Mallmall(まるまる)
人々が自由に行き交い集う、都城市のランドマーク
商業施設を再生した、都城市の新しいシンボル
市の中心街にある都城市立図書館は、かつて大型ショッピングモールだった建物を転用し、2018年(平成30)に開館。東上町通りに面したメインエントランスを入ると、1階フロアは壁が黒、床がグレーで統一されており、まるでホテルのラウンジのようなシックで洗練された空間が広がっている。中央にはショッピングモール時代のエレベーターと大きなドーム屋根をそのまま生かした吹き抜けのホールがあり、天井からやわらかな自然光が降り注ぐ。2階は「自宅のようにくつろげる場所」をコンセプトに、壁は白、床はグリーンを基調とした明るい雰囲気。子どもと大人が一緒に本を読むことができる「リビングのような席」、約170タイトルの雑誌を閲覧できる「MAGAZINE WALL」などがあり、人々が思いおもいに読書を楽しんでいる。また児童書や絵本が並ぶスペースにはマットが敷かれ、床に座ったり寝転んだりしながら、自由に本に親しめるのがうれしい。
本を好きになる仕掛けが満載の開かれた図書館
都城市立図書館の特徴の1つが、騒ぐのはNGだが、会話はOKという点。静かに本を読むだけでなく、親子で会話したり、学生たちが互いに勉強を教え合ったりと、ゆるやかな活気を感じられる場所となっている。また、ほどほどの静けさがありパソコンも利用できる「おだやかな席」、会話もパソコンも禁止されている「静かな部屋」、10代優先の「ティーンズスタジオ」などがあり、その時どきの状況や気分によって使い分けることができる。もう1つの特徴は、ショッピングモールだった広い空間を「歩いて楽しいストリート」に見立て、ショーウィンドーのようなイメージで書架を配置していること。館内のいたるところに置かれた木箱にはカテゴリーごとにおすすめの本が並べられ、図書館を訪れた人が興味を引く本を発見し手に取りやすくなっている。さらに、購入前の本の人気投票ができる「ショーケース」、気になる言葉から容易に本を検索できる「インデックス(さくいん)」など、ユニークな仕掛けが盛りだくさんだ。
情報と文化を発信し、人との出会いをはぐくむ「Mallmall」
都城市立図書館では、編集者やデザイナーなどのスタッフが市民の表現活動を手助けする「プレススタジオ」、若い世代が服作りを体験できる「ファッションラボ」、講演やワークショップが行われるギャラリーなどを備え、情報・文化の発信基地としての役割も担っている。図書館が立つエリアは、かつては街の中心として賑わっていたが、時代の流れとともに衰退。昔のように人々が集まる場所にしたいと造られたのが、図書館を中心とした複合施設「Mallmall」だ。セミナー室を備えた「未来創造ステーション」、キッチンや会議室を利用できる「まちなか交流センタ-」、子育てを支援する「ぷれぴか」などがあり、地域コミュニティの拠点となっている。また2022年(令和4)4月には「Mallmall」の向かいにホテル、レストラン、フードマーケットからなる商業施設「TERRASTA(テラスタ)」がグランドオープン。さらなる街の活性化が期待されている。
スポット詳細
- 住所
- 宮崎県都城市中町16街区15号 地図
- エリア
- 都城エリア
- 電話番号
- 0986365858
- 時間
-
[図書館]9:00-21:00
[未来創造ステーション]9:00-22:00
[まちなか広場]9:00-21:00
[まちなか交流センター]9:00-22:00
[保健センター]8:30-17:17(木のみ8:30-19:00)
[ぷれぴか]9:00-20:00(問い合わせ窓口終了17:00) - 休業日
-
不定休
[保健センター]土、第1・3・4・5日、祝、年末年始
[ぷれぴか]木、第3金、年末年始(12/29-1/3) - 備考
-
[図書館]0986-22-0239
[未来創造ステーション]0986-36-5720
[まちなか広場・まちなか交流センター]0986-21-6121
[保健センター]0986-36-5661
[ぷれぴか]0986-36-5858
情報提供: ナビタイムジャパン