中之島香雪美術館

美術館

4.0

中之島エリア

大阪・中之島の超高層ビルで出合う、日本の「美」の世界

村山龍平が蒐集した珠玉のコレクションを公開・展示する、「香雪美術館」の2館目の美術館。国指定重要文化財19点をはじめとする数多くの美術品を有し、さまざまなテーマで特別展や企画展を開催している。

切子格子があしらわれたロビー・エントランス。「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」の4階にある

朝日新聞社の創業者であり、数寄者でもあった村山龍平(1850～1933年)の蒐集した美術品を紹介する美術館。神戸市東灘区御影の「香雪美術館」に次ぐ2館目の美術館として、2018年(平成30)にオープンした。美術館が立地するのは、中之島に立つ超高層ビル「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」の4階。館名は茶人でもあった村山の号「香雪」に由来し、ビジネス街の中心にありながら、茶の湯の世界における「市中の山居」を体現するかのような静寂な空間がつくり出されている。神戸・御影の香雪美術館は2023年(令和5)現在、施設設備の改築工事のため長期休館中であり、美術館が所蔵するコレクションの公開・展示はすべて中之島香雪美術館で行われている。

広々とした展示室。展示ケースには最新鋭のLED照明と超高透過ガラスが用いられている

香雪美術館が所蔵する美術品は、重要文化財19点、重要美術品33点を中心に、仏教美術や書跡、茶道具や武具など多岐にわたる。名だたる美術品を数多く所蔵しており、年に数回開催される特別展や企画展において公開している。展覧会のテーマも絵画をはじめ仏教美術や茶道具、陶磁器や刀剣、刀装具などバラエティに富み、いつ訪れても新たな出会い、発見があり飽きることはない。まだ公開されていない美術品も少なくなく、今後も多彩な内容の展覧会が開催される予定となっている。

原寸大で再現された「玄庵」。正面の土壁の部分が取りはずされているので、茶室内部もよく見える

中之島香雪美術館には2つの常設展示施設がある。その1つが香雪美術館(神戸市東灘区)の敷地内にある国指定重要文化財「旧村山家住宅」に建つ茶室「玄庵」を原寸大で再現した、「中之島玄庵」である。建物だけでなく下草や苔、手水鉢や灯籠などの「露地」全体が再現され、映像と照明によって四季折々に変化する空間演出がなされている。そしてもう1つは村山龍平の足跡を紹介した「村山龍平記念室」。村山の業績がパネル展示されているほか、「旧村山家住宅」の全景ジオラマ模型、洋館の居間の再現展示などが設けられている。なおミュージアムショップでは図録や紀要のほか、トートバッグや一筆箋などのオリジナルグッズも販売されている。
写真提供:中之島香雪美術館

村山龍平の生涯と業績をたどる「村山龍平記念室」。朝日新聞社の発祥の地である中之島の歴史についても詳しく紹介されている

「旧村山家住宅」洋館の2階居間が再現されている

ミュージアムショップも充実

マグネットやクリアファイルなど、オリジナルグッズも豊富にそろう

スポット詳細

住所: 大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階地図
エリア: 中之島エリア
電話番号: 0662103766
時間: 10:00-17:00(入館は16:30まで)
休業日: 月(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始
料金: 展覧会ごとに異なりますので、各展覧会ページをご覧ください。
駐車場: なし(同ビル内地下に有料駐車場あり)
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、Diners Club、その他)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、ALIPAY)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
英語メニュー: あり
滞在目安時間: 30-60分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可
雨の日でも楽しめる: はい

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

朝日新聞創業者、村山龍平のコレクション

投稿日 : 2022.12.07

肥後橋のフェスティバルホールの向かい側にあるビルの４階にある。あまり大きくないので、見るのにちょうどいい。「伊勢物語」に関する特別展をやっていたが、説明が専門的過ぎて、ちょっと難しかった。
聖徳太子の特別展を観に行きました。

投稿日 : 2020.12.05

大阪の中之島フェスティバルタワー・ウエストの４階にある美術館です。朝日新聞社の創業者である村山龍平（香雪）が取集した数多くの美術品を収蔵しています。聖徳太子の特別展が開催されていましたので、観に行きました。美術館の本館は、兵庫県の御影にあります。
朝日新聞創業者のコレクション

投稿日 : 2020.04.26

朝日新聞社の創業者の村山龍平のコレクションが中心。大阪が朝日発祥の地。だからここにある。新聞社の創業者でも、大金持ちになれた時代があった。今は昔…。