。美術館は、ふるさとに作品を残したいという原田氏の願いに応えて諏訪市が建設し、1998年(平成10)に開館した。ナイーブアートの発信拠点として成長、発展する美術館にしたいという思いと、「人に優しい美術館」として多くの人に愛されることの2つの願いが込められているそうだ。アートスポット巡りは国内最大級のガラスミュージアム「SUWAガラスの里」で締めくくろう。「諏訪市原田泰治美術館」から車で約4分だ。ここには世界の著名なガラス作家の作品が集まり、季節ごとの催事展示では訪れるたびに新しい作品を楽しめる。2億円相当という世界最大級のクリスタルボールは必見!
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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