長崎

長崎

NAGASAKI

歴史的建造物や世界遺産が点在する異国情緒あふれる町

長崎県中部に位置する県庁所在地の長崎市。平坦地が少なく「坂のまち長崎」といわれ、斜面を利用した市街地は独特な景観だ。町は海に面しており、1571年(元亀2)にポルトガル人が開港した長崎港は、鎖国時代の200余年を通し海外貿易港として発展。1859年(安政6)に自由貿易港として再出発し外国人居留地が造られ、多くの外国人が居住し始めた。東山手地区のオランダ坂や、南山手地区のグラバー園、大浦天主堂など異国情緒あふれる建造物が国宝・文化財として大切に保存されている。第二次世界大戦では、長崎市は原爆の被害にあった。原爆落下中心地と、その北の小高い丘などの周辺を含む平和公園には、原爆被害者の冥福を祈り、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界平和の願いを込めて「平和祈念像」「平和の泉」が造られた。長崎原爆資料館では、原爆による被害がありのままに伝えられ、復興の様子についても展示されている。原爆の恐ろしさと平和への尊さを体感できる場所だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    平和公園
    原爆が投下された地に世界平和への願いを込めて造られた公園
    長崎市中心部から約3km北の浦上地区にあり、原爆が投下された爆心地の周辺にさまざまな施設が整備されている。毎年8月9日の原爆記念日には平和祈念式典が行われ、この地で全世界に対して平和宣言がなされる。
    地元では平和祈念像が立つ「願いのゾーン」だけを平和公園と呼ぶことが多い。爆心地は像から350mほど南にある
  • spot 02
    長崎原爆資料館
    核兵器の脅威と戦争の悲惨さを訴える資料館
    平和公園内の「学びのゾーン」にあり、被爆50周年事業の一環として1996年(平成8)に創立された。原爆が投下された当時の惨状、核爆弾の恐ろしさを伝える施設として、国内外から多くの人が訪れる。
    爆心地一帯を見下ろす丘にあり、「祈りのゾーン(爆心地公園)」から徒歩4分程度だ
  • spot 03
    浦上天主堂
    弾圧に耐えたキリシタンが築いた教会
    長崎市北部の浦上地区に建つ国内最大級のカトリック教会。16世紀から隠れて信仰を受け継いできた信徒が、大正時代に築いたものだ。原爆で破壊され、戦後に再建されたため、復興のシンボルとしての側面ももっている。
    正式名称は「カトリック浦上教会」。旧称の浦上天主堂のほうが一般的によく知られている
  • spot 04
    浜町アーケード
    長崎グルメも楽しめる! 約700軒が集まる長崎最大の商店街
    長崎市の中心部、中島川に架かる銕橋(くろがねばし。通称てつばし)から東へ延びる全長約360mのアーケード街。中央で交差するベルナード観光通りと合わせて、全国有数の賑やかな商店街となっている。
    高級ブランド店から日用品、レストラン、コンビニまであり、「浜んまち商店街」の通称で市民に愛されている
  • spot 05
    ツル茶ん
    大人のお子様ランチと親しまれるトルコライス
    トルコライスとは、ピラフ、スパゲッティ、ポークカツにカレーソースをたっぷりかけて、ワンプレートに盛り付けた洋風料理。長崎ではおなじみのご当地グルメだ。名前に「トルコ」とついているものの、ポークカツが入ったこのメニューが豚肉を禁ずるイスラム教徒の多い地域で発祥したとは考えにくく、トルコ共和国とは関係がないといわれている。発祥起源には諸説あり、いまだに解明されていない。1925年(大正14)に創業し、九州最古の喫茶店といわれるこの店では、昭和30年代から提供を始めた「これぞ正統派!」というトルコライスを楽しめる。ほかに、ラム肉のステーキを載せた「真正トルコライス」や、豪華な有頭えびフライにピリ辛クリームのかかった「ランタントルコ」、坂本龍馬をイメージして和風海鮮パスタとビーフカツで和洋折衷な「Ryoma(りょーま)トルコ」など、トルコライスだけで11種類も用意されている。
    ワンプレートにまとめられたボリューム満点のトルコライス
  • spot 06
    吉宗 浜町本店
    長崎の山海の幸をふんだんに盛り込んだ上質な「茶碗蒸し」
    江戸末期に創業した吉宗は、長崎で知らない人はいないといわれるほどの有名店。趣のある建物は1927年(昭和2)に建てられたものだ。四国伊予の藩士だった吉田宗吉信武が、長崎の肥後藩邸にて供された茶碗蒸しにいたく感動し、1866年(慶応2)に「茶碗むし」と「蒸寿し」専門の店を出したのが始まり。蒸寿しとは、酢飯に錦糸卵、でんぶ、穴子の蒲焼のそぼろを載せて蒸しあげた一品。とろとろとした口どけがおいしい茶碗蒸しとの相性が抜群だ。吉宗では今日でも、この2品が対になった夫婦蒸しという独特のスタイルで提供している。150年以上にわたって受け継がれてきた一子相伝の味をじっくりと堪能しよう。また、鎖国時代に中国から伝わった卓袱(しっぽく)料理も人気だ(要予約)。1人前のミニ卓袱もあるのがうれしい。ほかにも会席料理、定食などメニューは豊富。
    茶碗蒸しは江戸時代に京都や大阪で生まれたとも、中国の家庭料理が長崎へ伝わったのがルーツともいわれる
  • spot 07
    眼鏡橋
    日本最古のアーチ式石橋は眼鏡姿!?
    1634年(寛永11)に造られたといわれる「眼鏡橋」は国指定重要文化財。川面に映る姿はまるで「眼鏡」のよう。眼鏡橋に来たらぜひその「眼鏡具合」をチェックしよう。護岸にあるハートストーンもぜひ見つけたい。
    JR長崎駅から蛍茶屋行きの路面電車に乗り、めがね橋電停で下車。徒歩3分ほどで眼鏡橋に着く
  • spot 08
    長崎新地中華街
    コンパクトなエリアにギュッと魅力が詰まった中華街
    長崎市の中心部にある観光客に人気のエリア。朱色の門や柱が華やかで異国情緒にあふれ、ちゃんぽんや皿うどんなどの長崎グルメを堪能できる。冬には長崎ランタンフェスティバルの会場になり、幻想的な風景が広がる。
    交通機関でアクセスする場合、JR長崎駅から路面電車に乗り、新地中華街電停で下車して徒歩2分
  • spot 09
    四海楼
    福建料理がルーツの長崎グルメ、ちゃんぽん発祥の店
    鶏ガラと豚骨がベースのスープをほどよく吸ったモッチリとした食感の太麺、肉や野菜、魚介類もたっぷり入った、栄養満点の長崎ちゃんぽん。現在では長崎の郷土料理として全国に知られているが、もとは四海楼が1899年(明治32)に創業された後、生活に困窮する中国の留学生を救うために考案された料理だという。長崎近海で獲れる海産物や野菜をふんだんに使って作られた「支那うどん」が評判を呼び、ちゃんぽんと名を変えて中華街に広まった。今では缶詰や冷凍技術の発達によりいつでもあらゆる食材が手に入るが、当時は季節の食材を使っていたことから、四季を味わえる料理といわれていた。やがて四海楼には多くの著名人が訪れるようになり、浩宮殿下(現在の今上天皇)にも献上されたことがあるという。白濁したスープは海鮮のうまみが加わった上品な味わい。そこに麺が見えないほどの具材や錦糸卵がたっぷりと盛られており、味も見た目も大満足だ。
    人気メニューのちゃんぽん。中国福建省出身の四海楼創業者が、故郷の料理を日本風にアレンジしたものだ
  • spot 10
    長崎孔子廟・中国歴代博物館
    長崎で中国の歴史と文化を堪能しよう
    孔子廟とは、儒教の始祖である孔子の遺品を納め祀る霊廟のこと。長崎孔子廟は中国の総本山にも引けを取らない壮麗な建築で、日本で唯一の本格的な中国式霊廟。中国の文化を伝える中国歴代博物館が併設されている。
    孔子廟の正門に当たる儀門(ぎもん)。一対の福建石獅子(ふっけんせきしし)が廟を守っている
  • spot 11
    グラバー園
    広大な園内に見所満載! 居留地時代の面影を現在に伝える
    2015年(平成27)に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の1つである旧グラバー住宅のほか、旧リンガー住宅、旧オルト住宅といった重要文化財を一度に見学できる人気スポット。クラシカルなカフェや、居留地をイメージしたドレスレンタルなどにも注目を。
    スコットランド出身の商人・トーマス・ブレイク・グラバーが建てた旧グラバー住宅。2021年(令和3)12月に約3年に及ぶ大規模な保存修理工事が終了し、現在一般公開している。
  • spot 12
    岩崎本舗 グラバー園店
    長崎のワンハンドグルメ、角煮まんじゅうの元祖の店
    早くから国際化の進んだ長崎では、「ちゃんぽん」「皿うどん」「カステラ」などバラエティ豊かなご当地グルメを楽しめる。「角煮まんじゅう」も長崎グルメを代表する一品だ。さかのぼること江戸時代、交易地として栄えた長崎には中国や南蛮の食文化が伝わった。それらを日本流にアレンジして生まれたのが、円卓に大皿を並べたコース料理「卓袱(しっぽく)料理」。そのなかの1品であった中国の角煮「東坡肉(とんぽーろー)」を手軽に食べられるようにと角煮まんじゅうを考案したのが岩崎本舗だ。タレに化学調味料を使わず、素材にも製法にも徹底的にこだわった角煮まんじゅうは、「大とろ角煮まんじゅう」や「チーズ角煮まんじゅう」など種類も豊富。各所に支店があるが、長崎の観光名所、グラバー園と大浦天主堂へ続く坂の途中にあるグラバー園店は、観光の合間に立ち寄りやすいのもうれしいポイントだ。
    独自配合の粉をイースト菌で発酵させ、豚の角煮を炊く際に出たラードを配合した生地はフワフワ。とろける角煮も絶品だ
  • spot 13
    大浦天主堂
    国宝であり、世界遺産。世界宗教史に残る「信徒発見」の舞台
    幕末の開国にともない、長崎居留地に住む在留外国人のために建てられた天主堂。中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック様式の教会で、国宝に指定されているほか、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つでもある。
    創建から150年以上。現存する教会で日本最古の大浦天主堂
  • spot 14
    オランダ坂
    「日本の道100選」に選定された人気スポット
    長崎は別名「斜面都市」といわれるくらい坂道のとても多い街だ。観光地として有名な「オランダ坂」はかつて、大浦や東山手、南山手などの外国人居留地に石畳が敷かれた坂道の総称だった。異国情緒漂う石畳の坂道や石段、周囲に建つ古い洋風建築とレンガ塀は、趣深く風情があると人気が高い。そもそもオランダ坂と呼ばれるようになったのは、幕末の開国後。当時長崎にもさまざまな国の外国人がたくさんやってくるようになり、東山手などは居留地と定められていた。東洋人以外の外国人を国の区別なく「オランダさん」と呼び、居留地にある坂はオランダさんが通る道として「オランダ坂」と呼ばれるようになったという。現在では一般的に活水学院下の坂、活水坂、誠孝院前の坂の3つがオランダ坂と呼ばれており、CM撮影のロケ地としてもよく使われている。
    異国情緒にあふれる東山手に位置するオランダ坂
  • spot 15
    鍋冠山公園
    すばらしい夜景を満喫できる展望台。日中の眺望も捨てがたい
    長崎市の南山手地区にある鍋冠山を利用した公園。展望台からの夜景は長崎でも1、2を争う美しさといわれ、「世界新三大夜景」にも認定されている。長崎港や山々の風景が楽しめる昼間のパノラマもお見逃しなく。
    世界新三大夜景と日本新三大夜景に選ばれた夜景。稲佐山に比べ訪れる人が少なく静かに堪能できる
  • spot 16
    長崎水辺の森公園
    潮風が心地よい、憩いと安らぎのベイエリア
    2004年(平成16)3月に全面オープンした公園で、長崎港に面した敷地は6万5000平方メートル。海に面した芝生広場と木立が気持ちいい「大地の広場」、噴水などがある「水の庭園」、運河の流れる「水辺のプロムナード」の3ブロックに分かれ、美しい眺望と安らぎのスポットとして、長崎市民だけでなく観光客にも親しまれている。
    長崎港を望む、緑豊かな「長崎水辺の森公園」
  • spot 17
    長崎県美術館
    長崎ゆかりの作品×スペイン美術。ピカソやダリを見られるかも?
    「呼吸する美術館」をコンセプトに2005年(平成17)に開館した美術館。館内はガラスを多用した開放的な空間で、周囲の自然とも調和する。長崎でアートに触れたい人にはぜひ訪れてほしいスポットだ。
    美術館のデザインは建築家・隈研吾(くまけんご)氏によるもの。東西2つの棟が2階の渡り廊下でつながれている
  • spot 18
    出島ワーフ
    開放感あふれるベイエリアでグルメを堪能
    かつてはオランダや中国との貿易拠点で、今も異国情緒が残る長崎・出島。その新名所としてベイエリアに登場した複合商業施設「出島ワーフ」が人気を集めている。「出島」を見学したあとに立ち寄るのにもぴったりだ。
    海風を感じながらテラス席でのんびり
  • spot 19
    Delicious Restaurant Attic
    オーシャンビューのカフェ&レストラン
    オーシャンビューの出島ワーフの一角にある「Delicious Restaurant Attic」は、自家焙煎の豆を使用し、専属のバリスタがこだわりをもって提供するコーヒー専門店でありながら、洋食を中心にフードメニューも充実したカフェ&レストラン。豊富なドリンクメニューのなかでも観光客に人気なのが「龍馬カプチーノ」(450円)。厳選されたスペシャルティコーヒーを使用したカプチーノに長崎ゆかりの坂本龍馬の顔がアートされた、見た目も味も楽しませてくれる1杯だ。フードメニューもピッツァやパスタ、ハンバーグなどバラエティ豊かだが、ぜひ食べてほしいのが長崎名物のトルコライスをさらにアレンジしたオリジナルメニュー「デリシャストルコ」(1452円)。ワンプレートにピラフ、ナポリタン、エビフライ、コロッケ、ひと口かつ、さらにサラダ、スープまで載ったぜいたくな一品だ。昼間は港を行き交う船や汽笛に癒やされながら、夜はロマンティックな港夜景に浸りながら、1人でも大人数でも楽しめる。
    長崎の名物として定着「龍馬カプチーノ」
  • spot 20
    文明堂総本店
    長崎グルメの定番! 老舗の絶品カステラをお土産に
    長崎グルメを代表するカステラは、今から400年ほど前、ポルトガルの貿易商人やキリスト教の宣教師によって、当時海外との唯一の窓口だった長崎へ伝えられたといわれている。以後もカステラは長崎の地で作り続けられ、独自の進化を遂げていった。現在でも長崎には数多くのカステラメーカーがあり、それぞれの味を誇っている。なかでも1900年(明治33)創業の「文明堂総本店」は、長崎を代表する老舗のカステラ屋だ。多くの魅力的な商品のなかでも、絶対にまた食べたくなる味を追求して作られた「特撰カステラ」は、こだわりの素材が生む深いコクとしっとりとした食感で人気が高い。長崎市内にいくつかある店舗のうち、江戸町にある本店は長崎市の中心街に位置し、グラバー園や大浦天主堂などの観光地からも徒歩で行くことができる。アクセス至便な本店で、旅の思い出とともに甘いカステラをお持ち帰りしよう。
    文明堂と聞けば、世代によっては「カステラ一番、電話は二番」というCMを思い浮かべる人もいるだろう
  • spot 21
    軍艦島
    廃墟となって存在する産業遺産「軍艦島」
    かつての炭鉱の繁栄を伝える周囲約1.2kmの端島、通称「軍艦島」。1974年(昭和49)に炭鉱が閉山してからは無人島となり一般の上陸はできなかったが、2009年(平成21)に上陸が可能となり、現在では多くの人が上陸ツアーに参加して軍艦島を訪れている。2015年(平成27)7月世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」の構成資産に登録された。
    長崎港から約18kmの海上に浮かぶ「軍艦島」
  • spot 22
    稲佐山
    夜景の名所として知られる稲佐山は、日中も絶景!
    1000万ドルの夜景とも讃えられる長崎の夜景を堪能できる名所。「日本新三大夜景」のみならず、2021年(令和3)には上海、モナコと並んで「世界新三大夜景」に認定され、ますます注目を集めている。
    夕暮れが近づくにつれ幻想的になる長崎の町。絶景の夜景を堪能しよう
  • spot 23
    長崎ロープウェイ
    スタイリッシュなデザインのロープウェイで稲佐山へ
    広々とした眺望が魅力の長崎ロープウェイで稲佐山の景観を楽しもう。著名なデザイナーが設計したクールなゴンドラに乗り、頂上まで約5分の空中散歩。夜景はもちろん、長崎市街の名所を一望できる日中もおすすめ。
    標高333mの山頂まで、距離1090mをわずか5分で運んでくれる
  • spot 24
    長崎稲佐山スロープカー
    稲佐山の展望台へは、おしゃれで眺望抜群のスロープカーで
    稲佐山の中腹駐車場から山頂展望台までの約500mを、片道8分で運行している。美しい夜景で有名な稲佐山だが、晴れた日の昼間にスロープカーで上ると雲仙や五島列島、熊本県の天草まで見渡すことができる。スロープカーの車体は全面ガラス張りとなっており、乗車中にもダイナミックな眺めを楽しむことができる。稲佐山のスロープカーは、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏のKEN OKUYAMA DESIGN(けんおくやまでざいん)が手がけたもの。「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」の異名をもつ奥山氏。その作品である車両そのものもじっくりと鑑賞したい。
    黒を基調とした車体は景観に溶け込むための配慮。森の木々が写り込むように鏡面塗装も施されている
  • spot 25
    女神大橋
    女神の翼から眺める港町、長崎の風景
    長崎港の入り口に2005年(平成17)に開通した、長崎市の新たなシンボル、女神大橋。海上65mの高さの橋から眺める長崎市の風景は絵画のように美しく、週末には多くの人が訪れる人気のスポットだ。
    塔から斜めに張られたケーブルが翼のように見えることからヴィーナスウイングと呼ばれ、親しまれている
  • spot 26
    伊王島
    長崎市内からわずか30分の自然あふれるアイランド
    2011年(平成23)に伊王島大橋が開通し、長崎市内から気軽に行けるようになった伊王島。島内の人気リゾート「i+Land nagasaki(あいらんどながさき)」では、自然に囲まれて貴重な体験をすることができる。
    長崎市本土と島を結ぶ、全長876mの伊王島大橋。手前が沖之島、右奥に見えるのが伊王島だ
  • spot 27
    伊王島灯台
    明治の初めから長崎港の入り口を見守る歴史的な灯台
    伊王島の北端に位置し、長崎の玄関口である長崎港口を明示する役割をもつ伊王島灯台。日本で最初に造られた8か所の洋式灯台のひとつだ。周囲には絵になるスポットが多く、若い観光客やカップルにも人気が高い。
    高倉健主演の映画『あなたへ』のラストシーンにも登場した
  • spot 28
    長崎ペンギン水族館
    ペンギンの種類の多さで世界一を誇るユニークな水族館
    ペンギンを見て、触れ合い、学べる水族館。地球上に棲む全18種類のうち、9種類約180羽を飼育していて、ペンギンの飼育種類数は世界一。自然の海でペンギンが泳ぐ世界初の試みも必見だ。
    長崎ペンギン水族館ではこれまでに6種類のペンギンの繁殖に成功している
  • spot 29
    ビストロボルドー
    長崎名物トルコライス発祥のルーツに触れる
    ナポリタン、とんかつ、ピラフの3つのメニューを1つの皿に載せた長崎の名物料理、トルコライス。どこの店が発祥で、なぜトルコライスという名前なのかは定かではないが、「ビストロボルドー」のシェフ、植原一さんの父が昭和30年代に神戸の将校クラブでシェフをしていた頃、外国人向けにトルコ国の「ピラウ」(炊き込みのサフランピラフ)に似せた料理「トルコ風ライス」を考案し、その後、長崎のレストランで「トルコ風ライス」として出したものが、現在のトルコライス発祥のルーツともいわれている。現在、ビストロボルドーではトルコ風ライスをオリジナルにアレンジして提供。トルコ風ライス「昔ながらの」(1480円)は、白ワインでフランベしたドライカレー、ナポリタン、雲仙豚のカツレツに赤ワインソースをかけたシンプルなひと皿。また、魚フライやハンバーグ、ステーキなど、多種多様にアレンジされたトルコ風ライスのなかでも人気の「スペシャルトルコライス」(1780円)は、とんかつにエビフライ、ハンバーグが載ったぜいたくな一品だ。シェフ2代の想いと歴史が詰まったトルコ風ライス、長崎の街の空気を感じながら食べよう。
    昔ながらのトルコ風ライスをアレンジしたスペシャルトルコライス
  • spot 30
    FRUIT&CAFE HAMATSU浜町店
    吟味された新鮮フルーツをふんだんに使った極上デザート!
    店に入るとフルーツの爽やかで甘い香り。メニューを開くと、軽食のほか、季節のフルーツをふんだんに使ったデザート類がずらりと並ぶ。それもそのはず、こちらは長崎の老舗青果卸売会社が運営するフルーツ&カフェ。「四季折々のフルーツが演出する彩りと感動」をコンセプトに、素敵な時間と空間を提供している。人気の「フルーツパフェ」(1518円、Sサイズ1078円)は、季節のフルーツにアイスクリームが添えられ、その下には自家製の紅茶ゼリーやカットフルーツがクリーミーなヨーグルトの中にたっぷり、そして底にはザクッと香ばしい食感のフレークが待っている、最後まで飽きさせない至福のパフェだ。もちろん、冬から春にかけてはイチゴ、夏にはマンゴーや桃、メロン、シャインマスカットなど、旬のフルーツだけを存分に堪能できるデザートもおすすめ。店内のショーケースにはフルーツを使ったタルトやゼリー、クレープなどが並び、テイクアウトもOKだ。
    10種類以上のフルーツを使った華やかなフルーツパフェ
  • spot 31
    カフェ オリンピック
    巨大パフェやトルコライスで有名な老舗のカフェ&レストラン
    長崎市中心部の繁華街、浜町アーケードにあり、巨大パフェや長崎名物のトルコライスで有名。大きさだけでなく。味にも定評があり、年齢性別にかかわらず仲よしグループで巨大パフェをシェアする光景は幸せそのものである。
    高さ120cmのパフェ「長崎夢タワー」は数人でシェアして楽しもう
  • spot 32
    カレーの夕月
    これぞ長崎人に長年親しまれている三日月カレー
    長崎らしいステンドグラスを施したカフェ風の扉を開くと、スパイシーな香りが漂う。店内には古くからの常連さんの姿があり、どこか懐かしい雰囲気だ。創業は1958年(昭和33)、2016年(平成28)に現在の店舗にリニューアルオープンしたが、かわいい三日月型の盛り付けとカレーの味は創業以来変わらない。ひと口目はまろやかで奥深い味、ふた口、三口と食べ進むうちにスパイスのほどよい辛さが伝わってくる。ルーの色がオレンジ色なのも特徴だが、トマトは入ってないそうだ。たっぷりの肉と野菜とスパイスを秘伝のレシピで長時間煮込んだカレーは、唯一無二のクセになる味。カレーを引き立てる白米にもこだわり、銘柄や産地など厳選した米をふっくらもっちりと炊き上げている。スタンダードな「夕月カレー」(550円)に、ていねいに手作りされたかつやコロッケ、オムレツ、ハンバーグ、タマゴなどをトッピングすると、さらに満足感が増す。テイクアウトもできるほか、カレーパック(1個290円)も販売している。
    オレンジのルーを三日月形に盛り付けた「夕月カレー」
  • spot 33
    珈琲冨士男
    長崎の歴史が香る喫茶店で名物のサンドイッチとコーヒーを
    小説家をはじめ、多くの著名人が訪れた純喫茶「珈琲冨士男(こーひーふじお)」。店のいたるところに昭和の面影を残す。客は中高年ばかりでなく、意外にも20-30代の若者が多い。時代や世代を超え、今なお多くの人をひきつける名店である。
    座席数は26席ほど。カウンター席とテーブル席がある
  • spot 34
    和風喫茶志らみず
    水にまでこだわった甘味や軽食を味わえる
    1887年(明治20)創業の老舗の和菓子屋「白水堂(はくすいどう)」が手がける甘味処。観光客、常連客問わず連日多くの人で賑わっている。落ち着いた和テイストの店内には清潔感があり、心地よい空間。座敷の個室(最大6人まで、時間制限40分)もあって、ゆったりとくつろげる。ここではうどん(450円-)などの軽食のほか、3種の「ぜんざい」(各600円)や「みつ豆」(578円)、「団子」(600円)、長崎名物のミルクセーキといった甘味が種類豊富にそろう。あんこや蜜などはもちろん自家製。創業当時から変わらない、素朴でやさしい味わいだ。調理の際には水にもこだわり、「名水百選(環境省選定)」にも選ばれている「轟(とどろき)渓流(長崎県諫早市高来町)」のものを使用。長崎県産の新鮮な卵を使って作るミルクセーキはなめらかな舌触りが特徴で、最後までさっぱりとおいしく食べられる。国宝「崇福寺(そうふくじ)」から徒歩3分ほどの距離なので、散策途中に立ち寄りたい。
    卵、練乳、砂糖などで作るやさしい甘さの「ミルクセーキ」(700円)
  • spot 35
    崇福寺
    中国建築と和風建築が混在した、珍しい唐寺
    今から400年近く前に創建された崇福寺(そうふくじ)は、随所に縁起尽くしの趣向があり、また中国様式と和式の建築が見事に融合している点で大変おもしろい。長崎に残る、いにしえの中国の香りを感じてみよう。
    崇福寺は航海安全を祈って建設された
  • spot 36
    興福寺
    日本文化に影響を与えた僧たちの功績や中国の建築美を感じる寺
    崇福寺、福済寺とあわせて「長崎三福寺」のひとつである興福寺。日本初の唐寺だ。黄檗宗の高僧・隠元和尚ゆかりの寺としても知られる。広い境内は緑に囲まれ、実にすがすがしい。肩の力を抜いて、貴重な建物をじっくりと眺めてみたい。
    「南京寺」や「あか寺」とも呼ばれている
  • spot 37
    岩永梅寿軒
    長崎の町で190年以上愛されてきた老舗和菓子店
    1634年(寛永11)から続く中通(なかどおり)商店街にある、老舗の和菓子屋「岩永梅寿軒」。どっしりと風情あるたたずまいのなかに、親しみやすさもあわせもつ。長年にわたって長崎市民に愛されるこの店にはどんな魅力があるのだろう。
    味わい深い看板は大正時代に作られたもの
  • spot 38
    大守屋
    人々の願いが込められた長崎伝統の凧が180種以上そろう
    長崎伝統の凧を種類豊富に取りそろえた凧の専門店。大きさは手のひらサイズから両腕に抱えるほど大きなものまで7つを展開。90種ほどの伝統柄に加え、店主自ら考案したオリジナルの図柄も90種ほどあり、バリエーション豊かだ。長崎では凧のことを「ハタ」と呼び、3-5月にかけての春の風物詩になっている。1600年代前半にオランダ船に乗ってきたインドネシア人から伝わったとされる。そのため、ハタの伝統柄にはオランダ国旗を基調とした赤・白・青の3色が使われることが多い。長崎の町人たちによって考案された「波」「月」「コウモリ」「千鳥」「太陽」などの縁起のよい柄も次第に伝統柄に加えられていき、青空を彩るようになった。空高く軽やかに舞い上がる凧には「健やかな成長」の願いが込められ、贈答に使われることも。「大守屋」では子どもの名前や社名を入れたセミオーダーメイド凧も受け付けている。また、「凧作り」を実際に体験することも可能(3500円-、要予約)。作った凧は、実際に空に揚げて楽しむもよし、部屋に飾ってもよし!旅の思い出になるだけでなく、部屋のこじゃれたインテリアになること間違いなしだ。
    店中に鮮やかな凧が飾られている。値段はいちばん小さなもので800円-と、土産にもぴったり
  • spot 39
    cafe Bridge
    見た目も味も言うことなしの絶品スイーツを味わおう
    長崎観光の際、多くの人が立ち寄るスポット「眼鏡橋」。そのすぐ目の前にある店が「cafe Bridge(かふぇぶりっじ)」。散策途中にホッとひと息つきたくなるような立地のよさと、写真映えするオシャレスイーツが人気のカフェだ。
    「ベリーベリーパンケーキ」900円。プラス200-300円で好きなドリンクをセットにできる
  • spot 40
    ニューヨーク堂
    店内で一つひとつ手作りされる「長崎ならでは」のアイスクリーム
    1937年(昭和12)創業の、アイスクリームを主力とした洋菓子店。創業者がかつてニューヨークで大手自動車メーカー会長の専属シェフをしていたことが店名の由来になっている。ここのいちばんのおすすめ商品は「長崎カステラアイス」だ。テレビの人気バラエティ番組での紹介や口コミで火が付き、その評判が全国的に高まった。カステラは味の濃い、良質な卵を使って毎日ひと釜ひと釜店内で焼き上げている。アイスクリームの材料にもこだわりを見せる。「白玉小倉」味で使われるあずきは、北海道産のものを店内で炊いてほどよい甘さに味付け。「抹茶」味は製菓用のものではなく、製茶店から品質の高い抹茶を仕入れて使用している。「びわ」味で使うのはもちろん、長崎特産の茂木ビワ。アイスクリームとカステラの間からかわいらしいオレンジ色の果肉が顔をのぞかせる。食べるときには冷凍庫から取り出し、数分待とう。カステラがふんわりとし、アイスが少しやわらかくなった時が食べ頃だ。カステラのしっとりとした食感にアイスクリームのミルキーなコクが加わって、1つ、また1つと手が伸びてしまうおいしさだ。
    長崎カステラアイスは「バニラ」「白玉小倉」「抹茶」「びわ」「ストロベリー」「コーヒー」「チョコレート」の全7種(各350円)
  • spot 41
    コロッケ
    行列に並んででも食べたい! 唯一無二のコロッケ
    1975年(昭和50)の創業時から行列が絶えることのない、コロッケ専門店。1回に500個以上のコロッケを作り続けているという。コロッケの味は2種類。タルタルソースが載ったものは「カントリー風」で、ベーコンやコーンが入ってクリームコロッケのような味わいだ。店の看板商品となっているのが、デミグラスソースのかかった、その名も「コロッケ」。味の秘密は蒸したジャガイモと一緒に混ぜる自家製ホワイトソースにある。これが入ることでコロッケの味にコクとうまみがプラスされ、とろけるような食感が生まれる。「トルコライス」(1150円~)「ピラフ」(950円~)「コロッケランチ」(850円~)などフードメニューは全31種あり、ほとんどのメニューにコロッケが付く。たっぷりとコロッケを楽しみたい人には、5個入りの「コロッケミックス(930円)」がおすすめ。ボリューミーなのにペロリと食べてしまうおいしさだ。オーナー夫妻の温かな人柄にも癒やされる。
    写真は「コロッケミックス」。添えてあるスパゲティはモチモチとした食感がおいしく、コロッケとの相性抜群だ
  • spot 42
    自由亭喫茶室
    長崎港を一望できるクラシカルな空間で、優雅なカフェタイムを
    日本人初の西洋料理店を開業した草野丈吉。彼が手がけた「自由亭」はグラバー園内に移築され、現在喫茶室として利用されている。重厚な絨毯と上品なシャンデリアで彩られたクラシカルな室内では、明治初期に伝わったとされる西洋料理のレシピを現代風にアレンジしたビーフシチューやグラバーの故郷・スコットランドの伝統菓子をベースにした新しいスイーツ「クランベリータルトパイ」など、ここでしか味わえないメニューを提供。24時間かけてじっくりと抽出し、マイルドな味に仕上げる水出しコーヒー「ダッチコーヒー」とともに楽しみたい。長崎市の花・アジサイをイメージしたドリンクにも注目を。シロップを入れると鮮やかな色に変化する「紫陽花ソーダ」や、炭酸の粒をまとったゼリーがきらめく「紫陽花ゼリーソーダ」は洋館の窓際に映える美しさだ。見学ルート終盤、旧グラバー住宅にほど近い場所にあり、休憩スポットとしてもおすすめ。異国情緒漂う長崎を旅するなら、必ず訪れてほしいフォトジェニックスポットだ。
    別添えのレモンシロップを好みで入れて楽しむ「紫陽花ゼリーソーダ」800円
  • spot 43
    瑠璃庵
    びいどろ伝来の地・長崎で、本格的な吹きガラスを体験
    異国情緒と歴史ロマンを感じる南山手エリアに、本格的な吹きガラス体験のできるガラス工房がある。世界遺産の構成資産「大浦天主堂」のステンドガラス修復も手がける熟練職人の指導で、世界にひとつだけの作品作りに挑戦しよう。
    瑠璃庵では、型を使用せずに空中で息を吹き込んで自由な形に成形する「宙吹き(ちゅうぶき)」と呼ばれる技法を用いる
  • spot 44
    長崎街道かもめ市場
    長崎のおいしいものが一堂に! エキナカの話題のスポットへ
    西九州新幹線や新しい駅ビルの開業など再開発が進むJR長崎駅周辺。改札前にオープンした「長崎街道かもめ市場」には、長崎の「よかもん」「うまかもん」が勢ぞろい。お土産やご当地グルメなど54ものお店が集まった注目スポットを楽しみ尽くそう。
    長崎の海をイメージした青いグラデーションの美しいタイルが目をひく
  • spot 45
    諏訪神社
    390年を超える長崎随一のパワースポット
    諏訪・森崎・住吉の三社を祀る長崎の総氏神様。秋の例大祭「長崎くんち」の舞台であり、長崎市民が愛する神社。英語のおみくじもあるほど、外国人にも人気のパワースポット。
    立派な大楠が背後にそびえる荘厳な雰囲気の拝殿
  • spot 46
    月見茶屋
    神様のご利益にあやかる「おすわさん」のぼた餅
    長崎の総氏神様「諏訪神社」の参拝のあとに、必ず立ち寄りたいお茶屋さん。甘めのおつゆに細めのうどん。縁起物の手作り「ぼた餅」まで、ホッと一息つけるありがたい立ち寄り処。
    日本家屋のたたずまいの外観。茶色の暖簾が目印
  • spot 47
    長崎歴史文化博物館
    観光前に知っておきたい、長崎開港の歴史
    長崎と海外を結ぶ「海外交流史」をテーマとした貴重な美術工芸品、そして歴史資料を間近で観ることのできる博物館。ポルトガル船が入港し、多くのヨーロッパの文物がもたらされた長崎の歴史を学ぼう。
    白壁と石垣造りが目印の博物館
  • spot 48
    ミュージアムレストラン銀嶺
    長崎とともに歩んできた老舗レストランで本格トルコライスを
    ピラフ、スパゲッティナポリタン、ポークかつがひと皿に乗った「トルコライス」は、長崎で生まれた洋食として人気を誇る。こだわりの素材を使い、手作りされるソースなど上品な味を楽しみたい。
    奉行所を意識した建物の外観。周囲には緑が広がる
  • spot 49
    アンティック喫茶&食事 銅八銭
    究極のなめらかさ!ご当地スイーツ「食べるミルクセーキ」
    長崎を訪れたらぜひ味わってほしいスイーツのひとつ「ミルクセーキ」。全国的には「飲み物」として知られるが、長崎ではスプーンですくって味わう食べ物。きめ細やかな氷と卵、練乳を使ったやさしいかき氷風の夏のスイーツを召し上がれ。
    レンガのたたずまいに歴史を感じる外観
  • spot 50
    喜助うどん
    歯切れのよい「長崎細味うどん」を味わう
    長崎の台所と呼ばれる新大工町商店街。その一角にある食事処。ランチの定食から居酒屋メニューまで地元の人々に長年愛されている店だ。特に、細くて歯切れのいい「長崎細味うどん」は、ほかの地域にはない丸い麺になっており、独特のやわらかい歯ごたえをもつ。カツオをメインにいわしやさばからとった出汁は、テイクアウトで持ち帰る人もいるほど。小さいお子様連れの家族やお年寄りまで幅広く利用されている。細麺のうどんもいいが、自家製蕎麦も高い評価を得ている。うどんやそばにあわせていただきたいのが、国産鶏を使った唐揚げやチキン南蛮、ショウガ焼きなど。定食としても人気で、毎日食べても飽きない味が常連客を生んでいる。夜には居酒屋メニューも。雲仙ハムとじゃがいものチーズ焼きは島原半島の人気素材を使用。牛すじと豆腐の喜助風チゲなどオリジナルメニューや季節限定ものまでラインナップ。長崎のローカルキッチン的存在である喜助うどんで、長崎のソウルフードを味わいたい。
    焼き餅にエビの天ぷら、揚げなど7種類が入った「喜助うどん」(920円)はおススメ
  • spot 51
    千寿庵 長崎屋
    かわい過ぎる長崎カステラの新定番「長崎オマガリにゃすてら」
    生菓子にカステラ、干菓子や季節の落雁など、見ているだけでも楽しい和菓子の並ぶ長崎屋。特に「長崎県特産品新作展」で最優秀賞を受賞した「長崎オマガリにゃすてら」(680円)が話題だ。表面には「長崎ねこ」の焼印が施されている。モチーフになった「長崎ねこ」は、通称「尾曲り猫」と呼ばれ、シッポが曲がっていたり短かったりする猫のことをいう。鎖国時代、唯一海外と貿易していた長崎には、海外から多くの外国船が来航。ネズミ獲りの猫として東南アジアから一緒に運ばれてきたといわれている。また「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録された年に発売された「くだものにゃすてら」(820円)も見逃せない。こちらは美しい教会のステンドグラスをイメージし、ザラメの代わりに甘酸っぱいドライフルーツが底に敷き詰められた逸品。お土産にぜひ持ち帰りたい。
    長崎市民の台所「新大工町商店街」の大通りに面している
  • spot 52
    甘味処 茶菓
    和と洋がミックスされた愛らしい創作団子
    長崎市の台所と呼ばれ、地元の人が行き交う新大工町商店街。その一角にあるアットホームな甘味処。日本古来の米粉を広く食べてほしいという店主の想いから始められたお店だ。こちらの人気商品は、なんといってもバリエーション豊富な創作団子。シンプルな「みたらし団子」(120円)は、びっくりするほどやわらかく、子どもから大人まで地元に愛され続けるやさしい味になっている。ほかにも、団子の生地にコーヒーを練り込みチョコレートでコーティングされた「モカチョコ」(150円)や栗餡が載った「モンブラン」(140円)、ピンク色がかわいい「ストロベリーチョコ」(140円)など写真映えする団子が約20種。どれも甘さ控えめで上品な仕上がりに。また桜や名月、雪だるまなど季節にあわせた団子も期間限定で登場予定。テイクアウトがメインだが、店内にはうどん等の軽食、抹茶やコーヒーなど飲み物とセットで団子を味わえるイートインスペースもあるので、散策途中に立ち寄ってホッとひと息ついてほしい。
    定番のみたらし、海苔巻き、ごま、三色団子。イートインでお団子と飲み物のセット640円~
  • spot 53
    長崎市亀山社中記念館
    坂本龍馬ゆかりの地、日本初の商社といわれる亀山社中跡地に立つ記念館
    日本の新しい夜明けを願い、倒幕に燃えた風雲児「坂本龍馬」。長崎に何を求め、何に希望を抱いたのか。亀山社中、そして海援隊として一緒に行動した仲間たちとのドラマを肌で感じてみよう。
    情緒ある石畳の道の途中「亀山社中の跡」と書かれた碑が目印だ
  • spot 54
    若宮稲荷神社
    新しい時代を切り拓いた坂本龍馬ゆかりの神社
    長崎市街地を望む緑豊かな高台に位置する若宮稲荷神社。1673年(延宝元)に創建され、「商売繁盛」「五穀豊穣」「家内安全」「交通安全」「漁業繁栄」など生活に密接な守護神として、広く親しまれている。勤皇稲荷神社とも呼ばれ、明治維新前後に活躍した坂本龍馬をはじめ亀山社中の面々がたびたび参拝し、日本の新しい夜明けが一日も早く来ることを祈願していた場所でもある。これにちなみ龍馬御守や絵馬、龍馬御朱印なども頒布。思わず手に取りたくなる授予品は参拝者の間で人気だ。毎年10月14日から15日に行われる「竹ン芸」(長崎市無形文化財)は、稲荷神社の使いである狐が若宮社の御神徳を喜び、裏の竹やぶで遊ぶ様を表現したものだとか。その踊りの起源は中国人の居留地で行われていた羅漢踊(らかんおどり)といわれている。男狐・女狐に扮した若者が10m余りの竹の上で逆立ちをしたり、竹から竹へと飛び移ったり、独自の曲芸を披露し奉納している。近隣には長崎市亀山社中記念館や亀山社中資料展示室もあり、春は桜、秋は紅葉も楽しめるロケーション。散策途中に落ち着いた時間を過ごすのにオススメだ。
    美しい朱色の拝殿。ここから本殿へと連なる渡殿(わたりでん)は、巨岩の上に立てられている
  • spot 55
    風頭公園
    長崎の港と街を一望できる緑豊かな公園
    季節を感じる緑豊かな園内を散策しながら、海の向こうに思いを馳せた幕末の志士たちも眺めたであろう、長崎のダイナミックな景色を堪能しよう。サンセットから夜景までの変わりゆく景色は圧巻だ。
    一歩、足を踏み出した坂本龍馬之像。春になると周囲は桜の花で埋め尽くされる
  • spot 56
    小川凧店(長崎凧資料館)
    長崎独自の伝統工芸「ハタ」を間近で学び体験できる手作り凧専門店
    長崎では「凧(タコ)」のことを「ハタ」と呼び、春と秋の行事として「ハタ合戦」が行われてきた。\諸説あるが、オランダ商館が置かれていた「出島」で不思議な凧を揚げている異国の船員を日本人が発見。それが何かとたずねると「パタン(インドの凧)」と答えたそう。それが訛って「ハタ」になったのだとか。1907年(明治40)創業の小川凧店では、3代目店主・小川暁博さんが長崎凧作りを続けている。手軽に飛ばせるミニ凧から伝統的な凧まで豊富な品ぞろえが魅力だ。店内には実際に凧を製作している工房と、凧について学べる資料の展示もあり、じっくり見学することができる。制作に関しては、一年を通してさまざまな作業工程がある凧作り。まずは採ってきた竹を寝かせ天日干し。和紙を染色したり、竹を細く削り骨組みを組み合わせたり、どの作業も職人の技がキラリと光るものばかり。図柄は空で目立つように色を組み合わせデザインが施されているのが特徴だ。また事前申し込みにて、ハタ作り体験も受付けている(体験料要問い合わせ)。できあがったハタは最寄りの風頭公園で揚げて楽しむこともできるので、旅のアクティビティとしてもおすすめだ。
    緑色の外壁が目印。風頭公園入り口近く
  • spot 57
    思案橋
    鎖国時代の長崎の面影を残す、長崎県随一の歓楽街
    長崎県随一の歓楽街・思案橋エリア。かつての「日本三大花街」のひとつ「丸山」入り口に位置し、オランダ・中国貿易で賑わった鎖国時代には外国人や歴史の要人をはじめ多くの人が往来した。当時の名残色濃いスポットを散策しつつ長崎の夜グルメを満喫したい。
    路面電車電停「思案橋」側から見た入り口
  • spot 58
    桃太呂 思案橋横丁店
    もちもち、ふわふわ! 肉のうまみたっぷりの小ぶり「ぶたまん」 
    ほんのり甘みを感じるもちもちの生地の中には、玉ねぎと長崎県産豚のうまみを感じさせるジューシーなタネ。ひと口で頬張れるほどの小ぶりの豚まんの中に、創業60年のこだわりと技術が詰められた長崎名物だ。使用する豚肉は新鮮で上質な長崎県産のみ。すべて職人の手作業でブツ切りにしてほどよい食感を残し、その日の気温や湿度、皮の発酵状況などをしっかりと計算して仕上げた生地で、ふんわりと包んでいる。蒸籠の中に並べて大量の蒸気で蒸せば、長崎県民はもとより観光客からも愛されている伝統の味の完成だ。店舗は第1号店「銅座店」が都市計画にともなってほんの少し移転した「思案橋横丁店」をはじめ、「浜町店」「長崎駅店」など、アクセス・観光に便利な市内計5か所にある。蒸し立てほかほかをバーガー袋に入れて店頭で渡してもらえるので、食べ歩きグルメとしての人気も高い。お土産には、冷蔵保存が可能な「お土産パック」もおすすめ。地方発送も受け付けている。
    蒸気を上げる蒸籠には小ぶりの「長崎ぶたまん」がズラリ。各店舗で蒸したてを提供
  • spot 59
    桃若
    創業91年。4代で受け継ぐ滋味深いおでん
    店内に踏み入れると、中心に据えられたおでん鍋を囲うようにL字型のカウンター席。やさしいダシの香りとともに女将と4代目の若大将の笑顔に迎えられる、創業90年のおでん専門店だ。出汁は鳥をベースとしたやわらかで深い味わい。定番の大根、豆腐などのほどよい出汁のしみ加減、いわしかまぼこ「わしかん」やロールキャベツ、5種類の野菜の入ったきんちゃくといった自家製おでんだねに、ていねいで誠実な仕事ぶりを感じられる。味の決め手となる出汁は、創業当時から変わらないレシピ。煮詰まらないようにおでん鍋を湯煎し、長年受け継いでいる。おでんはもちろんのこと、店の雰囲気もじっくりと味わってほしい魅力のひとつ。カウンター席で隣り合わせた地元の常連客と観光客で話が弾み、すっかり打ち解けてしまうような家庭的な温かさと心地よさを感じられるのは、女将と若大将の人柄あってこそ。シメにはぜひ、秘伝の出汁で作る「おじや」を楽しんでほしい。
    ゆで卵をいわしすり身で包んで揚げた「竜眼」は長崎ならでは。自家製おでんだねもぜひチェックを
  • spot 60
    はくしか 銅座店
    長崎県産素材を用いた季節料理と「長崎おでん」を楽しむ
    長崎県産の海の幸、山の幸をふんだんに取り入れた和食ベースの創作料理と、新鮮魚介のうまみたっぷりの「長崎おでん」を楽しめる。「はくしか」のおでんは、長崎県平戸産焼きアゴ(トビウオ)、枕崎産かつお節、青森産貝柱、北海道産利尻昆布などの厳選素材を用いてていねいにとった出汁が決め手。創業以来変わらない淡口の上品さが特徴だ。こんにゃく、大根といった定番のほか、はんぺんや、はくしか特選揚げなどの自家製おでんだねが人気。おでんとあわせて楽しみたいのが、長崎らしさを感じる多彩な一品料理。明治時代に清国から長崎に伝わった卓袱(しっぽく)料理「はとし」や、味噌とネギを香ばしく焼いた「箱フグの味噌焼き」などには、特にファンが多い。コース料理や予算に応じた刺身盛りがあるので、接待や大人数での利用にもおすすめだ。ここから徒歩3分ほどの場所にある「浜町本店」はコの字型カウンターを囲む家庭的な雰囲気。シーンによって使い分けができるのも「はくしか」の魅力のひとつだ。
    季節を感じさせる前菜や、近海物の新鮮魚介の刺身盛り合わせなどを楽しめる、秋・冬コース料理の一例
  • spot 61
    国指定史跡 出島和蘭商館跡
    鎖国時代、日本と西洋を唯一結んだ人工島
    江戸時代に唯一、ヨーロッパとの貿易を許されていた出島。扇形の小さなこの島には蘭学と呼ばれた西洋の学問や、コーヒーや香辛料といった食文化などが持ち込まれた。当時の最先端が集まった人工島を散策しよう。
    19世紀初頭の出島をモデルに復元整備が進められている
  • spot 62
    長崎雑貨たてまつる
    長崎土産におすすめのポップな手ぬぐい
    歴史、文化、偉人、風景。長崎をいろんな角度から切り取り、ユーモアあふれる視点で描いた個性的な雑貨たち。くすりと笑えたり、へぇ~と勉強になったり。思わず誰かに話したくなる、カラフルな手ぬぐいを旅の思い出に。
    ひらひらと風にそよぐ手ぬぐいを目印に
  • spot 63
    長崎市遠藤周作文学館
    『沈黙』の舞台となった外海(そとめ)エリアで遠藤周作の文学に触れる
    長崎市から車で約1時間。角力灘(すもうなだ)を望む外海(そとめ)と呼ばれる地域は、「かくれキリシタンの里」として知られ、世界文化遺産に登録されている。ここは、キリスト教をテーマとした長編小説「沈黙」の舞台であり、遠藤周作が愛した場所だ。
    角力灘(すもうなだ)の広大な海を望む丘の上に立つ文学館
  • spot 64
    長崎市恐竜博物館
    美しい海を背景に大迫力の標本がそびえ立つ恐竜専門博物館
    2021年(令和3)に誕生した日本で3か所目となる恐竜専門の博物館。長崎県で発見された恐竜の化石や大迫力の全身骨格(レプリカ)が海を背景に並ぶ様子は圧巻だ。オープンラボもあり、大人から子どもまで楽しく学べる展示内容となっている。
    窓側の大きなスクリーンが一定時間オープンする常設展示。「軍艦島」まで見渡せる海を背景に恐竜化石が並ぶ様子が見られる
  • spot 65
    NOMOZAKI SHOP GAO GAO
    具材たっぷりのできたてケバブを恐竜気分でガブリ!
    トルコ人直伝の本場の味を提供するケバブ専門店。恐竜の先祖は鳥類だったことにちなみ「恐竜サンド」と名付けられたケバブは、香ばしく焼いたピタパンに肉と野菜がたっぷり挟まれていてボリューム満点。恐竜のように大きな口を開けて頬張れば、甘く味付けされたやわらかな鶏肉とフレッシュな地元産野菜に、10種類のスパイスを加えたオーロラソースがベストマッチ!肉は鶏肉、牛肉から選べ、ソースは甘口、中辛、辛口を用意。アボカド、チーズなどのトッピングもあるので、大人から子どもまで楽しめる。地元産魚介をふんだんに使用した揚げたてプリプリの魚のすり身あげ「かんぼこ」など、こだわりのサイドメニューにも注目を。ショップに併設された直売所では地ダコやイカ、コーンなどの「かんぼこ」のほか、総菜、パンといったグルメ、かわいらしい恐竜グッズを販売している。テラス席は「こども広場」に面しているので、ランチにはもちろん遊び疲れたときや小腹が空いたときの憩いのスポットとしてもおすすめだ。
    「恐竜サンド」は750円-(写真はアボカド入り850円)。写真はセットでお得な「アボカドセット」1300円
  • spot 66
    sourire × sourire
    繊細なスイーツと抜群の眺望を楽しむカフェタイム
    オレンジ色の海上用コンテナが青い海と空に映える、海沿いのスイーツショップ。ショーケースには、ホテルや結婚式場などで長年修業を積んだシェフパティシエによる繊細なスイーツがずらり。長崎県産フルーツやそのぎ茶を使ったカラフルなマカロン(4個セット864円)や、野母崎(のもざき)地区の風光明媚なスポットからヒントを得たユニークなネーミングのケーキから、こだわりと遊び心、地元愛が感じられる。人気商品は2種類のモンブラン。「野母んブラン」(イートイン550円)は和栗のやさしい甘さを引き立てており、「田ノ子島颪(おろし)」(イートイン528円)はフランス産チョコレートと栗の渋川煮に洋酒を利かせた大人の味。目の前に広がる絶景を眺めながら、チンバリーのエスプレッソマシンで淹れるコーヒー(550円~)とともに楽しみたい。夏季限定で登場する、手作りフルーツソースやオリジナルチョコレートソースたっぷりのかき氷、マカロンアイスやフローズンドリンクもぜひチェックを。
    手前は「田ノ子島颪」、奥は「野母んブラン」。モンブランの食べ比べもおもしろい。店の前には大潮の干潮時にだけ歩いて渡ることのできる「田ノ子島」がある
  • spot 67
    nomon’s cafe
    美しいビーチのそばのおしゃれなカフェレストラン
    「日本の渚・100選」「日本の水浴場88選」などにも選ばれている「高浜海水浴場」そばの「nomon’s cafe(のもんずかふぇ)」は、長崎名物のちゃんぽんから人気のハンバーガー、パンケーキなどのスイーツまで楽しめるおしゃれなカフェレストラン。素材にこだわったボリュームたっぷりのメニューがそろうが、なかでも人気なのは週末限定で登場するトルコライス。栄養価が高く甘みのあるブランド豚「きなこ豚」のカツレツ、チャンポン麺をナポリタン風にアレンジした「チャポリタン」などがひと皿に載っていて食べごたえ満点だ。特製の和牛すじカレーには、お好みで爽やかなスパイスが香る辛味調味料をかけて召し上がれ。揚げたてサクサクのさばの竜田揚げにフレッシュな野菜が入った「さば竜田バーガー」など魚メニューもおすすめ。店内には広々としたキッズスペースが設けてあるため子ども連れでも安心。約1km続く真っ白な砂浜とコバルトブルーの海を眺めながら、ゆっくりとランチ、カフェタイムを過ごそう。
    もちもちチャンポン麺に甘酸っぱいトマトソースがからむ「チャポリタン」ほかこだわり満載のトルコライス(1300円)。和牛すじカレーとカラフルかまぼこのチャーハンも絶妙
  • spot 68
    四川菜Rinrin
    中華スパイスが華やかに香る本格四川料理
    中華の巨匠・陳建一氏のもとで修業を積んだ野母崎出身のシェフが、本格四川料理を提供する「四川菜Rinrin」。カフェのようなおしゃれな空間で気軽に本場の味が楽しめるとあって、連日行列ができる人気店だ。看板メニューは、清の時代からの長い歴史をもつ四川料理「陳麻婆豆腐」。一般的な麻婆豆腐に比べ、中華スパイスによって香りや辛味、痺れを引き立たせ、味わいに深みと複雑さを高めているのが特徴だ。40種類のスパイスを配合したシェフ特製のラー油で、よりいっそう華やかな香りに仕上げる。辛さが苦手な人は、スパイスを控えた「麻婆豆腐」(1040円)がおすすめ。汁あり、汁なしの担々麺(各860円)や、プリプリのエビや野菜たっぷりの「五目酸辣湯麺」(980円)、中華スパイスがふんわり香るチャーシューが載った「チャーシュー麺」(860円)といった麺類も充実。皮から手作りする「レモンと大葉の焼き餃子」(5個745円)や、「杏仁風味のティラミス」(350円)などの人気サイドメニューもチェックを。
    「陳麻婆豆腐」(1150円)。仕上げにグッと火力を上げて餡の表面を焼き付け、食感を整えながら中華スパイスの香りを引き立てる
  • spot 69
    長崎のもざき恐竜パーク 水仙の丘
    水仙の香りに包まれる、長崎半島南端のビュースポット
    毎年12月下旬から1月中旬にかけ一面に水仙の花が広がり、ふんわりと甘い香りに包まれる「水仙の丘公園」。長崎半島南端の3つの小山からなり、それぞれに設けられた展望所からの眺望がすばらしい。特に軍艦島を見渡せる「北側展望所」は、軍艦島を観察できる望遠鏡やおしゃれなドラム缶のベンチなどがあり、フォトスポットとしても人気だ。「東側展望所」「西側展望所」からは野母(のも)漁港の町並みがぐるりと一望できる。丘全体が環境省「かおり風景100選」に選出されており、特に水仙の満開時には頂上まで続く小道がロマンティックに。丘のふもと、恐竜博物館の前にある「こども広場」は、恐竜をモチーフにした多彩な大型遊具が充実。広々とした敷地で全身を使って楽しめるとあって、週末には家族連れで賑わう。近くには大潮の干潮のときだけ陸続きになる「田ノ子島」もあり、散策やピクニック、磯遊びなど、四季折々の自然を楽しめるスポットだ。
    3つの山に合計約1000万球の水仙を植裁。例年1月には「長崎のもざき水仙まつり」が開催される
  • spot 70
    天然炭酸温泉のもん湯
    恐竜時代の地層に由来する高濃度天然炭酸泉
    大海原と軍艦島を望む抜群の眺望と良質な高濃度炭酸泉を堪能できる、「Ocean Resort Nomon長崎」内の温泉施設。疲労回復や冷え性に効果があるとされる炭酸泉に、天然の化粧水と呼ばれる「メタケイ酸」が多く含まれる泉質で、湯上がりはしっとりポカポカ。広々とした大浴場には源泉かけ流しの冷泉の湯船も備わっているので、健康促進に効果的な温冷浴をじっくりと楽しむのもおすすめだ。最近の研究で、全国屈指の高い炭酸濃度を誇る「のもん湯」の泉質について、湯に含まれる炭酸ガスが恐竜時代の地層に由来する可能性があると判明。恐竜の化石が多く見つかる野母崎エリアならではの天然温泉に、太古の昔に思いを馳せながら浸かってみては。浴場入り口に併設された「お食事処のもん茶屋」の料理も人気。野母崎の新鮮な海の幸をふんだんに使用した刺身定食や海鮮丼、長崎ちゃんぽんなど、ボリューム満点の定食がそろっている。
    湯船に浸かった目線の先には、海に浮かぶ軍艦島が見える。夕暮れや星空も美しい
  • spot 71
    Bremari
    軍艦島を望むロケーションでナポリピッツァを堪能
    目の前には青い海が広がり、視線の先には軍艦島。波の音をBGMに、絶好のロケーションと石窯で焼いたピッツァが同時に堪能できる。生地はイタリア産小麦粉、フランス産の塩や水と厳選した素材のみを使用。気候や天気にあわせて発酵を調整しながらしっかりと寝かせ、注文を受けてから成形し高温で一気に焼き上げれば、外はカリッと香ばしく、嚙むほどにうまみを感じる生地に。ピッツァの種類は18種類。マルゲリータ、クアトロフォルマッジといった定番から、長崎名物の角煮、アゴ(トビウオ)出汁が利いた明太子まで、多彩なメニューがそろう。サイズは1人用Sサイズも選べ、すべてテイクアウトOK。ピッツァに負けず劣らず人気の「石窯カレーライス」は、イタリア産トマトと生クリームたっぷりのコク深いカレーにモッツァレラチーズを載せ、石窯で焼き上げた自信作。和風の下味が付いた唐揚げや、写真映えするかわいらしいドリンクなど、サイドメニューも充実している。
    ピッツァプレートは、ピッツァにサラダ、唐揚げ、ポテト、ドリンクが付いたいちばん人気のお得なセット
  • spot 72
    軍艦島資料館
    「軍艦島」の歴史的価値、当時の様子を詳しく展示
    「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつとして、2015年(平成27)に世界文化遺産に登録された通称「軍艦島」こと端島。「軍艦島資料館」では、岩礁が切り立った小島に過ぎなかった端島が、どのような経緯で日本近代化を支えた人工島「軍艦島」となったのか、その歴史や建造物の価値、さらに当時の人々の暮らしや地下600mより深い海底での過酷な仕事の様子を、パネル、写真、映像によって詳しく展示している。1948年(昭和23)公開『緑なき島』、2015年(平成27)公開『進撃の巨人』などでロケ地としても使用された独特な島の景観もあわせて紹介。古写真や4K映像によるムービーコーナー、軍艦島の模型、無人島となった現在に残る生活用品等の実物資料といったリアリティのある展示内容が、当時の最先端技術を取り入れ、最盛期は世界最大の人口密度を誇ったとされる島の賑わいを体感させてくれるだろう。
    「軍艦島」の始まりから閉山、無人島となった現在の様子までがすべてわかる展示内容
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旅のヒント

  1. その1

    坂道や細く入り組んだ道が多いため市内の移動は路面電車をおすすめする。現金と交通系ICカードも使用でき、1回の料金は130円だが、1日乗車券が500円で販売されている。

  2. その2

    グラバー園や大浦天主堂のある地域には長崎新地中華街があり、長崎のご当地グルメを出す店だけでなくおしゃれなカフェも立ち並んでいる。

  3. その3

    国指定重要文化財に指定されている眼鏡橋にはハートストーンが埋め込まれており、恋が叶うパワースポットとして女性に大人気となっている。

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