森永エンゼルミュージアムMORIUM(モリウム)&鶴見工場

その他の工場見学/実演

キュートなミュージアムとハイチュウ&小枝の製造ラインを見学

森永製菓の歴史と技術、商品を紹介するミュージアムが鶴見工場に2022年(令和4)1月オープンした。海外でも人気の「ハイチュウ」とベストセラーの「小枝」の製造工程を見学できるツアーはお土産も付いて評判だ。

MORIUMは森永製菓の商品をこれまでにないスタイルで紹介するミュージアム。仕掛けにワクワクする} MORIUMは森永製菓の商品をこれまでにないスタイルで紹介するミュージアム。仕掛けにワクワクする

多くの人に知ってもらい好きになってほしい

JR京浜東北線の鶴見駅から1.3kmほど北へ行ったところに森永製菓の主力工場のひとつ、鶴見工場がある。創業1925年(大正14)の工場では、ダース、ハイチュウ、小枝の人気商品を製造しているが、その工場で2022年(令和4)1月、ミュージアムとハイチュウ・小枝の製造ラインを見学できるツアーが始まった。100年以上の歴史を誇るだけに、それぞれの年齢ごとに懐かしさを感じさせる展示があり、親子3代で楽しめると好評だ。ミュージアムの名前である「MORIUM」は、MORINAGAのMORIとラテン語のARIUM(~の場所)の造語で、MORINAGAが生み(UMI)出す価値を体感してほしいという願いが込められている。見学予約は公式ウェブサイトからできるが、予約開始は不定期なのでウェブサイトをこまめにチェックしたい。

工場見学の集合場所であるMORIUM。チョコモナカジャンボやハイチュウをイメージしたベンチなどは映えるスポット} 工場見学の集合場所であるMORIUM。チョコモナカジャンボやハイチュウをイメージしたベンチなどは映えるスポット

森永製菓の歴史と商品を映像とガイドで紹介

工場見学は、森永製菓の歴史とこだわりを紹介する映像からスタートする。創業時の苦労や、広告やキャンペーン、ロングセラー商品へのこだわり、森永製菓の挑戦し続ける姿勢などをテンポよく解説する。シアターのあとは、ガイドが森永製菓の歴史と、ミュージアムの各スポットにフューチャーされた人気商品について案内する。歴代商品の数々は、見学者自身の歴史と重なるところがあり、人によって見入るスポットが異なるという。ところで、海外でも人気のハイチュウは、これまでに500種類以上が作られたというから驚きだ。今でも3か月から半年間隔で新しい種類が開発されるという。また、定番商品のひとつであるビスケットの「マリー」は「マリー・アントワネット」が語源、といった具合にトリビア的な解説が次々に披露され、参加者は興味津々で聞き入っている。

「ハイチュウ」はハイグレードなチューイングキャンディからのネーミング。世界各国向けに味が異なる} 「ハイチュウ」はハイグレードなチューイングキャンディからのネーミング。世界各国向けに味が異なる

ハイチュウと小枝の製造ラインを見学

製造工場の見学路に入ると甘い香りが漂ってくる。小枝の製造ラインでは、4本ずつにカットされた小枝が小袋に梱包され、箱詰めされる様子を見学できる。ビデオのフォローもあり、実際には見られない製造工程も知ることができる。一方ハイチュウは、砂糖、水飴、果汁などを混ぜて冷やし、次にロープ状に伸ばして、粒状にカット、丸めていく。鶴見工場ではパックに入ったハイチュウPremiumとおなじみのハイチュウminiを生産するが、ハイチュウの製造ラインではスピーディな機械の動きに圧倒されるだろう。衛生管理は徹底し、どちらの製造ラインも思ったより人が少ないのに驚かされる。これらを見学すると、小枝やハイチュウにいっそう親しみが湧いて、食べたくなるのが不思議。

小枝は定番の商品と季節ごとの商品があり、1日で製造される小枝をつなげると東京~名古屋間の距離に匹敵する} 小枝は定番の商品と季節ごとの商品があり、1日で製造される小枝をつなげると東京~名古屋間の距離に匹敵する

ハイチュウの見学フロア。床がハイチュウをイメージしたデザインになっている} ハイチュウの見学フロア。床がハイチュウをイメージしたデザインになっている

キョロちゃんも充実、かわいらしいショップ

工場見学からMORIUMへ戻るとツアーは終了となる。うれしいことに参加者は森永製菓の商品2点をお土産としてもらえる。MORIUMではオリジナル商品が豊富なミュージアムショップにも寄ってみたい。MORIUM限定のハイチュウは1975年(昭和50)発売当時のデザインを再現したパッケージ。昔の広告ポスターの絵はがきはアンティークながらも、斬新でおしゃれだ。やはり目を引くのがキョロちゃんグッズで、キョロちゃんのフォトスポットもある。時間があれば、再度ミュージアムの展示を見学するのもいい。森永製菓最初の店舗は東京虎ノ門にわずか6.6平方メートル(2坪)の広さだったこと、ロングセラーのミルクキャラメルがヒットすると偽造品が出回り、防ぐためにエンゼルマークが生まれたことなど、森永製菓の変遷と、生み出された商品が長年にわたって愛されてきた理由を知ることができる。

キョロちゃんの人形はもちろん、人形とお菓子がセットになった「キョロちゃんセット」が人気} キョロちゃんの人形はもちろん、人形とお菓子がセットになった「キョロちゃんセット」が人気

スポット詳細

住所
神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1 map map 地図
休業日
土日祝、年末年始、工場指定定休日

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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