長野

諏訪周辺

AROUND SUWA

八ヶ岳連邦のふもとに広がる絶景。温泉と歴史、アートの街

長野県のほぼ中心に位置している諏訪エリア。諏訪湖畔の下諏訪町、諏訪市、八ヶ岳のふもとに広がる茅野市、原村など、ひとつのエリアにたくさんの体験と歴史が詰まっている。中山道と甲州街道が交わる場所として栄えた下諏訪・上諏訪は、今も残る情緒ある宿場の街並みを楽しめる。リノベーションなどを通じて若者が生み出す新しいカフェや工房など、新旧文化の融合を味わえるのも魅力だ。茅野市、原村周辺は、国の特別史跡に指定された尖石遺跡(とがりいしいせき)をはじめ、国宝土偶「仮面の女神」が出土した中ッ原遺跡(なかっぱらいせき)など、多くの縄文遺跡がある地域。リゾート高原をつなぐビーナスラインの豊かな自然と絶景、そこに生まれた多くの文化、歴史を巡る旅を楽しみたい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    美ヶ原高原美術館
    野外に並ぶ現代彫刻。標高2000mにある天空の美術館
    1981年(昭和56)、箱根・彫刻の森美術館の姉妹館として開館した美ヶ原高原美術館。牛伏山の東側にある広大な敷地に、野外展示ならではの光や風、自然の移ろいと現代彫刻のコラボレーションを見られるのが魅力だ。レンゲツツジ、ハクサンフウロ、マツムシソウなど季節ごとに咲く高山植物も楽しみのひとつ。最も高台に立つのは中世ヨーロッパを思わせる「ビーナスの城」。実際に中に入ることができ、天気がいい日の屋上は北アルプスや八ヶ岳、浅間山、富士山などの名峰を望めるビュースポットだ。野外展示のほかに、見て触れて遊べる「こども美術館」と屋内ギャラリーが2か所あり、年ごとに企画展も開催される。隣接している道の駅「美ヶ原高原」で販売しているアート関連のオリジナルグッズも必見だ。
    開館は4月下旬から11月上旬まで。雪に覆われる冬期は閉鎖される
  • spot 02
    諏訪湖
    豊かな表情を楽しめる信州最大の湖
    長野県中部の諏訪盆地に位置し、海抜758m、湖周15.9km、面積13.3㎢という県内で最も大きい湖。岡谷市、諏訪市、下諏訪町にまたがり、人々の憩いの場所として親しまれている。
    標高934m、諏訪湖を一望できる立石公園からの景色
  • spot 03
    諏訪大社
    古からの伝統を色濃く残す自然の聖地
    全国に1万以上ある諏訪神社の総本社。上社本宮(ほんみや)・前宮(まえみや)、下社秋宮(あきみや)・春宮(はるみや)に分かれる二社四宮が鎮座している。主祭神は、建御名方神(たけみなかたのかみ)と、その妃・八坂刀売神(やさかとめのかみ)。
    神体山である「守屋山」の麓に位置する上社本宮(北参道)
  • spot 04
    諏訪大社 下社春宮
    華麗な彫刻が施された大隈流の代表作
    下諏訪町に位置し、諏訪湖から北へ約2km、下社秋宮から北西へ1kmの場所に鎮座する。毎年2月から7月に神座が遷されるため、その名がついた。JR下諏訪駅から徒歩約20分、かつて多くの武士たちが流鏑馬(やぶさめ)の腕を競ったといわれるまっすぐな道を進むと、大鳥居が見えてくる。参道に入ると正面に「神楽殿」、その奥に「片拝殿(かたはいでん)」が左右に並ぶ「幣拝殿」がある。これは大隈流の造りで、秋宮の立川流と並んで江戸時代を代表する宮彫りの流派。技術の高さをうかがえる幣拝殿正面の彫刻は、じっくりと観察したい。境内には、縁結びにご利益のある「結びの杉」や、安産が祈願される「子安社」などがあるが、合わせて参拝したいのが「万治の石仏」だ。春宮に奉納する大鳥居の材料にしようと、ノミを入れたら石から血が流れ出したという伝説を持つことで知られている。独特な参拝方法があるので看板をチェックしてからお参りしよう。
    1780年(安永9)に建立した幣拝殿(へいはいでん)は、秋宮と同じ図面で、異なる流派の大工が腕を競い合った
  • spot 05
    諏訪大社 下社秋宮
    交通の要所に鎮座する立川流の名建築
    毎年8月から翌1月に神座が遷される下社秋宮は、旧中山道と甲州街道の分岐点の要所にあり、JR下諏訪駅から徒歩約15分。入り口の鳥居をくぐるとまず、樹齢800年の「根入りの杉」が真っ先に目に飛び込んでくる。杉を越えると見えてくるのが「神楽殿」。正面の大注連縄は御柱祭ごとに新しく奉製され、長さ約13mと出雲大社の注連縄と同型である。また、両脇の狛犬は高さ1.7mあり、青銅製では日本一の大きさだ。神楽殿の裏側へと進めば、左右に「片拝殿(かたはいでん)」が並んだ、二重楼門造りの「幣拝殿(へいはいでん)」がたたずむ。春宮と同じ図面で造られているが、こちらは当時の諏訪で新進気鋭の流派として名を上げていた立川流によるもの。流派の異なる大工たちが腕を競い合ったという秋宮と春宮の名建築を見比べながら参拝するのもおすすめ。
    1835年(天保6)に建立された雅な神楽殿と精巧な狛犬が目をひく
  • spot 06
    諏訪大社 上社前宮
    木立とせせらぎに包まれた諏訪信仰の原点
    JR茅野駅から徒歩約30分の場所に位置する上社前宮は、諏訪大社の御祭神が最初に居を構えたとされる諏訪信仰発祥の地。入り口の鳥居から参道を上っていくと、いたるところに風格ある大木がたたずんでいる。第二の鳥居から階段を上がったところには、諏訪大社の神事が行われる「十間廊(じゅっけんろう)」や、諏訪明神の祖霊が宿る御神宝が安置される「内御玉殿(うちみたまでん)」があり、そこからさらに200mほど坂を上ると見えてくるのが、木々に覆われた「本殿」だ。ここを中心に周囲をぐるりと一周歩くことができるので、4本すべての御柱に近づけるほか、本殿裏の神秘的な巨木にもぜひ注目したい。本殿の左側には名水「水眼(すいが)」の清流があり、古くから御神水として大切にされてきた。中世においては、この川で心身を清め、重要な神事の際に用いられたと記録されている。
    諏訪大社の中で唯一の本殿があり、1932年(昭和7)伊勢神宮からの御用材で造られた
  • spot 07
    諏訪大社 上社本宮
    神体山を拝する、本殿を持たない諏訪造り
    諏訪市に位置する上社本宮へは、JR上諏訪駅からバスで約30分。上社前宮からは約1.5km北西に位置する。入り口は北参道と東参道の2か所あるが、東参道が正門となる。入り口御門の奥、布橋と呼ばれる67mの回廊を進めば、右手には「二之御柱」や「勅使殿(ちょくしでん)」「五間廊(ごけんろう)」が、左手には、御柱祭ごとに建て替えられる「宝殿」に、徳川家康が寄進した「四脚門(よつあしもん)」などが建ち並ぶ。順路に沿って進むと参拝所があり、一般の参拝者が立ち入ることのできない斎庭(ゆにわ)を挟んで、奥に位置するのが「幣拝殿」だ。上社本宮は、本殿をもたない独特の建築様式「諏訪造り」が特徴。現在の建物は江戸時代に再建されたもので、境内にある社殿の多くが国の重要文化財に指定されている。おごそかな雰囲気のなか、貴重な建造物を拝観しながら悠久の時に思いを馳せよう。
    片拝殿(かたはいでん)が、幣拝殿(へいはいでん)の左右に並ぶ独特の「諏訪造り」が見どころ
  • spot 08
    霧ヶ峰高原
    360度広がる大パノラマが爽快。日本のグライダー発祥の地
    濃い霧に覆われる日が多いことからその名がついた霧ヶ峰高原。車山から鷲ヶ峰までの一帯を呼び、夏はトレッキングやキャンプ、冬はウインタースポーツを楽しめる。天気がいいと富士山も見える広大な景色がたまらない。
    ドライブイン「霧の駅」が高原の目印
  • spot 09
    御射鹿池
    季節とともに色を変えるカラマツ。名画のモチーフとして有名な池
    奥蓼科の一角にある美しい池。緑がまぶしい春夏、秋の紅葉や冬の雪景色など、四季を通じて水面に映り込む自然が見る人を楽しませる。画家東山魁夷(ひがしやまかいい)の作品『緑響く』のモチーフとしても有名だ。
    強い酸性で微生物が棲まないため、澄んだ水が保たれる
  • spot 10
    ビーナスライン
    自然とつながるスローなドライビングロード
    平均標高1400m。四季を通じてさまざまな姿を見せるビーナスラインは、昭和の頃から多くのドライバーに愛されてきた。沿道には、美術館や牧場、ハイキングコースなど見どころ満載。天空のドライブへ出かけよう。
    どこを切り取っても、広がる空に雄大な山並みが映える
  • spot 11
    蓼科湖
    優雅な過ごし方の似合う、文化人に愛された高原リゾート
    白樺が混じる木立に囲まれ、湖面に映り込むのは蓼科山。湖の周囲には遊歩道が整備され、天気が良ければ八ヶ岳を一望できるのも蓼科湖の魅力のひとつ。日帰り温泉もあり、ゆっくりと滞在できる環境がそろっている。
    広い空が映り込む湖面と周囲を巡る遊歩道
  • spot 12
    白樺湖
    家族で高原リゾートを満喫。湖のほとりにレジャースポットが点在
    爽やかな風が吹き抜け、やさしい木漏れ日が揺れる白樺湖。夏は避暑地として人気を集める県内屈指の高原リゾートだ。四季折々の美しさに加え、周辺でさまざまなアクティビティに触れられるのがうれしい。
    湖畔や湖底に沈む白樺の美しさからその名がついた
  • spot 13
    八島ヶ原湿原
    希少な植物の宝庫。標高1630mに広がる湿原を気ままに散策
    標高は1630m。ビーナスライン沿いに広がる43万2000平方メートルの湿原は、およそ140万年前の霧ヶ峰一帯の火山活動をきっかけに生まれたとされる高層湿原だ。土砂や泥炭が蓄積してできる高層湿原は低温・湿潤の場所にできやすく、八島ヶ原湿原は日本の南限。18種類のミズゴケをはじめ、約360種類もの植物を見ることができる。大きなハート型をした湿原の周りには遊歩道が整備されており、一周はおよそ90分。平坦な道のりが続くので、気軽に散策できるのがうれしい。鳥の鳴き声や道沿いの花々、水に映る広い空。どの季節に訪れても、違った表情を見せてくれる。散策路の途中にある旧御射山遺跡(もとみさやまいせき)は、諏訪大社下社に縁のある鎌倉時代の遺跡。途中トイレはあるが自動販売機などはないので、水分と日差し対策を万全にしてハイキングを楽しみたい。
    シュレーゲルアオガエルの棲む八島ヶ池
  • spot 14
    車山高原
    夏でもリフトで楽々。ビーナスラインで最も美しい高原
    標高1925mの車山一帯に広がる高原。冬季はスキー場として営業しており、多彩なコースを楽しめる。年中楽しめる展望テラスのある山頂は360度パノラマビュー。一面の雲海を見られることもある天空のリゾートだ。
    山頂から望む白樺湖と蓼科山
  • spot 15
    乙女滝
    途切れることなく流れ落ちる乙女滝は、横谷渓谷の玄関口
    たっぷりのマイナスイオンでリフレッシュできると人気の乙女滝。緑のトンネルに覆われた階段を下りると、ザザーっという音とともに、大きな滝が目の前に現れる。光が差し込み、キラキラ輝く水面が美しい。
    水量豊富で迫力ある滝を目の前で見られる
  • spot 16
    美ヶ原高原
    澄んだ空気に大きな空、天空に広がるアートと牧場の高原
    八ヶ岳中信高原国定公園の最北端。標高2000mの高原には、富士山から北アルプスまで360度の大パノラマとアート、そしてかわいい牛たちが待っている。日本でいちばん標高が高く絶景の広がる道の駅もここにある。
    高原のシンボルである「美しの塔」は高さおよそ6m。日本でいちばん大きな文学碑だ
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旅のヒント

  1. その1

    諏訪湖周辺には、オルゴールや時計、絵画、工芸などの美術館、博物館が集まっている。各館工夫を凝らした体験や企画展にも注目したい。

  2. その2

    街のなかに日帰り入浴施設が多く、散策と合わせて温泉を楽しめるのが諏訪エリアの特徴。なかでも下諏訪町は、4か所にある汲み湯スポットや「しもすわ開運温泉巡り」などのコンテンツも楽しい。

  3. その3

    蓼科高原や霧ヶ峰高原など、美しい高原リゾートはドライブやハイキングにおすすめ。自家用車やレンタカーのほか、バスなどの公共交通機関を上手に組み合わせて走りたい。

  4. その4

    7年に一度の奇祭「御柱祭」は諏訪エリアの一大行事。確実に見るためには、事前にウェブサイトなどで情報の出る有料チケットの購入がおすすめだ。

  5. その5

    毎年8月から9月にかけては、諏訪湖の花火が有名。湖に色とりどりの花火が打ち上がる様は必見だが、車も電車も渋滞必須のイベントなので、早めの移動と余裕を持った旅程を組みたい。

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