cafe Bridge

「ベリーベリーパンケーキ」900円。プラス200-300円で好きなドリンクをセットにできる

中島川沿いにあるくつろぎのカフェ

路面電車「めがね橋」電停で下車後、徒歩3分。日本初のアーチ式石橋として1634年(寛永11)に架設された「眼鏡橋」のそばにあるカフェだ。店内は外からさんさんと光が差し込み、開放的な空間に。ウッディーな店のしつらえと、軽やかなインテリアがナチュラルな雰囲気を醸し出している。中規模サイズのカフェで、座席数は30席余り。椅子席とソファ席のほかキッズチェアも用意され、小さな子ども連れでも安心して利用できる。店内ではアクセサリーやドライフラワーを使った雑貨などの販売もあるので、料理が提供されるまでの待ち時間にゆっくり見てまわるのもおすすめだ。天気のよい日は外のテラス席で、周りの景色を楽しみながらくつろぎたい。

間接照明で店内の明かりを抑え、落ち着いた空間

イラストや写真が多数飾ってある

店名どおり「橋」がテーマのカフェ。足元は眼鏡橋をモチーフにしたデザインに

バラエティ豊かなフードメニュー

フード類はバリエーション豊富で、どれにしようかとメニューを見ているだけでワクワクしてしまう。カルボナーラやボロネーゼなど3種のパスタ(各950円)に、サンドイッチも「カツ」「たまご」「トマトモッツァレラ」の3種を用意(各700円)。「ミートソース」「シーフード」「半熟たまごのカレー」のドリアは特に中高年に人気が高いという。いずれのメニューも見た目が鮮やかで量がほどよい。いちばん人気はなんといっても「自家製ハンバーグ」だ。牛と豚の挽肉を1対1の割合で混ぜ合わせ、ジューシーに焼き上げている。ハンバーグは150gあり、見た目以上に食べごたえ十分。タコライスや「シーフードのレモンクリームパスタ」といった季節限定メニューも登場し、いつ来ても「今日はどれを食べよう？」と悩める楽しみがある。

「自家製ハンバーグ」は980円。パンかライスを選んで

ドリンクとスイーツは見た目もキュート

この店のスイーツメニューは「写真映えする」とSNSでも登場回数が多い。そのなかでも多くの客が注文するのが、見た目からもそのやわらかさが伝わってくるようなパンケーキだ。味はメープル、チョコバナナ、ベリー、フルーツカスタード、抹茶の5種類。鮮度の高い卵で作ったフワフワのメレンゲを生地に加え、やさしく焼き上げている。口溶けのよいパンケーキはトロンとしたクリームと相性バッチリ。満腹でもペロリと食べてしまうおいしさだ。長崎らしいドリンク類にも注目したい。バタフライピーを使って色付けされた「あじさいサイダー」は長崎市のシンボルフラワー、アジサイにちなんだもの。シーボルトにもゆかりのある花だ。色鮮やかで、爽やかな飲み心地である。長崎名物の食べる「ミルクセーキ」に、眼鏡橋にあるハート型の石のイメージを組み合わせて作ったメニューも人気だ。真っ赤な「ハートストーン」ゼリーをトッピングし、甘さとかわいさを同時に楽しめる。いずれもテイクアウト可能なので、ドリンク片手にカフェの横を流れる中島川付近を散歩してみるのもいい。

ケーキ類は6種あり、いずれも650円。写真はガトーショコラ

「あじさいサイダー」(左)600円、「ショコラフラッチェ」650円