岩瀧寺の滝

弘法大師・空海も美しさに感嘆したと伝わる壮麗な四段の滝

里に近い意外な場所に、幅約18m、延長約121mという立派な四段の滝がかかる} 里に近い意外な場所に、幅約18m、延長約121mという立派な四段の滝がかかる

江津市の東、大田市との境に近く、江の川(ごうのかわ)下流部の小さな支流・都治川(つちがわ)に、優美な四段の滝「岩瀧寺の滝」がかかる。滝の周辺では、都治川が「深山幽谷の趣」を漂わせる渓谷をなし、岩瀧寺谷と呼ばれる。ここは江津(ごうつ)市街から車で30分とかからない場所で、滝の上流には集落もあり、それほど深い山奥ではない。海岸からこんなに近く、これほどの渓谷美と立派な滝を見られる場所は、全国的にも珍しい。手軽に訪れることができ、深山を思わせる渓谷美と滝の絶景が楽しめる。周囲は春は桜に山ツツジ、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々に自然が美しい。吹き下ろす風でミストとなったしぶきが清涼を呼び、とりわけ夏には来訪者が多い。滝から2kmほど手前に「岩瀧寺」がある。もともと滝の近くにあったが、波積(はづみ)ダムの建設で移転した。弘法大師・空海が諸国行脚のおり、この滝の美しさにひかれ、修行の場にふさわしいと考え、かたわらに熊野十二所権現を祀る権現堂を建立。熊野山岩瀧寺が開創されたと伝わっている。

駐車場にはあずまやとトイレがあり、ここからも滝を眺めることができる} 駐車場にはあずまやとトイレがあり、ここからも滝を眺めることができる

2022年(令和4)7月に本体が完成した波積ダムは2023年(令和5)1月から試験湛水が開始され、滝のすぐ下流までがダム湖となる予定だ} 2022年(令和4)7月に本体が完成した波積ダムは2023年(令和5)1月から試験湛水が開始され、滝のすぐ下流までがダム湖となる予定だ

2012年(平成24)に波積ダムの手前に移転した岩瀧寺。元は真言宗で、大日如来を本尊とするが、現在は曹洞宗の寺となっている} 2012年(平成24)に波積ダムの手前に移転した岩瀧寺。元は真言宗で、大日如来を本尊とするが、現在は曹洞宗の寺となっている

スポット詳細

住所
島根県江津市波積町本郷178-12 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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最寄り

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