味処もん
登米の旅館の女将が考案したオリジナル丼
明治時代から登米(とめ)地方に伝わる名産品の油麩は、小麦のたんぱく質成分グルテンを植物油で揚げて作った「揚げ麩」。この食材で新たな名物メニューをと30年以上前に、地元旅館の女将(現・味処もん店主)が考案したのが「油麩丼」だ。それまでは油麩の料理といっても、味噌汁や煮物、炒め物に入れる程度。しかし甘じょっぱい丼つゆのしみた油麩を半熟玉子でとじ、椎茸やネギ、紅ショウガなどと組み合わせて味わうと、油麩が主役級のおいしさに。見た目はかつ丼や親子丼のようだが、油麩ならではの豊かな風味に魅せられる人も多く、地元名物として浸透していった。登米発祥のB級グルメとして人気となり、登米地区の食堂やレストラン7、8軒で味わえるようになった。また「油麩丼の会」も発足し、油麩丼普及のために地元有志たちが活動を行っている。登米地区に行ったなら、レトロな洋館や蔵巡りの途中に、「味処もん」に立ち寄って、元祖ならではの油麩丼のおいしさを満喫したい。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 油麩丼の元祖のようです
- 旅行雑誌で見て、油麩丼が食べたくなったので行ってみました。教育資料館という観光施設の近く、交通量が比較的多い道路沿いにありますが、お店の間口はそんなに大きくないのでわかりにくいです。駐車場もあるのかないのか不明です。近くの観光駐車場に停めるのをおすすめします。油麩丼は、割と量が多めでお腹いっぱいになりますが、おいしくいただくことができました。想像よりもあっさりした感じでした。席からは調理して...
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