KADODE OOIGAWA(カドデオオイガワ)

静岡県最大級！お茶と農業をテーマにした体験型フードパーク

地元の名産・お茶を中心に「体験する」「飲む」「食べる」「買う」を楽しめる体験型フードパーク。お茶好きやSL好きはもちろん、子どもから大人まで満喫できる静岡県下で最大級の観光商業施設。

開放感のある無料の大型駐車場側スペース

2020年(令和2)秋にオープンした「KADODE OOIGAWA」は、大井川鐵道の門出駅に隣接する。車で向かう場合は、新東名高速道路の島田金谷ICから数分で到着する。建物は国道を挟んで両側にあり、無料の大型駐車場側の建物には約1200平方メートルと県下最大級の売り場面積を誇る野菜とお茶のマルシェが入っている。地元の農家から毎日届く野菜は直売所ならではの新鮮さが自慢。糖度が高く果物に負けない甘さのあるトマトをはじめとして、枝豆やメロンなど季節の野菜や果物が並ぶ。また、静岡県の認定ブランド商品「しずおか食セレクション」や「ふじのくに新商品セレクション」の入賞品をそろえたコーナーや、水産物や加工食品などを展示・販売するコーナーもあり、静岡県の食を堪能できる。

マルシェは静岡県下最大級の売り場面積

「買う」を楽しめる直売所の奥には「体験型お茶マルシェ」がある。「緑茶ツアーズ」は、参加者が緑色のポンチョを着て茶葉になりきって、製茶過程の蒸す、揉む、火入れを体験するアトラクションで、ツアーの最後には施設オリジナルの緑茶4種類の飲み比べができ、特製おちょこのプレゼントも付いている。また、「緑茶B.I.Y.スタンド」には16種類の緑茶が用意されており、お湯の温度や抽出時間によって変化する緑茶の味や香りを体験できる。8つの質問に答えて自分にぴったりな緑茶を診断したり、おみくじで緑茶を選べるなど遊び心もいっぱい。スタンプカードも準備されていて、全16種類を飲んでコンプリートすると「秘密のお茶」を口にできる。

緑茶ツアーズの最後は4種の飲み比べ

購入する緑茶を茶みくじで選ぶ人も

「食べる」も充実している。お茶漬けや緑茶バーガーといった静岡ならではの店も並ぶなか、話題となっているのが日本唯一のプロソフトクリーマーといわれる森川勇一郎氏が監修した全国初のソフトクリーム店。看板メニューの煎茶は3段階から濃さを選べる。煎茶の香りと鮮やかな色合いを保つため、その日に販売するぶんだけ、ハンドブレンダーを使って店で毎朝仕込んでいる。そのほかにも、静岡おでんや安倍川餅、静岡県民になじみの麩菓子・さくら棒を使ったものがある。歩道橋を渡って門出駅に隣接している建物に入っているのは、SLを見ながら食事のできる農家レストラン「Da・Monde(だもんで)」。蒸し野菜は好きなものを選んでから、その場で30秒間蒸して食べる。種類が豊富なジェラートも特徴でいちばん人気は落花生。生で仕入れてローストしている。ちなみに、店名は「～だから」を意味する静岡弁「だもんで」から付けている。

香りも色も楽しめる煎茶のソフトクリーム

窓からSLの通過も見えるDa・Monde

子どもたちにオススメなのはキッズパーク「ちゃめっけ」。思い切り体を動かし、自由な発想で感性をはぐくむスペースをコンセプトとしている。屋外には、ネット吊り橋や滑り台が付いたツリーハウスのほか、手漕ぎで進むテトロ列車、さらにはチョークで自由に絵を描ける大きな黒板がある。室内には茶畑をイメージしたトランポリンや富士山をモチーフにしたネットがあるため、雨の日でも目いっぱい遊べる。利用できるのは3歳から12歳まで。室内にある「サーカスの森エリア」では、ガラス張りの壁に簡単に消せる特殊なクレヨンで自由にお絵描きできる。天気に左右されず子どもたちが楽しく遊べる場所は、家族連れにはありがたい。

雨の日でも遊べる屋内キッズスペース