寧楽美術館
紀元前の収蔵品も!依水園内の小さな美術館
依水園の敷地内北側にある白壁に瓦屋根の端正な建物は、「寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)」。明治時代の末期から昭和初期にかけ神戸で海運業を営んだ大和郡山出身の実業家・中村準策と、準一、準佑の3代が収集した美術品を展示している。膨大なコレクションのうち神戸の本宅にあったものは第二次世界大戦下の神戸大空襲で焼失したが、奈良に疎開させていた美術品が難を逃れたという。古代中国の青銅器や拓本、古印、古鏡をはじめ、高麗・朝鮮王朝時代の陶磁器、日本の茶道具や古瓦など2000点以上に及び、なかには紀元前にさかのぼる作品も。さまざまな美術品を鑑賞できるように定期的に展示品の入れ替えが行われており、春と秋には江戸時代の文人画家・田能村竹田(たのむらちくでん)による、重要文化財の「亦復一楽帖(またまたいちらくじょう)」全十三図が一図ずつ特別陳列される。一般公開を始めた当初は依水園主屋で陳列を行っていたが、1969年(昭和44)、建築家の東畑謙三の設計により新たな建物が完成。屋根にはゆるやかな曲線を描く茅葺き屋根「大和棟」の意匠を取り入れており、依水園の風情に溶け込んだ建築美にも注目したい。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市水門町74 依水園 地図
- エリア
- 奈良公園エリア
- 電話番号
- 0742250781
- 時間
- 9:30-16:30 (最終入館16:00)
- 休業日
- 火(※ただし火曜日が祝日の場合は開園し、翌平日に休園)、年末年始、庭園整備期間:12月末-1月中旬
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 依水園の隣の美術館
- 依水園のすぐ隣にある小さな美術館で、入場券は共通。ちょうど加藤慈雨楼という人のハンコの展示をしていたが、専門家ではないのであまりよく分からなかった。
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- 依水園の中にある美術館
- 依水園の中にある美術館で、依水園の入園券で入館できます。関家から依水園を買いとった神戸の中村家が収集した美術品を展示しています。受付横に展示してある、奈良時代の小さな仏像にひかれました。
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- ここにあることは意味があるような気がしました
- 依水園の中にある美術館。依水園とセットで回るようになっています。中国や朝鮮の古美術品は奈良の文化にも関連がありそうな雰囲気もあって、その美しさと共に、ここにあることは意味があるような気がしました。
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