雷5656会館

和菓子

浅草土産の雷おこしを自分で作ってみよう

雷おこしで有名な常盤堂雷おこし本舗。雷5656(かみなりごろごろ)会館には、商品の販売のほか、雷おこしを製造できる体験コーナー、製造工程が見学できる浅草工房があり、雷おこしのすべてを知ることができる。

切れ目を入れたおこしを手でちぎっていく。切れ目通りに切れなくてもOKだ} 切れ目を入れたおこしを手でちぎっていく。切れ目通りに切れなくてもOKだ

浅草観光の拠点にもなった建物

常盤堂雷おこし本舗は、本店を雷門の横に構える老舗の雷おこし専門店だ。おこし菓子の販売自体は平安時代にさかのぼるといわれ、さまざまな変遷を経て、雷門の横に本店を構えたのは1892年(明治25)とされている。この場所は1961年(昭和36)に本社が建てられ、1986年(昭和61)に「雷5656会館」としてオープンした。浅草寺本堂にほど近い場所という立地もあってか、浅草への観光客招致の拠点となったという。つくばエクスプレスの浅草駅からは徒歩4、5分、遊園地の浅草花やしきの脇の道を通って言問(こととい)通りに出ると、屋根の備え付けられたようなビルが見えてくる。

建物は6階建て。1階には観光バスが6台駐車できる駐車スペースがある} 建物は6階建て。1階には観光バスが6台駐車できる駐車スペースがある

浅草の名物土産の1つになった「雷おこし」

お菓子の名前に付く「雷」は、浅草寺の雷門にちなんだもの。「おこし」というお菓子は「米に蜜を和えて炒って作る」ものであり、古い時代から各地で作られ、お茶菓子として親しまれてきたという。雷おこしは江戸時代後半から浅草寺詣での土産として本格的に売られ始め、「家をおこす」「名をおこす」などの縁起物として多くの参拝客が買っていったという。「雷おこし」と聞くと、「硬い」「醤油味」というイメージがあるが、現在は硬さ、味ともにさまざまな商品がある。たとえば、やわらかさを追求し、抹茶、梅など4つの味を楽しめる「生おこし」、アーモンドやメープルなどを使った口あたりの軽い洋風おこし「チュララ」など、年齢を問わず楽しめる雷おこしが販売されている。

販売中の商品がずらりと並ぶ2階の売店} 販売中の商品がずらりと並ぶ2階の売店

料理を作る感覚で楽しめる製造体験

雷おこしにもっと親しんでもらいたい、こだわりを知ってもらいたいと始まったのが、雷おこしの製造体験(1人2420円)だ。2000年(平成12)に始まり、2018年(平成30)からはこの雷5656会館の売店奥にスペースを確保、常盤堂こだわりの材料を使い、お菓子を作るような感覚で体験を楽しめる。最初に講師が作成手順を見せてくれる。まずはおこし種を固める蜜づくり。おこし専用の水あめに砂糖、マーガリン、落花生を加えて焦げつかないように煮詰めていく。水あめが煮詰まって白くなってきたら、おこし種を入れてかき混ぜる。鍋に種がくっつかないように、木べらでさくさく切るようにかき混ぜるのがポイントだ。水あめとおこし種がよく混ぜあわさったら、おこしをのし盤に入れて伸ばす。のし盤いっぱいに伸ばしたら、おこしを裁断枠に入れて簡易カッターで切れ目を入れる。裁断したおこしを枠から出して手でちぎったら、自作の雷おこしの完成だ。できあがったばかりの雷おこしは温かく、歯触りもサクッとして、商品とはまた違ったおいしさを楽しめる。作った雷おこしは専用缶に入れて持ち帰りできるのもうれしい。また、自宅でも雷おこしを作ることができる「おこしキット」の土産も付いてくる。時間にして20~30分で、講師がついてくれるので小学生でも、料理経験がなくても楽しく体験できる。

水あめを焦がさないように、糸を引くようになるまでかき混ぜる} 水あめを焦がさないように、糸を引くようになるまでかき混ぜる

水あめと種を混ぜあわせたおこしをのし盤に入れて押し込むように押し伸ばす} 水あめと種を混ぜあわせたおこしをのし盤に入れて押し込むように押し伸ばす

自作した雷おこしは風神様の缶に入れて持ち帰ることができる} 自作した雷おこしは風神様の缶に入れて持ち帰ることができる

製造工程を見学できる工房もオープン

雷おこし製造体験を終えたら、館内の3、4階にある「浅草工房」の見学をするのもおすすめ。2022年(令和4)4月にオープンし、雷おこしの製造工程、種類、商品、店の歴史などを見学できる(スタッフ付きで1人1100円、土産付き)。見学コース最後の「雷おこしができるまで」のコーナーは、商品ごとにおこし種となる米または粉がずらりと並び、こんなにたくさんの原料があるのかとびっくりしてしまうような見どころ。原料から製品までを一貫して作っているというこだわりの感じられる展示だ。

工房のガラス越しに雷おこしを製造する職人の作業を見学できる} 工房のガラス越しに雷おこしを製造する職人の作業を見学できる

商品がどの原料から作られているかを分類してわかりやすく展示} 商品がどの原料から作られているかを分類してわかりやすく展示

スポット詳細

住所
東京都台東区浅草3-6-1 map map 地図
エリア
浅草エリア
電話番号
0338745656
時間
9:00-17:30
休業日
5月2日(月)、9日(月)、16日(月)、24日(火)、30日(月)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、Google Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY)
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

アニメスポット情報

※ナビタイム調べ

クチコミ

  • 6月12日に行きました
    3.0 投稿日 : 2019.06.14
    団体バス旅行の浅草観光でバスの駐車場兼買い物場所でここでお買い物をしました。1Fは観光バスの駐車場、二階は御土産コーナーになっていると思います。ここが浅草観光の出発地点で観光後のお買い物店という設定です。時間は観光+お土産で1時間の予定で早めに引き返しお土産を二階で物色しました。遠い昔にもここで団体バスのコースになっていたのを思い出しましたが3階以上では食事処のような記憶です。2Fで少々お買い物を...
  • 浅草観音堂裏に
    3.0 投稿日 : 2019.04.19
    一階は団体用の観光バスの駐車スペースのようで数台のバスが駐車していました。雷おこしの常盤堂の本店ビルです。雷おこしに製造体験もできる施設のようです。雷おこしを買い求めました。仲見世にも雷おこしを販売している店がありますが、ここではのんびりと品定めをしながら、買い物ができます。食事処も団体専用ではなく個人でも利用できます。
  • 雷5656会館にある茶屋、レストラン
    3.0 投稿日 : 2018.11.25
    1階はお土産フロアーです。蕎麦、天ぷら、甘味などをいただけます。ゆっくりできます。甘味のなかで団子が人気のようです。アジア系の観光客は(台湾)美味しそうに頂いていました。特製の餡子、タレは甘さが控えめであり、食べ飽きない味わいですが人気のようです。1本150円からです。天重をランチとして注文しました。柔らかくしっとりした衣の天ぷらに、上品な甘味のあるたれで味付けされていました。味噌汁、漬物が一緒に...

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アクセス

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