川棚魚雷遠距離発射場

文化財

豊かな自然のなかに眠る戦争の遺物たち

「空気圧縮ポンプ室」では圧縮機を設置して、魚雷に空気を詰め込んでいたという} 「空気圧縮ポンプ室」では圧縮機を設置して、魚雷に空気を詰め込んでいたという

美しい大村湾のほとりにたたずむ戦争遺構。1918年(大正7)に建造された施設で、終戦まで佐世保海軍工廠(こうしょう)や川棚海軍工廠、三菱長崎兵器製作所で造られた魚雷の発射試験や最終検査・調整などが行われた。戦況が厳しくなり人手が不足するようになると、学徒動員が行われ、女子挺身隊員たちも作業にあたったという。施設の中心部には本部機能も兼ねていた「空気圧縮ポンプ室」。その東向かいには大村湾に突き出たように「魚雷発射場跡」があり、北に数分歩いたところには「探信儀領収試験場跡」が残る。一説には終戦後、「二度とこの場所を使うことがないように」と「空気圧縮ポンプ室」の屋根がはずされ、現在の姿となったといわれている。施設内部には木々が大きく枝を伸ばし、廃墟と緑のコントラストはアーティスティックでさえある。近年は美しくも異様な、その独特の風貌が注目を浴び、人気アーティストのプロモーションビデオや映画、アニメのワンシーンなどに登場。またコスプレイヤーの撮影場所としても利用されることが多い。

「空気圧縮ポンプ室」内部には、センダン、アコウ、クスノキなど8本の樹木が生きいきと枝葉を茂らせている} 「空気圧縮ポンプ室」内部には、センダン、アコウ、クスノキなど8本の樹木が生きいきと枝葉を茂らせている

内部がレンガで造られている「魚雷発射場跡」。壁の一部は劣化し、崩れ落ちている} 内部がレンガで造られている「魚雷発射場跡」。壁の一部は劣化し、崩れ落ちている

海上にぽっかりと影のようにたたずむ「探信儀領収試験場跡」} 海上にぽっかりと影のようにたたずむ「探信儀領収試験場跡」

スポット詳細

住所
長崎県東彼杵郡川棚町三越郷151-1 map map 地図
電話番号
0956823131
時間
終日開放
休業日
無休
料金
無料
駐車場
あり(10台)
Wi-Fi
あり(かわたなFree Wi-Fi)
コンセント口
なし
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました